大学受験関連

スタディサプリ 化学の各レベルのレビュー

ども、所長です!

今回は「スタディサプリの化学」のレビューです。

大学受験における化学は「先取りできるかどうか」がかなり重要になる方が多いです。というのは、高3の10月になってようやく高校の化学が一通り習い終わるという進度の遅い高校があるからです。

一方で高2の間に高校範囲は一通り習い終わっている学校もトップの進学校では割とあります。

そんな中、トップレベルの生徒と同じ進捗で進めようと思ったときに役立つのが「スタディサプリです。

記事の著者

この記事を書いているのは東大出身のベテラン塾講師です。

専門は物理ですが、今回はレビューのために化学の授業の全レベルをスタディサプリで見てみました。

担当の先生

担当の先生は坂田薫先生

おきれいな女性の先生です。

話し方が劇的というか、物語を聞いているような抑揚の強い話し方です。ときどきドスのきいた声を出す男らしいところもあります。

いつの間にか物語に引き付けられるような感じでした。

図をふんだんに使った板書でわかりやすいです。

ときどき関西弁が出現します。YouTubeでも試しに少しだけご覧ください↓

↓坂田先生の著書を見てみる

 

講座の内容

化学については高1・高2については合同の1種類でこれが50講義あります。

化学基礎も高1・高2・高3で合同で8講義

高3・大学受験生の講座は5種類

  • スタンダードレベル化学<理論編>24講義
  • スタンダードレベル化学<有機編>22講義
  • 化学<無機編>12講義
  • トップ&ハイレベル化学<理論編>48講義
  • トップ&ハイレベル化学<有機編>27講義

です。

各講義が3本4本程度の動画でできていてその合計がだいたい1時間くらいです。

それぞれにテキスト(無料pdfダウンロード)がついています。

テキストは、講義ごとに少し書き込み余白のある説明部分、演習問題、確認テストと続きます。

これはどの講座でも同じ形式のテキストになっています。

それぞれのテキストのページ数は

  • 高1・高2化学309pうち解答52p
  • 化学基礎70pうち解答19p
  • スタンダードレベル化学<理論編>192pうち解答27p
  • スタンダードレベル化学<有機編>163pうち解答47p
  • 化学<無機編>98pうち解答27p
  • トップ&ハイレベル化学<理論編>315pうち解答50p
  • トップ&ハイレベル化学<有機編>208pうち解答57p

です。

講義は基本的に新単元説明、演習問題解説、が繰り返される形になっています。

確認テストは自力で解いて、答えを確認する形です。

講義が丁寧なぶん、解答はそれに比べるとたんぱくな印象を受けるかもしれません。

動画は再生速度を右下のボタンからいじることができて(パソコン版)、

  • 0.75倍
  • 1倍
  • 1.25倍
  • 1.5倍
  • 1.75倍
  • 2倍

と変更することができます。

スマホ版のアプリは高校大学受験講座のみの対応みたいですね。

ちなみに倍速再生機能については「よくあるご質問」のところに書いてありました。

スマホ版はアプリのみ倍速可で、アンドロイドアプリは1.4倍のみらしいです。

タブレットはアンドロイドだと制限があって倍速再生できないみたいです。

講座の難易度

それぞれの講座の難易度ですが、

高1・高2の化学の講座、化学基礎の講座は新単元として勉強できるくらいの易しいレベルです

MARCHやそれ以上の大学へそれなりに進学する高校の生徒でしたら、易しく感じると思います。

学校によっては初修の段階でトップ&ハイレベルの問題を扱う高校も存在すると思いますので、化学に関しては(数3と比べて)全体的に比較的易しめの難易度設定になっていると思いました。

理系で受験に化学を使う方は基本的にはトップ&ハイレベルまでの講義はちゃんと理解できるようになる必要があります

ここまで理解できればあとは学校でもらう傍用問題集をまるまる解ききることができるようになるはずです。

傍用問題集に関してはセミナー、センサー、リード、エクセルあたりでしょうか。

※個人で詳細の解答付きで購入できるのはエクセルのみですので、エクセルがおすすめです。

 

傍用問題集がまるまるちゃんと解けるようになればMARCHレベルくらいまでなら大抵の問題は解けるようになっていますので、スタディサプリの講義とセットで解き進めるのがいいと思います。

それ以上のレベルの生徒に関しては重要問題集や、もう少しレベルの高いものが必要な場合は標準問題精講や新演習となるでしょうか。

東大を含む大抵の大学は重要問題集くらいで十分ですし、それ以上の大学に関しても新演習以上のものを探すくらいならサッサと過去問演習に入るといいと思います。

この辺の参考書に関してはいずれ記事にする予定です。(ちなみに重要問題集は頻繁に新版が出るので新しいの出たら教えてください。リンク差し替えます。)

