ども、ぽこラボ所長です!
今回は「信頼できる先生とは?」というテーマ。
生徒に成果を出してもらうには、自分の言葉を信用して、吸収し続けてもらう必要がありますが、信頼感のない先生の言うことは聞きたくはならないもの。
なんか生徒が言う通りに行動してくれない
と思っているのであれば、それはあなたの信頼感が足りないのかもしれません。
今回は、私が個別指導塾で講師研修をしていく中で、新人の講師たちに伝えている内容をまとめましたので、「信頼感」を勝ち取りたい人はぜひ参考にしてみてください!
目次
信頼できる先生になるためのコツ9選
最初に信頼できる先生になるためのコツを9個並べてみます。
- 清潔感がある
- プリントなどが整理されている
- 首尾一貫している
- ネガティブな言葉を使わない、陰口をしない
- ひいきしない
- 具体的なアドバイスをする
- 滑舌が良い
- 字がきれい
- 堂々としている
1つずつ解説していきます!
清潔感がある
まずは何よりも清潔感が大事です。
私自身全くおしゃれではありませんし、興味もありませんが、講師をする際には最低限の身だしなみはチェックします。
おしゃれである必要はありませんが、最低限の清潔感は信頼感につながりますので、チェックしてみましょう。
ここでは、めちゃくちゃ低レベルですが、絶対にクリアしておいてほしいポイントを書いておきます。
- 寝ぐせがないか
- 歯にものが挟まっていないか
- シャツやブラウスがしわしわでないか
- 靴下やストッキングに線が入っていないか、穴があいていないか
- 丈が合っている服か(これですらちょっとレベル高め?)
- 汗ジミがないか
- ほつれが見えるほどのボロボロのバッグや財布、靴を使っていないか
最低でもクリアしてほしいのはこの辺りでしょうか。
もはや「おしゃれ」とかそういったレベルではないですよね?
男性ならこれに加えて「ひげをそる」くらいが入ってきます。
たぶんここまで目線を下げて清潔感を意識しろと指導してくれる研修係はそういないと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
プリントなどが整理されている
プリント類は整理できていますでしょうか。
塾講師をイメージしてプリント類と書きましたが、もう少し広い範囲で商売道具と言ってもいいかもしれません。
楽器の個別指導なら楽譜類とか、スポーツなら器具類とか、キレイに整理していますか?
割と清潔感に通ずるところもあるのですが、キレイに整理できていないと信頼感を失います。
トイレの汚い飲食店とかコンビニとかだとイマイチ好きになれない感覚もあるのではないですか?
それと似たような感覚だと思っておくといいでしょう。
たとえば、塾講師なら
- 教室が汚い
- トイレが汚い
- 机が汚い
- プリント類が整理されていない
- 配ったプリントが読みにくいレイアウト
- 筆箱が汚い
などなど。こういう状況になっていませんか?
周りを見て確認してみましょう。
首尾一貫している
次に首尾一貫性。
この人、この間言ってたことと違うこと言っていない?
って人に出会ったことはありませんか?
特に新人の講師の場合は、上司の意見によって、自分が思っていたことが間違いであったと気づくことがあったり、勉強してみて以前と教えるスタンスが変わったり、ということがよくあります。
また感情的になって、普段は思ってもいないことを言ってみたりというのも「あるある」です。
基本的に、前言ってたことと違うことを伝える場合には、「前とは言ってることが違うんだけど、、、」と前置きをするようにしましょう。
考え方が変わった理由も合わせて伝えれば、首尾一貫性は保たれます。
問題なのは、知らないうちに言ってることが逆転していること。
これは生徒の混乱を招いてしまうので、注意しましょう。
普段から「理由」や「理念」「考え方」を生徒さんと共有する意識を持っておけば、首尾一貫性が崩れにくいことを覚えておくといいでしょう。
ネガティブな言葉を使わない、陰口をしない
普段からネガティブな言葉を使う講師は比較的多くの生徒さんに嫌われがちです。
自分ひとりの時に心の中で思っておく分には全く問題ないですが、生徒さんと個別指導で対面しているときに、ネガティブな発言はやめておいた方がいいでしょう。
もちろん、他の先生とか生徒さんの悪口とかもNG。
特に生徒さんがネガティブだったり、生徒さんがサバサバ系で悪口を結構言うタイプだったりすると引きずられることがあるので、要注意です。
1度自分の授業を録音してみれば、どんな言葉を使いながら授業をしているかわかるはずなので、試してみてください!
