こんな風に思ったことはないですか?
この記事を読めば塾講師でさえスタディサプリをおすすめする理由が分かります。
「勉強計画を立てる学習塾」でもスタディサプリは教材として活用されていることが非常に多いんですが、そんな塾でも活用されているんです。
この記事では「スタディサプリがおすすめな理由3選」と逆に「おすすめできない使い方」を解説するので、読み終えたら「なぜスタディサプリがおすすめされるのか」分かるはずです。
目次
スタディサプリとは?どういう教材?
まずはスタディサプリの簡単な説明をしておきます。
※すでに知っているよ!という方は次の見出しまでスクロールしてください!
スタディサプリは「映像授業」の「教材」です。
「月額2,178円」で「全科目・全学年の映像授業」が見られるオンラインの教材になっています。
※2023年4月現在の料金やサービス内容を紹介しています。
国語、数学、英語を全て視聴しても値段は変わりませんし、高1用の動画と高3用の動画を併用して視聴しても料金は固定です。
また授業テキストはPDFで無料ダウンロードできるので、(印刷代を除けば)無料でテキストを入手可能なサービスになっています。
塾講師が参考書ではなくスタディサプリをおすすめする理由3選
塾講師がなぜスタディサプリをおすすめするのか、その理由を3つ説明します。
具体的には以下の3つです!
- 時間が決まっていて計画的に勉強を進められるから
- 映像の方が参考書よりも1分あたりの情報量が多いから
- 参考書で学習するよりも結果的に安あがりになることが多いから
それぞれ説明しますね!
時間が決まっていて計画的に勉強を進められるから
まずは勉強の「ペース」に関連するメリットからですね。
スタディサプリは映像授業ということもあり、事前に講義の時間が決まっています。
そのため、「全単元の授業を受け終わるのに必要な勉強時間があらかじめ分かる」という大きなメリットがあります。
例えば「1講義約1時間で、全24講義あるから、1日1時間毎日勉強したら24日で最後まで視聴できるな」といった感じで計画を立てられますよね!
一方で参考書の場合だと、「1ページ読むのに必要な時間がどれくらいか分からない」ということも多いもの。
最初の数ページで参考書の進捗スピードを概算したとしても、後半の方は難しくなって予定よりも時間がかかるということもよくあります。
映像の方が参考書よりも1分あたりの情報量が多いから
次に1分あたりの情報量に関してです。
基本的には映像授業の方が「文字」「図」「声のトーン」など、参考書(文字・図のみ)と比べると圧倒的に1分あたりの情報量が多くなります。
特に「声」の情報が参考書に上乗せされる効果は大きくて、映像授業では、大事な所と大事でない所の情報が無意識でもインプットされていきます。
参考書でも重要度の強弱がないわけではないですが、映像授業よりは淡泊だったり、逆に強弱がつきすぎていたりということがよくあるので、慣れていない人は参考書からそれらの情報を適切に読み取るのが難しいのは事実です。
新しい単元を学習するときなどは、特に重要度の強弱がある状態で勉強する方が効率的に勉強が進むので、映像授業で学習するのがおすすめです。
逆に、知っている単元のピンポイントの復習(数学の公式の導出や、英語の文法用語のチェックなど)は、参考書を使って該当範囲をサッと確認する方が速いので、使い分けは重要になりますね。
また、教科書などを読み慣れていない人が参考書で学習をすると、「無意識に情報を読み飛ばす」ことが頻発します。
それよりは必要なことを全て説明してくれる「授業」の方が抜けもれなく安心して進められますね。
参考書で学習するよりも結果的に安あがりになることが多いから
上述したように、スタディサプリの場合は「全科目」「全学年」どの授業を見ても、月額料金は固定です。
参考書の場合は、勉強する科目数が多くなればなるほど、必要な参考書自体が多くなっていき、結局スタディサプリの月額の値段を超えてしまうことも場合によってはあります。
教材費は受験に関わる他の費用と比べれば大したことはないですが、少しでも安く抑えられるのであれば、安く抑えて損はありません。
塾と比較すると?
ちなみに「スタディサプリと参考書の比較」ではなく、「スタディサプリと塾」を比較される方もいらっしゃるかなと思います。
塾講師の視点からすると、スタディサプリはあくまでも教材。
塾と比較するのはナンセンスです。
というのも、スタディサプリは
- 自分の好きなタイミングで
- 自分の好きな講座を
- 自分の好きな時間だけ
視聴して勉強をするので、塾と比べるとかなり「高い自主性」を求められます。
このあたりの特徴は塾というよりも、参考書の特徴と同じですよね。
というわけで塾と比較するのは基本的にはおすすめしません。
スタディサプリのおすすめできない使い方
ここまでにメリットばかり書いてきましたが、いつでも誰でもスタディサプリがおすすめかというと、もちろんそんなことはありません。
具体的には以下のような使い方はあまりおすすめできないので注意が必要です。
- 得意な単元の復習、ピンポイントの復習
- 暗記、問題演習の埋め合わせ
少し補足します。
得意な単元の復習、ピンポイントの復習にはおすすめできない理由
得意な単元の復習や、ピンポイントの復習にはスタディサプリは向いていません。
映像授業はあくまでも授業なので、細かい部分の説明まで全てなされているわけではありません。
分かりやすくするために意図的に説明を省くのはプロ講師としては当たり前のことだからですね。
なので得意な単元であれば、参考書を使って文字メインで学習した方が細かい所までインプットでき、結果的に実力は伸ばしやすくなります。
また、細かい調べもので済むようなピンポイントの復習を、わざわざ映像授業で見るのも時間の無駄。
細かい調べものは参考書や教科書、辞書などでパパっと調べた方が短時間で済みますし、関連する情報も同時に習得しやすいはずです。
暗記、問題演習の埋め合わせ
どれだけ授業を聞いても暗記や問題演習が足りてなければ、成績が上がることはありません。
「学校の授業は理解できているけど、テストの点数は良くない」みたいな生徒さんは、ほぼ間違いなく暗記か問題演習が不足しています。
暗記や問題演習の不足をスタディサプリで埋められないわけではありませんが(何周も授業を視聴しまくれば可能ではあるので)、それよりは暗記用、演習用の参考書や問題集を進めた方が短時間で成績を伸ばすことができるでしょう。
まとめ
今回は塾講師が参考書ではなく、スタディサプリをおすすめする理由について解説しました!
スタディサプリは月額固定料金で全科目・全学年の授業を視聴できる「教材」です。
参考書よりも優れているのは以下の3点。
- 時間が決まっていて計画的に勉強を進められるから
- 映像の方が参考書よりも1分あたりの情報量が多いから
- 参考書で学習するよりも結果的に安あがりになることが多いから
ただし、全ての場面で有効というわけではなく、参考書を使った方がいい場面ももちろんあります。
それが次の通りでした。
- 得意な単元の復習、ピンポイントの復習
- 暗記、問題演習の埋め合わせ
スタディサプリは無料体験もできるようになっているので、興味があれば以下のリンクから公式HPを確認してみるといいでしょう。
それではまた、所長でした!