ども、ぽこラボ所長です!
今回は高校生向けに授業の受け方を解説します!
「勉強してるのに成績が上がらない」
「授業は理解してるけどテストでは点が取れない」
こういった悩みを持っている方は授業の受け方が悪いかもしれません。
あるいは予習や復習の方法が悪い可能性もあるので、この記事では
- 予習パート
- 授業中パート
- 復習パート
の3つに分けて解説します!
この記事を読んで、ぜひ授業を最大限に活かせるようになってくださいね!
目次
授業の予習は時間をかけすぎないのが最重要
まずは予習パートからです。
予習は
- 読解系の授業
- 問題演習系の授業
では必須です。
これらの授業では予習をしないと「聞くだけ」の学習になってしまって授業効率が落ちるからですね。
とはいえ、時間をかけ過ぎると毎日の生活に余裕がなくなったり、受験勉強ができなくなってしまうので、時間をかけ過ぎないのが最重要です。
各科目、週に1時間~2時間程度で終わらせたいところですね。
そうすれば、だいたい1日あたり1時間程度で終わることになるので、部活や生徒会をやっていても余裕があります。
もちろん受験勉強に取り組む時間もあるはずです。
特に英語や古典の予習で時間をかけすぎている人が多いので注意しましょう。
「時間をかけすぎないためにはどうすればいい?」
と質問されることも多いので、そのコツを4つ紹介します!
- 完璧を目指さない
- 時間を計ってテストのように取り組む
- 教科書ガイドやClearnoteを使う
- 辞書で調べる作業は授業中に行う
完璧を目指さない
予習段階では完璧を目指さないようにしましょう。
予習した後には必ず授業があるわけですから、分からなかった部分は授業で理解すればOKです。
分からない部分が完全に把握できれば、それで十分。
予習は分からない部分を探すために行うつもりで進めましょう。
時間を計ってテストのように取り組む
予習に時間がかかりすぎているのは、のんびり進めてしまっているから、という人もいます。
途中でスマホをいじったりして実は机に座っていた時間に対して集中していた時間は短い場合も多いのではないでしょうか。
予習をする際は制限時間を設定してテストを受けているときと同じ感覚で取り組んでみましょう。
意外とそれだけでも速く進むようになる人は多いです。
教科書ガイドやClearnoteを使う
予習で問題になるのは、答えが手元ないということ。
上述したように、完璧にする必要はありませんが、分からなさ過ぎると前に進まなくなるので、答えを探すのも重要です。
英語や古典の教科書に載っている文章の読解系の予習は教科書ガイドを利用すれば解説があるので、すっきり解決することができます。
教科書ではない学校専用教材の場合も、Clearnoteというアプリ/サイトを使うと訳が見つかることも多いので、試してみましょう。
また数学の問題も、意外とググってみると解答が出てくることが多いので、手が止まったら検索するのは1つの手です。
辞書で調べる作業は授業中に行う
辞書や文法書などで調べ物まで完璧にしておけば、予習としては完璧ではありますが、そこまでやるのは非現実的な人の方が多いはず。
かなり時間がかかってしまうからですね。
そこで辞書や文法書を使って調べ物をするのは、授業中に行うのも検討しましょう。
予習していれば、授業を遅く感じることも出てくるはずなので、調べものをしながら授業を聞くくらいの余裕は出てきます。
授業中は全てを吸収するのが大前提
つづいて、授業中に意識すべきことをまとめていきますね!
