ども、ぽこラボ所長です!
今回は「偏差値50の高校から東大に行けるか」を徹底的に解説します!
結論としては
正直かなり厳しいのは事実だけど無理ではない
という所ですが、これだけ聞いても
と思ってしまいますよね?
そこでこの記事では、偏差値50の高校から東大に行くために必要な3つのことを解説します。
必要な3つは以下の通りです。
- なぜ厳しいのか、その理由を把握すること
- 情報をしっかり集めて実行すること
- やり切る根性を絶やさないこと
この3つを1つずつ具体的に説明していきますね!
目次
偏差値50の高校から東大に行くのが難しい理由
まずは偏差値50の高校から東大に行くのが難しい理由を理解していきます。
次の3つが理解できていれば大丈夫でしょう。
- 中学レベルの理解が不十分
- 授業のレベルが低い、遅い
- 周りに仲間がいない(先生、保護者も含めて)
中学レベルの理解が不十分
偏差値50の高校に進学している時点で、中学レベルの内容で理解できていない部分があるはずです。
もちろん高校受験で失敗していて「本来なら偏差値70の高校に行くような実力があった」という人もいると思いますが、厳しいことを言うと、その入試に落ちている時点で中学レベルに穴があるのは間違いありません。
東大に行くような人は各都道府県立の高校入試問題くらいなら、受験勉強を大してしなくても全科目満点近い得点を取れます。
つまり高校入学時点で差があることは事実なので、それを埋めないといけない(=受験勉強のスタート時点で差がある)ことは最初から理解して挑戦しましょう。
ただし小学生中学生内容の差であれば、本気で勉強すればすぐに埋められるので心配する必要はありません。
大事なのは、それだけ後ろからスタートしても追いついてやるという気概を持ち続けられるかということ。
またその差を埋めない限りはどれだけ勉強しても、目に見えるような成果(模試で高得点を取るなど)が得られない覚悟を持つ必要があります。
授業のレベルが低い、スピードが遅い
偏差値50の高校と、偏差値70の高校では授業のレベルが違ったり、スピードが違ったりします。
学力の低い高校では発展問題として扱われている内容が、学力の高い高校では基本問題として扱われているイメージです。
それだけなら大した事はないのですが、もっとひどいことに、そもそも偏差値50の高校では習わない内容も、学力の高い高校では習うことがあります。
そういった内容は授業に頼らず自力で勉強する必要があるわけですね。
授業のレベル以外にスピードでも差があります。
全国的に授業進度の速い高校(東大進学者の多い高校)の場合は、高2のうちに、全科目とも高校内容を全て習い終えていることがある一方で、
偏差値50の高校だと、その内容全てを網羅できていない上に、それでも終わるのが高3の11月だったり12月だったりするのが当たり前。
基本的には学校に頼らず自力で勉強する必要があるということです。
大金を使わなくても、映像授業や参考書など必要な教材は充実しているので、自力で進めること自体はできるから心配する必要はありません。
とはいえ、「学校の授業を使えない」というのは、精神的にはけっこう辛い勝負にはなります。
周りに仲間がいない(先生、保護者も含めて)
偏差値70以上の高校であれば、周りに数人は東大を目指す仲間がいるので、情報交換もできますし、勉強の質も量も切磋琢磨できるのがふつうです。
受験生になれば、毎日10時間ずつ勉強していても全然ふつうのことなので、何もおかしなことはありません。
しかし偏差値50の高校だと、周りにそんな仲間はまずいません。
毎日10時間も勉強していたら、頭のおかしい人扱いされることもあるでしょう。
こんな逆境の中でも諦めない根性が必要です。
また偏差値の高い高校なら少々学力が足りてなくても、「東大に行きたい」という生徒さんに対して親も先生も「じゃあ頑張れ」となりますが、そうじゃない環境の方が一般的です。
「東大に行きたい」という生徒さんに対して、
「難しいからやめておけば?」
「もう少し楽に入れる所でもいいのでは?」
という言葉が返ってくることもあるでしょう。
「プロ野球選手になりたい」とか「プロの歌手になりたい」とかと同じような扱いをされるわけです。
友達も大人も悪意があってこういう風にブロックしてくるわけではなく、善意でブロックをしてくることが多いので、余計にメンタルに来るかもしれませんね。
頻繁に精神的に削られても、耐える必要があります。
まずは情報収集を!攻略法を知れば怖くない
東大だろうが京大だろうが「何をどう勉強すれば合格できるか」は調べればいくらでも攻略法は出てきます。
ですが、ほとんどの人は調べません。
いくらでも攻略法が落ちてるわけなので、それを利用する人と利用しない人で差が出るのは当たり前ですよね。
まずは調べよう!調べ物のコツは?
