ども、ぽこラボ所長です!
今回は宅浪してるけど、ちょっと不安だな、と思う人向けの記事です。
これまで15年ほど塾講師をしていますが、宅浪で失敗した話は山ほど聞いても、宅浪で成功する例はたった数件しか聞いたことがありません。
特に5月6月くらいから勉強習慣が崩れてくるパターンは宅浪あるあるです。
そこで、ここからしっかり勉強して合格を掴み取るためのコツを解説します。
目次
宅浪の問題点は?なぜ5月から崩れる人が多いのか

まず、5月頃から勉強習慣が崩れるのはなぜか解説していきます。
これまでに何例か「全く同じパターン」で失敗している例を見ているので、その具体例から解説しますね。
その後、なぜそんな失敗をしてしまうのか、その理由についても触れていきます。
5月で崩れる人のパターン
5月で崩れる人はだいたい全く同じパターンで失敗します。
- 予備校はなんか合わないと思って宅浪を選択
- 4月あたりは割と勉強する
- 模試を受けても成績伸びてないから受けない
- 5月あたりから徐々に勉強時間が減る
- 生活習慣が乱れてくる
- 6月〜7月から全く勉強しない日も出てくる
- そのまま受験に突入して失敗する
こんなパターンですね。
宅浪が4月時点で完全に崩れている人はレアケースなんですよ。
たいていの人はさすがに4月は勉強します。
浪人生として最初の模試は5月あたりになるんですけど、ここで
とスルーしてしまうあたりから段々と崩れていきます。
5月くらいには浪人当初のモチベーションはだいぶ落ち着いてしまっているので、そこから徐々に勉強しなくなり、あとはダラダラと家で過ごすだけ。
最終的に大して勉強しないまま受験を迎えてしまいます。
結局失敗して、保護者に連れられて個別指導塾にやってきたり、家庭教師として指導を始めたりするのがあるあるです。
なぜ崩れてしまうのか
ではなぜこのようなことが起こるのか。
理由はいくつかありますが、大きくまとめると次の2つですね。
- 現状のヤバさが正しく理解できてない
- 一度失った習慣を取り戻すのは大変
現状のヤバさが正しく理解できてない
まず多くの宅浪生は自分のヤバさが正しく理解できていません。
浪人生で、本当に最初に第1志望校に設定していた大学に受かる人はかなり少数派。
そういう受かる浪人生は、たいてい5月の模試からB判定以上取っているんですよ。
「模試を受けない」なんて言語道断。
E判定でも良いからまずは自分の勉強のできなさを受け入れる必要があります。
そして
私自身が浪人したときなんて、1年間ずっとA判定でしたけど、毎日10時間以上勉強してましたよ。
それが普通なんですよ。
その当たり前の感覚がないと、あるいは浪人の常識がないと、現状のヤバさを理解できずに浪人に失敗します。
と一度でも思ってしまったら甘すぎです。
一度失った習慣を取り戻すのは大変
現役時代から宅浪を始めて4月くらいまでは、勉強できていても、段々と勉強できなくなる人も一定数います。
特に夜型気味の人はかなり危険です。
夜型で浪人に成功する人がそもそも少数派なんで、宅浪なんてそれよりもさらに危険だと思っておいてください。
逆に言えば、それくらいのスケジュールで動けば12時間勉強なんて普通にできますから、やってる人はいます。
宅浪生はだんだんと寝るのが遅くなって、朝起きるのも遅くなって、だんだんと勉強時間が減っていきやすいんです。
そして一度崩れてしまった習慣を取り戻すのはかなり大変です。
それこそ学校みたいな強制力がないなかで、復活するのって大人でも厳しいもの。
まずは崩れないようにすること。そして崩れてしまったのであれば、強制力が必要になると考えておくべきです。
5月から塾・家庭教師を利用するメリット

ここまでに解説した通り、宅浪は一度勉強習慣が崩れてしまうと、ほとんどの場合、そこから成功することはできません。
その上、勉強習慣があったとしても、正しい勉強ができていなければ、落ちてしまうわけですから、けっこう宅浪で受かるのが難しいことは分かりますよね。
少しでも不安を感じたら、すぐにでも塾や家庭教師を利用してください。
利用するなら早い方がいいんです。
塾や家庭教師を使うメリットは次の通りです。
- プロの指導による効率的な学習
- モチベーション維持・向上
- 最新の受験情報と対策
それぞれ見ていきましょう。
プロの指導による効率的な学習
まずは効率的に学習できるというのが最も大きなメリットです。
基本的に次の3つは、宅浪と比べると圧倒的に改善されます。
- 個人に合わせた学習計画
- 素早い苦手科目の克服
- 勉強法の指摘
個人に合わせた学習計画
宅浪の場合は自分で学習計画を作らなければいけません。
そのためには、何時間もかけて調べに調べて、「どの参考書をやるのか」「どんな風に進めるのか」「いつまでに終わらせるのか」などを全科目分決めなければいけません。
時間がかかるだけならまだマシですが、自分で調べたものが本当に今の自分に適しているものか、自信を持って判断するのは難しいんです。
勉強しても成績が伸びなければ
と不安になりますよね。
不安が募れば、勉強に手がつかなくなるので、やはり自信を持って正しいと思える勉強計画は重要です。
塾や家庭教師を使えば、計画をプロに作ってもらうことが可能なので、お金はかかりますが、短時間で正しい計画が手に入ります。
その後、計画の妥当性に不安を感じる可能性も、自分で調べて作るよりは低いでしょう。
素早い苦手科目の克服

