指導法

生徒にとって話しやすい先生とは?個別指導のコツ6選

ども、ぽこラボ所長です!

今回は「生徒にとって話しやすい先生とは?」というテーマ。

個別指導において、生徒との適切な距離感は非常に重要ですが、適切な距離感を保つために「話しやすさ」というファクターは非常に大事になります。

塾講師の新人研修をしている際に伝えている「話しやすい先生になるためのコツ」を6つまとめていきますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。

話しやすい先生になるためのコツ6選

話しやすい先生になるためには次のようなことに気を付けていくのがおすすめです。

  • 感情的にならない
  • 表情、トーンが豊か
  • 相づちの打ち方と数
  • 興味を持って話を聞く
  • 相手のリズムに合わせる
  • ちょうどいい質問をする

それぞれ解説していきますね!

感情的にならない

まずは「感情的にならないこと」です。

基本的に怒ったり、悲しんだり、はある程度抑えていくべきでしょう。

生徒が宿題をやっていなくても、思ったよりも進捗が悪くても、絶対に怒ったり悲しんだりしてはいけません。

※論理的に「諭す」のはOKですが、感情は必要ありません。

特に生徒とは関係ないところで怒ったり悲しんだりしている講師がときどきいるんですけど、これは最悪です。

講師の家庭で辛いことがあろうと、それは生徒さんには全く関係ありません。

親兄弟が大病を患おうと、パートナーと大喧嘩しようと、その感情を授業に持ち込んでいるようではプロ失格。

他にも、1つ目、2つ目の授業でストレスをためてしまっていて、それを3つ目の授業でぶつけるというパターンもよく見かけます。

これも3つ目の授業の生徒さんにとっては全く関係ないことですから、感情を持ち越さないようにしましょう。

ちなみにネガティブな感情がいつでも悪いわけではありませんし、ポジティブな感情がいつでも良いわけでもありません。

ネガティブな感情が推奨されるとき、ポジティブな感情が推奨されないとき、ってどんなときか想像できますか?

それは生徒の感情によって決まります。

たとえば、生徒が家庭で悲しいことがあったとき(塾講師をしていると生徒さんの保護者様が離婚されたり、保護者様と死別されたりという状況もないわけではありません。)に、やたらめったら元気な先生に担当してほしくはないですよね。

生徒の感情に少しでも合わせてあげるのは個別指導で人気が出る講師の常套手段です。

表情、トーンが豊か

新人塾講師の研修をしていて、この子は研修が楽だなと感じるのは「表情やトーンが豊か」な講師。

表情が乏しい人もときどきいらっしゃるのですが、こういう講師は生徒の好き嫌いが結構はっきり分かれてしまいます。

表情やトーンを豊かにする方法は「明るくする」だけが唯一の方法ではありません。

大事な所は少し小さい声で話したり、ゆっくり話したり、だけでも豊かになります。

また友達と話しているときと同じ程度の表情を表現できれば多くの場合は十分なので、無理して明るくしたりする必要はありません。

いつも通りをいつもと違った状況でも作れるかどうかは訓練次第です。

一度、自分の授業中の表情を録画でチェックしてみたり、トーンを録音でチェックしてみたりするのがおすすめです。

思っているのの3倍くらい頑張って丁度いいかも

と思えるかもしれません。

相づちの打ち方と数

相づちの打ち方に関しては、研修でもなかなか教えてもらえないかもしれませんが、めちゃくちゃ重要です。

正直これが上手なだけでかなり話しやすさは変わってきます。

ヤバいパターンが何個かあるので、ここに書いておきます。

  • 相手の話が終わる前に食い気味に相づち
  • 胡散臭いくらい感情が乗った相づち
  • ビックリするくらい表情のない相づち

大体これで網羅されていると思いますが、他にもあるかもしれません。

それぞれ少しずつ補足します。

相手の話が終わる前に食い気味に相づち

研修をしていて1番ヤバいと思うのは、相手の話が終わる前に食い気味に入ってくる相づちです。

このパターンの人は

この人本当に話聞いてる?

っていう印象を相手に与えてしまいます。

もし「せっかちな性格をしている」と1度でも言われたことがある人は要注意です。

胡散臭いくらい感情が乗った相づち

相づちが胡散臭い人って時々いますよね?

ここで「たしかにいるいる!」と思えない人は要注意です。

あなたがその胡散臭い相づちをする人かもしれません。

「う~~~っん、うんうん」

のように文字で表現すると「~」が入るような相づちをされている場合は個別指導にはあまり向かない相づちの仕方です。

一定の胡散臭さが漂ってしまいます。

これが大人数相手だと、こういった少し大げさな相づちの方がうまくいくことも多いので、絶対に悪だというわけではありません。

ビックリするくらい表情のない相づち

最後に表情のない相づち。

「あーはい。」

文字で表現するとこんな感じ。

「~」よりは「ー」で表現したくなるような。あるいは最後に「。」をつけたくなるような。

そんな相づちを打っている人は「少し怖い」という印象を与えてしまいます。

特に相手にとってみればあなたは「先生」とか「講師」とか言われる立場の人です。

±ゼロの状態ですら「怖い」と思われても仕方がないので、相づちに多少なりとも感情は乗せていきましょう。

このタイプの人は「はい」を使っている人が多いので、「うん」を使うようにするのがコツの1つです。

直すためには?