ポイントは以下の5つです。
- 書いていることではなく、言っていることを全て理解する
- ノートの綺麗さよりも理解を優先する
- 質問は自分に回ってくる前提で考える
- 分からなくても頭を止めない
- 半年以上続ける
書いていることではなく、言っていることを全て理解する
まずは黒板に書かれている内容ではなく、先生が言っていることを全て理解するつもりで授業を聞きましょう。
塾講師をしていると、授業ノートを見させてもらうこともありますが、ちゃんとノートを取っている人のノートを見ても、黒板に書かれていることが100%でないことは明らかです。
「黒板に書いてはないけど大事なこと」を口頭で説明していることも多いはずなので、そういったものこそできるだけメモをして、その場で頭に入れていくようにしましょう。
ノートの綺麗さよりも理解を優先する
ノートの綺麗さを優先するあまり、理解を置いてけぼりにしている人もときどき見かけます。
板書を写すのが追いつかなかったことが1回でもある人は、ノートを取るのが遅いです。
先生が書き終えるのとほぼ同時くらいに書き終えるくらいの感じで書きとれないと理解が伴わないことも多いはずなので、綺麗さはある程度捨てましょう。
極論、ノートは後で友達に見せてもらうのでもOKなので、授業中は一切ノートを取らず話を聞き続けるのでも問題はありません。
ノートを取ることよりも、理解することを優先してください。
質問は自分に回ってくる前提で考える
中学時代よりは少ないかもしれませんが、質問が回ってくることもあるでしょう。
質問は常に自分に回ってくるくらいのつもりで頭を働かせましょう。
塾講師としては、質問が別の人にいっている間、休憩している人がめちゃめちゃ多い印象です。
その休憩の時間分は、後で自習で回収しなければならないことを念頭においてください。
仮に授業中に5分しか休んでいなくても、年間で累積するとかなりの勉強時間の差になります。
※小学校6年間、中学校3年間の分も含めればかなりの差になっている人も多いのでは?
分からなくても頭を止めない
とはいえ、分からない内容に授業中に出会うこともあるでしょう。
それでも頭を働かせ続けるようにしてください。
数学などは分からない内容が出てきた瞬間に脳がフリーズしている人もかなり見かけますが、多くの人はフリーズするのが速いですし、フリーズ時間が長いです。
これまでの経験上、「等号1つ分の変形についていけていないだけ」なのに、問題全体が分からないと勘違いしている人は大勢いますね。
分からない問題に出くわしたときに、体力を使うのは分かりますが、そこで頭を止めると、止まった分は自習で補わなくてはいけません。
分からない問題に出会っても、「どこが分かっていて、どこが分かっていないのか」をハッキリさせるために頭を働かせてください。
分からないポイントがピンポイントで分かっていれば、後で解決するのもかなり簡単になります。
半年以上続ける
ここまでで解説したことができれば、かなり楽に授業を聞けるようになるはずですが、そんなに簡単に全てできるようにはなりません。
最低でも半年は意識的に取り組んでいきましょう。
半年くらいは続けないと習慣化しないですし、成績が上がるのにも時間がかかるのはふつうです。
そう簡単に成果が出るとは思わないように。
授業の復習は必要?問題演習を中心に!
最後に復習について簡単に触れていきます。
授業の復習の基本は問題演習です。
「授業ノートを見返す」といった作業はしなくてOKです。
問題演習する教材がなければ購入しましょう。
受験勉強で使う問題集を利用すると授業の復習をしながら、受験勉強も進むので一石二鳥ですね。
もちろん学校で配られている問題集を利用するのも悪くないですが、答えのないものは使わないようにしたい所です。
答えのない問題集は勉強効率がどうしても悪くなってしまうので、それを使うくらいなら別のものを購入して利用した方がいいでしょう。
各科目おすすめの参考書はこちらのリンク先から必要な記事をご覧いただければと思います。
ちなみに英語の長文や国語などの読解系の授業に関しては、問題演習できない場合もあると思います。
時間があれば暗唱できるくらい音読をくり返すのがおすすめですが、時間がなければテスト勉強の際に行うのでも問題ありません。
まとめ
今回は授業の受け方について解説しました。
予習は最低限の時間で、分からない部分をハッキリさせるために行いましょう。
授業中に大事なポイントは以下の通りです。
- 書いていることではなく、言っていることを全て理解する
- ノートの綺麗さよりも理解を優先する
- 質問は自分に回ってくる前提で考える
- 分からなくても頭を止めない
- 半年以上続ける
復習は問題演習をメインに進めてください。
それではまた、所長でした!