ひいきしない
個別指導でもひいきをしてしまえば、その噂は広まってしまうものです。
特に生徒同士のコミュニティがある塾だと「ひいき」は一瞬で広まってしまいます。
もちろん講師も人間ですから、生徒さんの好き嫌いはあるはず。
ですが、それが生徒さんに伝わるようではプロ失格です。
最低限「時間」は守るようにしてください。
授業時間の延長は1番見えやすい「ひいき」の形です。
あの子はたくさん教えてもらっているのに、私は教えてもらっていない
と思われても仕方ないですよね?
気をつけましょう。
具体的なアドバイスをする
アドバイスは具体的であればあるほど信頼できます。
たとえば、
テスト勉強しておいてください
はめちゃくちゃ抽象的。一方で、
テストはxページからyページまで出るので、問題集のaページからbページの問題を全部解いて、そのあと、解説を全部読みましょう。解説を読んで分からない所があったら、教科書の該当範囲を探して、そこも読むように。それでも分からない場合は質問に来てください。1周終わったくらいでテストで点を取れるとは思わずに必ず2周目をしてください。2周目は1周目で間違えた問題だけでOKです。2周目でも分からなかった問題は同様に解説を読んで、3周目、4周目と繰り返してください。問題集が終わって余裕がある人は資料集のc~dページを全て読んで暗記しておいてください。これも出来れば3周くらいは全部音読しつつ暗記するのがいいですね。
といったように、誰が聞いても同じ行動になるくらい具体的でなければなりません。
特に私のような塾講師という立場だと相手は勉強嫌いな中学生高校生です。
少しでも言い訳の余地があるようなアドバイスをしてしまうと、そちらの方向に流れてしまいがちです。
一応テスト勉強してきました!
とか言ってきます。何を?何分?どうやって?と突っ込んでいくとそれでは不十分という場合がほとんどです。
ちなみにテスト勉強の方法を伝えるときには、口頭で伝えるだけではダメです。
「忘れてました」って言ってくるので(笑)
紙で渡して「こちらも紙で持っておくからね」と言い訳をさせないくらいで丁度でしょう。
話がそれましたが、アドバイスをするときには、誰が聞いても同じ行動になるような具体的なアドバイスを。
滑舌が良い
滑舌は最低限良いほうが信頼できます。
塾講師をしていると、生徒さんが嫌う学校の先生の特徴も少しずつ情報として集まってきます。
残念ながら嫌われている学校の先生の特徴の一つが滑舌が悪いこと。
あの先生、何言ってるか分からないんですよねー
というような発言は割と頻繁に聞くので、あなたも滑舌に自信がないのであれば、トレーニングはするべきだと思います。
やはり聞き取りやすい言葉で話してくれる方の方が好印象を持ちやすいのは事実なので、講師をするから云々関係なく、普段から滑舌で損をしないようにしておきたいところです。
字がきれい
続いて字のキレイさです。
これも同じく
あの先生、字が汚くて何書いてるか分からないんですよねー
と言われて嫌われている学校の先生は割と大勢います。気を付けましょう。
これに関しては、割とトレーニングでどうにかなるものなので「字が汚い」という自覚がある人は改善しましょう。
まずは大きく書くようにしてください。
黒板だろうが、ホワイトボードだろうが、ノートだろうが大きく書けば多少字が汚くても何を書いているのかは判別できます。
生徒さんにも「字を大きく書くトレーニング中だから、小さくなってきたら言ってね」と伝えておいても良いと思いますよ。
あとはキレイに書くトレーニングです。
最低限、大きく書くことが出来ていれば、それ以上のトレーニングが必要な人はあまり見かけたことはないですが、自信がないなら練習するのがいいでしょう。
字は練習すれば上手に書けるようになります。
ちなみに図が汚いのも同様にアウトです。
汚い図を描く人ほど、図がぐちゃぐちゃになるまで書き込み続けるので、最終的な出来上がりの図が「何の図か分からなくなっている」ということが多いです。
生徒が後から見直して理解できる状態になっているかは常に意識してください。
描き直しは必須です。
堂々としている
最後は堂々としているかどうか。
これは割と難しいと思うのですが、この記事のここまでに書いたことをクリアしているのであれば、あとは「姿勢」と「話し方」でしょう。
話し方に関しては、ここで解説すると長くなりすぎてしまうので、割愛しますが、姿勢に関しては少しずつ改善させていくことができます。
自信のない講師ほど姿勢だけでも堂々とするようにした方がいいですね。
それだけで話し声も割と変わってくるので、特に普段ぼそぼそ話している人は要注意です。
まとめ
今回は信頼できる先生になるためのコツを9個解説しました!
1つでも関係のありそうなものは見つかりましたでしょうか?
ぜひ参考にして、改善できそうな所は改善してみてくださいね!
それではまた、所長でした!
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