ども、所長です!
今回は浪人生のアルバイトに関する話です。
こちらの記事をご覧いただいているあなたは
「アルバイトしながらでも浪人はできるのかな?」
と思っていたり、すでにアルバイトを始めていて、
「このまま両方頑張って成績が上がるか不安」
と感じていたりするのではないでしょうか?
今回はこれまでに浪人生を何人も指導してきた個別指導塾の講師が、塾講師視点でアルバイトと浪人の両立について説明していきます。
バイトしながらは勉強時間的に圧倒的に不利
大学受験だけを考えると、圧倒的に不利なのでやめておいた方が良いのは間違いありません。
※金銭的にどうしようもないこともあると思いますので、バイトする場合のアドバイスは記事後半で。
予備校に通っている他の浪人生や、もちろん宅浪の浪人生も、ほとんどは丸1日勉強しているので、定期的にバイトをしながら受験勉強をするだけでもかなり時間的に不利になってしまいます。
これまで担当してきた浪人生の、アルバイトがある日の勉強時間は、1日8時間くらいが限界だったことが多いです。
しかし、A判定でも1日10時間は勉強しておいてほしいというのが塾講師の本音。
そう考えると、なかなか厳しいですよね。
浪人生の勉強時間に関しては、この2つの記事に詳しく書いていますので、参考にしてみてください。
>>浪人生のB判定C判定はヤバい!?【勉強量不足】東大ベテラン塾講師が解説!
>>【E判定から逆転】受かる浪人生の1日の勉強時間とスケジュール
バイトして塾・予備校に通う or バイトせずに独学
浪人をするときによく出てくる問題の1つは、「バイトして塾・予備校に通う」か「バイトせずに独学する」かという選択の問題。
これもこれまでの経験上、ほとんどの場合はバイトせずに独学の方が勉強効率は良いですね。
ただし、めちゃくちゃ丁寧に志望校の合格に必要な勉強内容を調べてから独学するのがいいと思います。
多くの人は「~~大 ~~学部 参考書」「~~大 ~~学部 英語(もしくは他の科目) 勉強法」などと検索したことすらないはずですが、
検索してみてヒットしたものを10記事~20記事くらい読めば、独学でも合格するための必要な勉強は見えてきます。
こちらの記事を参考に調べてみるのがおすすめです。
>>【大学受験独学】あなたに必要な学習量は?調べる手順を解説します
調べてみても自信がないということもあるはずですし、安心感がほしいからバイトしてでも塾や予備校に通いたいということもあるはずです。
塾や予備校に通う場合も「バイトの時間+塾の時間」の方が「独学」よりも勉強が進むのか、定着度は高いのか、冷静に判断してほしい所です。
合格が最優先ですから、合格するためには、バイトも塾も辞めてしまって大丈夫です。
「何となく不安だから」という理由でバイトしながらでも予備校に行ってる人もいると思いますが、そういう人は合格の確率はかなり低いはずです。
「何となく」不安に思っている人は「効率」が良いかどうか判断できていないので、その時点で合格に対する執念が足りません。
独学のコツはこちらにまとめていますので、まずは独学のコツを調べるところから始めてみると良いでしょう。
>>【大学受験】独学で合格するためのすべてを解説!独学の割合は?メリットデメリットは?スケジュールは?
バイトをしながら塾・予備校に通うなら?
基本的には「バイトしながら塾・予備校に通う」というのは反対派ですが、どうしてもという場合があるはずです。
もちろん家庭の方針で、「バイト&独学」という方もいらっしゃるでしょう。
仮にバイトをするとしたら、どのようなものを選ぶべきか、いくつかアドバイスをしておきます。
- 家や勉強場所から近い(移動時間がかからない)
- ストレスが少ない(息抜きと感じられるならベスト)
バイトなんていくらでもあるので、わざわざ遠い場所を選ぶ必要はありません。
家、もしくはふだん勉強場所として利用している場所に近いところを選ぶようにしましょう。
移動時間のロスを甘く見ないようにしてください。オンラインで稼げるものも最近だと少しずつ出てきているかもしれません。
また、ストレスがあるならすぐにでも変えるべきです。
ストレスは次のような所で感じるはずです。
- 人間関係
- 体力的にハード
- 毎日のように新しい仕事
うっとうしい上司や同僚がいて、体力的にかなり厳しく、毎日のように新しいことを覚えまくらなければならないような仕事はストレスの塊です。
このような仕事をこなした後に勉強する気にはなりません。
勉強が好きな人でも、勉強する気が失せるレベルです。
もちろん最初は新しいことを覚えなければならないですが、一度覚えたらそこからは覚えることが増えないものがいいですね。
多くの浪人生は近所のチェーン店の「求人」チラシしか見ていないですが、ちゃんと求人のサイトを確認するようにしましょう。
例えば、次のようなサイトを参考にしてみてください。
>>最速で最適な求人検索なら『ギガバイト』シフトについて
シフトについてもいくつかアドバイスをしておきます。
大事なことは以下の2つです。
- 元気なうちに勉強をする
- 毎日同じ時間割で過ごせるようにする
まず午前中は脳が最も働いてくれる時間なので、絶対に勉強にあててください。
出来れば、疲れてきて気分転換をしたいタイミングくらいでシフトに入れるようなバイトが良いでしょう。
また毎週10時間働くのであれば、「3時間3時間4時間の3日間」よりも「2時間×5日間」の方が、毎日同じ時間割で過ごすことができるので、勉強習慣が崩れにくいです。
できるだけ平均的にシフトをいれるようにしましょう。
まとめ
塾講師的にはバイトをしながら予備校に通うくらいなら、独学で浪人する方がおすすめです。
どうしてもバイトしなければならないときには、てきとうに選ばず上で説明した条件を満たすような所を探してみましょう。
求人サイトをちゃんと眺めれば条件に一致するところも出てくるはずです。
それではまた、所長でした!
浪人に役立つ情報はこちらから。