全体的に相づちを改善していく方法ですが、まずは他の人の相づちの仕方を意識して生活してみましょう。

そしていろんなパターンをインプットしたうえで、マネしてみましょう。

普段友達や家族と話すときに、話し相手の相づちをマネするだけでかなりいい練習になります。

最終的には生徒さんの相づちに合わせていくのがベストでしょう。

自分と同じ相づちの仕方をされて嫌な気分になる生徒さんは多くはありません。

興味を持って話を聞く

続いては聞く力。

相手の話をどれだけ聞けるか、というのは重要です。

相手と雑談を無限に続ける自信がありますか?

大事なのは「無限に」続けられるかということ。

興味のない話題だと話が続かないという人は多いと思いますが、そのままにしておくのは非常にもったいないと思います。

私は個別指導塾で講師をしていますが、生徒さんから教わることはめちゃくちゃ多いものです。

特に自分とは全然関わりのない世界に生きているJK(いつかこの言葉も死語になるかも?)から教わることは多くて、

10年前なら東方神起、AKB、
5年前なら坂道グループやYouTuber、
ここ最近はTikTokやBTSなど。

時代ごとに生徒さんから学ぶことは変わっていきますが、めちゃくちゃ多いことは変わらないです。

ここで挙げたものに関しては、正直ほぼほぼ興味はないですけど、興味がないながらも「これから興味を持つかもしれない」という体で話を聞くことはできます。

例えば、

「最近暇な時間は何してるの?」
「BTSをYouTubeで見てます」
「BTSって全然知らないんだけど、韓国出身の世界的に流行っているアイドルでしょ?」
「そうです!」

ここから先は質問し放題です。

「どこが好きなの?」
「どんな曲がおすすめなの?」
「ライブとか行ったことある?」

とにかく生徒に教えてもらいながらその場で調べればOKです。

オンラインで授業をしているのであれば、「この曲で合ってる?」とか言いながら画像共有していくイメージ。

そうやって生徒さんの気分を乗せといて、

もちろん、楽しいのは分かるけど、勉強の時間も確保しなきゃいけないからさー、、、具体的には、、、

と具体的な話へと入っていくと、相手もこちらの話を聞く姿勢が整ってきます。

とにかく質問をしまくっていくのがコツ。

興味がないものほど、わからないことが多いわけですから、質問はいくらでも思い浮かぶはず。

質問があんまり思い浮かばなかった場合は、次までに少しでも下調べして質問を準備してから行くといいでしょう。

~~についてあの後調べたんだけど、わかんないことだらけだったよ。たとえばさ、、、

のように聞けば、好感度爆上がりですwww

ちなみにめちゃめちゃ細かいことなんですけど、相手の趣味について聞き出すときは「趣味」という言葉を使うよりも「暇な時間って何してる?」って聞くのがおすすめです。

日本人はYouTubeやTikTokをだらだら眺めてることを「趣味」とは言わないんですよね。。。

相手のリズムに合わせる

次は相手の話をどんどん引き出すためのテクニック。

相手のリズムに自分のテンポを出来る限り合わせましょう。

特に普段「せっかち」とか「のんびりしている」とか言われている人は要注意です。

せっかちな講師はのんびりしている生徒からしたら話しにくい相手ですし、逆にのんびりしている講師はせっかちな生徒からしたら話しにくい相手です。

もちろん、完全に相手のペースに合わせるのは難しいとは思いますが、少しだけ相手のペースに寄せてあげるだけでも相手はかなり話しやすく感じるはずです。

普段の生活の中で「話しにくいな」と感じる人がいたら、ぜひ自分と話すペース、リズムが違っていないかどうかチェックしてみてください。

普段から頑張る必要はありませんが、お金をもらって指導するときには、プロ根性で少しでも相手に合わせに行く努力は続けましょう。

ちょうどいい質問をする

個別指導塾で塾講師をしていると特にあるのは、質問をして相手の理解度をチェックするという行為。

他の業態でも似たような状況はあるのではないかと思います。

このときにちょうどいいレベルの質問を出来るかどうかは非常に重要です。

特に塾講師の場合、これが出来るかどうかだけでも授業の進むテンポが圧倒的に変わってきます。

よくあるのが「難しすぎる質問をしてしまう」というパターン。

こっちは講師、あっちは生徒なわけですから、こっちの方が知識やテクニックが上なのは当たり前です。

自分基準で相手に質問をしてしまうと、相手にとってはめちゃくちゃ難しい場合があります。

私の場合は、東大の1~2年生くらいの新人塾講師を研修することが多いですが、彼らにとっては「説明するまでもないこと」で詰まってしまっている生徒は大勢います。

なんでこんなことが分からないんだろう?

と思うようなことが少しでも分かってくれば、ようやく新人を少しずつ卒業しかけているくらいでしょうか。

質問のレベルは質問の仕方でも変わってきます。

たとえば

「~~ってどういうことか説明して?」
「~~の==の意味って覚えてる?」
「~~の==の意味はAだっけ?Bだっけ?Cだっけ?」

だと、上から下に進むにしたがって質問のレベルは下がります。

質問が難しすぎて、少しでも生徒さんが回答するのに躊躇しているのが見えたら、質問のレベルを下げていきましょう。

質問は具体的にすればするほど、難しさが下がります。

「~~ってどういうこと?」という聞き方だと、オープンすぎるので、少しずつクローズドな質問へレベルを下げるのがいいですね。

1番易しいのが選択式。記述式だと答えられない質問も選択式だと答えられる生徒さんは受験を経験していたら想像できるはずです。

※ちなみに選択式の質問で外してしまっても「惜しい!」って言える講師がベテランです。

まとめ

今回は生徒にとって話しやすい先生になるためのコツを6つ紹介しました。

1つでも参考になるところはありましたでしょうか?

一気に改善するのは難しいので、1つずつでも改善していってくださいね。

それではまた、所長でした!

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