そこで、東大に受かるために必要な情報を調べるところから始めましょう。
調べもののコツを書いておくので、自力でやってみてください。
これらを自力でできない人は、少なくとも独学で東大に受かることは不可能です。
- 複数の情報源にあたるのが大事
- 全てが正しいとは思わないこと
- やってみないと分からないことも多い
複数の情報源にあたるのが大事
まずは複数の情報源にあたるのが大事です。
めちゃめちゃ当たり前のことですが、それができる人は世の中のほんの数パーセントにすぎません。
「東大に受かる」のも、
- 調べる
- その通りに勉強する
ができればいいだけですが、それをできる人はほとんどいません。
なぜか分かりますか?
調べるのは面倒だからです。
何か調べものをするときに、ググって出てきた1ページ目に載ってるリンクを「全て」踏んだことのある人は、この記事を読んだ人の中でもごく少数なのではないかと思います。
※それができているのであれば、その時点で東大に受かる才能があります。
ここ最近は、調べなくてもおすすめ(レコメンド)が出てくる機能が、どんなアプリにもついていますよね。
例えば、YouTubeやNetflixなどは利用者が興味のありそうなものをおすすめしてきますし、TikTokはその最たる例で、もはや調べながら使っている人はほとんどいないかなと。
東大に関しては攻略法がありふれているので、最低でも各項目10以上の情報源にあたりたいところです。
最初はかなり辛いと思います。調べるだけでもものすごく時間がかかるので。
でも東大をここで諦めたくないならやってください。
正直、勉強するよりは調べものをする方が全然楽なので、ここで脱落するのはもったいない話です。
全てが正しいとは思わないこと
複数の情報源にあたると分かりますが、全ての情報が正しいと思ってはいけません。
「完全に間違い」の勉強法が、検索順位の上の方に上がってくることはほとんどありませんが、「書いた人」にとって正しいものが、「読んだ人」にとって正しいとは限らないですし、情報が古すぎることもあります。
さまざまな情報源を見てみて、自分で判断するのが重要です。
やってみないと分からないことも多い
とはいえ、調べた情報を疑いまくって前に進まないのでは意味がないですよね。
正直な所、どの参考書がいいか、なんてやってみないと分からないことも多いもの。
「一旦試してみる」という姿勢も重要でしょう。
ちなみに大学受験に関しては、大きく外した参考書を選んでなければ、ふつうに受かります。
同じような用途の参考書なんて、どれを選んでも最終的に到達できる学力なんて大差ないからですね。
調べ物ができない人は受からない
塾講師を10年以上やってきた経験上、調べ物ができない人は途中で必ず伸び悩みます。
少なくとも独学では伸びが止まる可能性が高いですね。
※プロの塾講師などに任せれば、伸び悩まないこともあります。
例えば、英単語1つを辞書で調べるとしても、かなり複数の意味から正しいものを1つ探して来なければいけません。
理科や社会では資料集から適切なページを見つけてくるのも最初は苦労するはずです。
こういった能力は学力を伸ばすためには、ほぼ必須の能力と言っていいですね。
また大学に入ってからも、調べものができないと困ることになるでしょう。
大学生のレポート採点を、大学院生としてバイトでしていたときには、調べれば分かることができていなくてバツをつけまくった記憶もあります。
では何を調べる?宿題です
それでは、東大に受かるために調べなければならないことを列挙しておくので、以下のキーワードは全て調べて頭に入れてください。
- 「東大 文系(もしくは理系) 必要科目」
- 「東大 文系(もしくは理系) 出題傾向」
- 「東大 英語 参考書」(英語以外の全ての科目も)
これは本当に最低限なので、ここからさらに調べものが必要になる可能性が高いですが、まずは一旦最低限の調べものをしてみてください。
科目ごとの勉強法に関しては、私が書いた記事もあるので、以下のリンク先で興味のあるものは参考にしてみてくださいね。
やり切る根性を絶やさないためには?