次は素早く苦手科目の克服ができるということ。
入試は100点満点以上がないので、最終的には苦手科目がない方が有利なゲームになっています。
苦手科目はできるだけ早く克服した方が模試の判定も安定するので、安心して受験勉強を進められるものです。
しかし、苦手科目を自力で克服するのは、かなり大変なんです。
苦手だからこそ、勉強法が正しいかの判断もできませんし、そのうえ、なかなか苦手科目の勉強時間は伸ばしにくいですからね。
プロを頼れば、正しい勉強法を教えてもらえますし、強制力があるので、苦手な科目でも勉強するモチベーションがわきます。
勉強法の指摘
最後は勉強法について。
何の参考書をやればいいのか、どれくらいのペースでやればいいのか、は今時調べればだいぶ分かるようにはなってきました。
ですが、勉強法は人によって細かい調整が必要になります。
よくあるのは
- 暗記に時間を使いすぎ
- 手を動かさなすぎ
- ミスに甘すぎ
- 科目ごとの時間配分が悪い
などの失敗ですね。
なぜなら勉強している本人としては、自信満々でその勉強法を採用していることがよくあるからです。
浪人に失敗する原因はこちらにもまとめているので、後で確認してみてください。

モチベーション維持・向上

次はモチベーションの維持や向上です。
これは言うまでもないですよね。
上述した通り、宅浪は勉強習慣を崩れないようにすること、そして崩れてしまったらできるだけプレッシャーのある環境に置かれることが重要です。
塾でも家庭教師でも構いませんが、定期的な面談があって、そこで学習の進捗がチェックされれば、習慣は崩れにくいですし、崩れても立て直しやすくなります。
最新の受験情報と対策
最後はおまけ的にですが、受験情報や受験対策も、塾や家庭教師を利用した方が細かい所まで手が届きます。
実際のところは塾講師も家庭教師も、ちゃんと調べれば一般の人でも分かるくらいの情報しか入手できない場合が多いんですけど、
じゃあちゃんと調べる浪人生や保護者がどれくらいいるの?と言われるとほとんどいないはずです。
各大学のHPや、募集要項を眺めても、だいぶ時間をかけないと何が書かれてあるのか理解するのも大変だと思います。
この辺は経験値のあるプロの方が、どこに着目してどうやって対策すべきか、短時間で調べて、短時間で正解に辿り着けるものです。
5月からでもOK!塾・家庭教師の選び方

ここまで読んでいただいて分かる通り、宅浪の場合は最低でも定期的にプロと進捗チェックする機会だけでも設けるのがおすすめです。
さらに言えば、すでに学習習慣が崩れているのであれば、急いでプレッシャーのある環境に進んでいくべきです。
基本的には個別指導であれば、いつから指導開始しても問題はありません。
個別指導であれば、塾でも家庭教師でも、その日からの授業料でOKですし、その瞬間に必要な指導だけを受けられます。
選ぶ際のポイントは4つです。
- オンラインも選択肢に入れること
- 実績を重視しすぎないこと
- 費用は得られるものベースで計算すること
- 結局は体験しなければ分からないことが多いこと
それぞれ見ていきましょう。
オンラインも選択肢に入れること

まず1番大事なのはオンラインも選択肢に入れることです。
特に保護者世代の方はオンラインでの受験指導にイメージが湧かないと思うんですけど、正直、指導内容自体はオンラインでもオフラインでもほぼ差はありません。
自習場所の確保のための自習室を検討する場合以外はオンラインでの指導も選択肢に入れるようにしましょう。
でも東京ってそこら中に東大卒講師がいるんですよ。
しかも今時オンラインならそんな講師から普通に指導してもらうことができます。
あえて対面だけに選択肢を絞る意味がありません。
実績を重視しすぎないこと
次に重要なのは実績を重視しすぎないことです。
というのも、実績なんて「たまたま通ってた生徒のレベル」でほとんど決まってしまいますからね。
たまたま賢い子が生徒でいたら、簡単に「東大合格」って書けるんですよ。
逆にどれだけ講師の質が良くても、入ってくる生徒の偏差値がそうでもなければ実績はゼロになります。
新人さんは残念ながら、実績だけは持ってないですからね。
さらに言えば、ある程度規模の大きい塾や予備校であれば、いくらでも数字の見せ方を工夫できます。
実績に騙されないようにしてください。
費用は得られるものベースで計算すること