感想

良かったところ

やはりわかりやすい。これは間違いないです

図もきれいですし、話し方は抑揚があってストーリーが見える。それだけでやる気が出ます。

坂田先生自身が「手を動かして問題を解く」ように明言しているのも好感が持てます。

化学に関しては問題演習が大事で、演習量がある程度ものを言うことが分かっている先生に教えてもらわないといつまで経っても身につかないですからね。

復習として使う際には再生速度を上げられたり、予習で分からない部分が出たら、巻き戻したりできるのも良いです。

特に化学は新しい概念を使えるようにならなければならないことが多いのに、そこを理解していない生徒が多い。

塾講師の私からすれば、molの計算なんかは大抵複数回教えなければならないのが毎年のことです。

何回でも見返すことができるのが大きな強みです。

システム的な所で言うと無料体験もできることが強みかなと思います。

良くないところ

スタディサプリが悪いわけではないですが、この講義とテキストだけで受験が完結するほどの問題数にはなっていないです。

ですから、先生も繰り返し問題集にチャレンジするように言っています。

あと復習メインで使おうと思っている人には少し説明部分が長く感じるかもしれません。

ただ、化学に関しては1度習い終わったら講義を聞くより演習をする方が大事なので、ここはあまり気にしなくてもいいと思います。

おすすめな方

化学に関しては先取り学習用に作られているといっても過言ではないくらいです。

復習をメインに考えている方よりも圧倒的に予習で使うことをメインに考えている方向けのスピード感と問題設定です。

先取り学習しようとしている生徒にとっては丁度いい問題数だと思います。

高2では化学が学校で授業がなくて、高1高3で受験に必要なところを習うんです」というパターンや「学校の授業は全範囲習い終わるのが高3の秋なんです」というパターンの方はぜひ自習で先取りしてください。

高3の5月か6月、遅くても夏休み前には習い終わっている学校が多いですので。

よほど苦手でない限りは、高1高2化学の講座の初めから聞けば自分で学習を進めることが可能だと思いました。

化学が苦手だから挽回したいという方にも使えるツールだと思いますが、その場合は一応初めから全部講義を受けるのがいいですね。

化学に関しては以前習った知識が抜けているからついていけないということが(数学ほどではないにしろ)あるので、初めからぜひ挑戦してみるといいでしょう。

ただ、普通に初めから見るわけではなく、テキストの演習問題を解いてみて、苦手なところは1倍速、得意なところは1.5倍速などと調整することもできるのが映像授業の強みですね。

おすすめしない方

ある程度化学ができる方が一通り全て復習として使っておきたいというのはあまりおすすめしません。

それをするにはちょっと時間が掛かりすぎる気がします。

ある程度できるなら教科書なり参考書なりをご自身で読み進めた方が早いですし、情報量が多いでしょう。

「ある程度」というのはおおまかにはセンターで7割超えるくらいでしょうか。

※センター試験は共通テストに変わりますが、過去問にチャレンジしてみて実力を計ることはできます。

読んで分からなかった部分だけ講義を聞くというのはできるかもしれません。

それから、化学は本当に学校の授業が全く理解できない、傍用問題集も全く手につかない、といったレベルの方が挽回を目指して受講するのも厳しいです。

時間さえあれば、講義を頭から見て挽回することは可能ですが、その状態の人は時間がないことがほとんどな気がしますので、その意味であまりおすすめできないです。

講座の生かし方

最低限必要なのは問題集と資料集もセットで取り組むことです。

↓例えばこんなやつ

 

資料集がボロボロになるくらい使いこなせない生徒で化学の点数をまともに取れている生徒は見たことがありません。

同時に「手を動かして」と先生がやはり何度も繰り返しコメントされています。

スタディサプリ以外のテキストも必要でしょう。

具体的にMARCHレベルくらいまでを目指す生徒であれば、スタンダードレベルまでの講義をテキストの問題を解きながら挑戦し、

同時に対応する傍用問題集についても一通り解く。(発展問題は場合によってはスタンダードレベルだけでは解けないかも)

次にトップ&ハイレベルまでの講義を一通り受講し、同じく傍用問題集を解く。

このような流れかと思います。

それ以上の生徒に関しては、高1・高2、およびスタンダードだけでなくトップ&ハイレベルまでまるまる一気にテキストの問題を解きながらであれば挑戦できると思います。

それなりの時間はかかりますがその後、傍用問題集をまるまる全て、その後、重要問題集などのテキストにうつっていく形になるかと思います。



まとめ

今回は高校の化学の授業をレビューしました。

先取り学習に使えるかということですが、実際に使えそうというのが私の感覚です。

むしろ先取り学習用に作られているくらいの感覚になりました。

いずれにしてもやはり無料体験をなさることがおすすめです。

今回はここまでにします。

それではまた所長でした!