上述したように偏差値50の高校だと、調べた攻略法をしっかりやり切るのにも苦労することが多いでしょう。
そこで、最後までやり切るために必要な心構えをまとめていきます。
やれるかな?の不安は何も生産しない
まず1番重要なことからです。
「私でも東大に受かるかな?」
「私でも最後までやり切れるかな?」
といった不安を抱くこともあるかもしれませんが、この感情が1番受験勉強の邪魔になります。
やれるかな?と思う暇があったら勉強してください。
やるしかないですからね(笑)
やれるかなと思っている時間は何も生産しません。
やってみないと不安は解消できない
実際には、勉強してみないと東大に合格できるかどうか分からないというのが事実。
野球を遊び程度でしかしていない人が野球選手になれるかどうか不安を感じるのは変な話ですよね。
やってみて(かなりの時間を投資して)ようやくプロになれるかどうか分かるわけです。
やってみない限り「受かるかな?」という不安が解消されることはありません。
A判定なんて最後まで出ない
東大に受かるためには模試などでも一定の成果を残す必要がありますが、現役生で東大模試のA判定を取れる人はほぼいません。
A判定は浪人生か、超難関高校の生徒さんがほとんど占めていると考えていいでしょう。
偏差値70くらいの高校でも現役でA判定を取れる人はかなり少数派です。
それでも勉強を続ける必要があります。
やってみて損することはない
「やれるかな?」という不安がある人の多くは、「最終的に受からないのであれば、挑戦したくない」という感覚があるはずです。
※無意識的な人も多いと思いますが。
「受からないなら勉強するよりは遊びたい」といった感覚ですね。
それなりに時間を投資しなければ、東大に受かることはないですし、向き不向きがあるのも事実です。
私は塾講師ですが、塾講師ですら、勉強以外に打ち込めるものがあるのであれば、そちらに打ち込むのも悪くない選択肢だと思っています。
一方で多くの高校生は「東大に受かってやる」くらいの規模の野望は持っていないでしょうし、勉強自体はやっておいて損をすることはほぼありません。
「特にやりたいことがないんなら勉強してみれば?東大に受かれば儲けものでは?」といった感覚で指導することが多いですね。
最終的に東大に受からなくても早稲田くらいには受かる人も大勢いますし、勉強の努力がなければ、その早稲田合格もないわけですから、悔しさは残っても「損した」という感覚を持つ人はほとんどいないでしょう。
何を捨てるかで生み出せる時間が決まる
東大に受かるためには、とにかく勉強時間が必要です。
何を差し置いても勉強時間を確保する必要があります。
そこで勉強時間を生み出すコツをまとめておきましょう。
自分が何に何時間使っているか把握する
まずは自分が何に何時間使っているかを把握するのが初歩の初歩。
高校生なら学校は固定の時間としてありますが、その中にも授業時間と休憩時間があります。
さらには部活の時間もありますが、その中にも休憩の時間があったりしませんか?
そうやって細かく分割して何に何時間使っているか把握するのが重要です。
特に家にいる間、自分が何に何時間使っているのか把握していない人の方が多数派です。
休日、「あっという間に夕方になっていた」という経験がある人は要注意です。
勉強時間が足りないなら何を捨てるか
勉強時間を増やすためには、何を捨てるかを意識するのが重要です。
ちょっと休憩、を減らすのが重要と上述しましたが、それ以外にももちろんガンガン捨てていかないと勉強時間が足りないというのはよくあることです。
偏差値50の高校であれば、「自習+学校授業」の合計時間が毎日10時間は最低でも超えていないと東大に受かることはありません。
※「毎日6時間集中すれば受かる」みたいな記事を見つけることもあると思いますが、あれはもともとかなり頭が良い人の例です。
これまでの指導経験上、部活があっても一般的な長さの部活であればギリギリ毎日10時間勉強には到達できます。
可能であれば毎日12時間程度コンスタントに勉強できるようになりたいですね。
12時間勉強するためには、何を捨てる必要があるでしょうか?
モチベーションが低い日でも勉強できる環境を整える
勉強に限らず、成長のためには継続が重要です。
自分以外の誰かのせいでモチベーションが下がる日もありますし、自分自信が原因でモチベーションが上がらない日もあります。
それでも勉強できるように環境を整えましょう。
モチベーションの下がることから逃げる
モチベーションの下がるようなことからはできる限り逃げるようにしましょう。
塾講師として指導をしていてよくあるのは、
「やりたくないんだけど、文化祭の準備を手伝わなくてはいけなくて…」
みたいなやつですね。
そんなの平然とサボって遊んでいる人がいるわけですから、自分もサボって平然と勉強しても問題はありません。
※実は口とは裏腹に文化祭準備を口実にして勉強の方をサボりたいのかもしれませんが。
他にも
「そこまで勉強なんかしなくても」
「明日、勉強頑張ればいいじゃん」
みたいに言ってくる人とは一定程度の距離を置きましょう。
別に絶交する必要はないので、最低限以上の会話をしないようなイメージですね。
勉強を応援してくれない人の言うことをわざわざ聞く必要はありません。
モチベーションの下がるものを手放す
ここまででも出てきましたが、スマホやゲーム機などは勉強のモチベーションを相対的に下げてきます。
本気で勉強に取り組みたいなら封印するのもありですね。
ゲーム機はダンボールに入れてグルグル巻きに封印したり、スマホは勉強に必要ないアプリを削除したりするとだいぶスッキリします。
毎日同じことをを徹底的にくり返す
モチベーションがなくても、ご飯は食べられますし、歯磨きもできます。
お風呂にも入れますよね。
勉強も毎日徹底的に同じことをくり返せば、モチベーションがない日でも「勉強するのがふつう」になってきます。
その状態を目指しましょう。
意外と1週間に2回だけ10時間勉強している人よりも、毎日10時間勉強をしている人の方が楽に勉強を続けられているものです。
まとめ
今回は偏差値50の高校から東大に行くための方法を解説しました!
大事なことは以下の3つ。
- なぜ厳しいのか、その理由を把握すること
- 情報をしっかり集めて実行すること
- やり切る根性を絶やさないこと
これを意識してチャレンジしてみてください。
無理そうかな?と考えるのは後でもできます。
まずは試してみることから始めてくださいね!(調べものの宿題から試してみるのがおすすめです。)
それではまた、所長でした!