費用は集団授業の方が安くて、個別指導の方が高いのは当たり前。
ですが、同じ1時間だけ見れば、個別指導の方が自分の身になっている時間は長くなります。
結局、同じだけの金額を払って、どれだけのものを得られるか、という得られるものベースで計算するのが重要ということですね。
予備校には通っていても結局ほとんど自分で勉強している人もいますからね。
こういう人にとっては、短時間の指導になったとしても個別指導塾や家庭教師を選択した方が安く済む場合もあります。
結局は体験しなければ分からないことが多いこと
最終的には、体験してみないと分からないことが多いのは事実です。
無料体験や格安の体験などは、積極的に参加しましょう。
意外と個別で教えてもらうことに嫌なイメージを持っていた方も試してみると、アリかもと思うことはよくあります。
試すだけまずは試してみましょう。
5月から学習を立て直すコツ

最後に塾や家庭教師を利用しながら学習を立て直すコツを解説していきます。
コツは次の5つです。
- 学習計画を立てる
- 1日のタイムスケジュールを決める
- 模試を受ける
- 進捗をチェックしてもらう
- 週に1回以上実践的な演習を挟む
学習計画を立てる
まずは必ず学習計画を立てましょう。
現状を「正確に」先生に伝えて、相談しながら計画を作っていくのがいいでしょう。
授業時間をガッツリ使ってしまって構いません。
むしろこの計画にこそ、お金を払う価値がありますからね。
どれだけ勉強してなくても、どれだけ情けなくても、正確に先生に伝えるのが重要です。
これから勉強して巻き返してやればいいんですから、今の学力が低くても何も問題はありません。
1日のタイムスケジュールを決める

次にタイムスケジュールを決めましょう。
学校の時間割をイメージするといいですね。
朝起きてから、夜寝るまでのベストなスケジュールを考えてみてください。
睡眠時間+勉強時間=20時間
までは勉強時間を伸ばすことは可能です。
実際に計算してみると分かるはずですよ。
そして決めたタイムスケジュールは何部か作っておいて、いつでも見られる状態にしてください。
スマホの壁紙、勉強机の正面、トイレ、食卓の正面などに張っておいて、目に入る状態にしておけば、自分にプレッシャーをかけられます。
模試を受ける
模試は必ず受けるようにしてください。
模試を受けない浪人生が成功することはまずないと思いましょう。
自分の実力に正確に向き合えないのに、正しい勉強ができることはありませんからね。
そして、模試を受けたら、どれだけ手応えがなくてもちゃんと復習して自己採点もするようにしてください。
進捗をチェックしてもらう

学習の進捗は、週に1回以上チェックしてもらうようにしましょう。
何がどこまで進んでいるのか、どれくらいの理解度なのか、正答率なのか、報告できるように勉強メモをつけておくといいですね。
勉強時間も報告できると、単位時間あたりに進む量が適切かどうかもプロが判断できます。
ここでも重要なのは「絶対に嘘をつかないこと」です。
進んでなくても構わないので、正確な情報を伝えてください。
できなかったときは「できなかった」と正直に言えるメンタルを鍛えていきましょう。
週に1回以上実践的な演習を挟む
ある程度、学力がある場合は、週1以上で実践的な演習を挟みたいですね。
具体的には合格最低点の6割〜8割くらい取れるのであれば、過去問や共通テスト系の演習などをして、得点を計算するのがおすすめです。
やはり数字に向き合う方が、ミスに真摯に向き合うようになりますし、自分にプレッシャーがかかります。
プレッシャーがある方が勉強習慣を維持しやすいのは間違いないので、ぜひ実践してみてください。
5月から挽回して合格は可能!塾、家庭教師をフル活用しよう!

宅浪は勉強の習慣が崩れないように、勉強し続けなければいけませんし、一度崩れてしまったらできるだけ早く強制力のある環境を準備しなければいけません。
習慣が崩れてしまっても、大学受験へのモチベーション自体が保てているのであれば、塾や家庭教師を活用して、挽回は可能です。
適切なプレッシャーのもとで、正しい勉強をできれば、成績を大きく伸ばすことができます。
最後まで本気で勉強に向き合って、理想と比べて勉強できてない自分にも向き合って、受験まで走り抜けましょう。
それこそが合格を勝ち取るための唯一の方法です!
もし、家庭教師に興味があれば、私も毎年人数を絞って指導しています。
生徒数を絞っているので、早めにチェックすることをおすすめします。
- 指導可能な生徒さんの条件
- 指導しやすい時間帯
- 合格実績
- 指導可能な科目と対応できるレベル帯
- 指導方法
- 指導料金
- お支払方法
- お申込み方法