ども、ぽこラボ所長です!
今回は浪人生のスマホに関する話題。
「勉強しようという気持ちはあるけど、スマホを触っている時間が長い」
「浪人生で成功する人はスマホを封印していると聞いた」
こんな経験はありませんか?
私のような塾講師の意見としては、スマホは確実に受験勉強の敵です。
この記事の内容は以下の通りです。
- スマホのデメリット
- スマホを脱却する方法10選
ぜひ参考にしてみてください。
目次
スマホのデメリットは?
スマホのデメリットは主に3つです。
- 集中が途切れる
- 自身を失う
- 休憩時間が長くなる
他にももちろんありますが、まずはこの3つを回避出来れば問題ないかなと思います。
順に解説しますね。
Twitter・Instagram・LINEのせいで勉強できない?
SNSの中でも「Twitter」「Instagram」「LINE」は、それ自体に長時間の時間を食われるというよりは、頻繁に勉強が途切れるようになる原因になっていることが多いはずです。
Twitterの通知が来るたびに開いていると、スマホに注意が向きますよね。
仮に調子よく集中していたとしても、通知の度に集中力を奪われている可能性があります。
実は人間は1度集中が途切れてしまうと「15分程度は集中した状態に入れない」ということが知られています。
15分おきに通知が来て、そのたびにスマホを見ていると、あなたには永遠に集中して勉強する時間は訪れません。
またTwitterやInstagramに関して言えば、勉強垢として使っている人も多いと思います。
しかし、勉強垢は良い側面だけ持っているわけではありません。
勉強垢には、結構まじめに勉強している人もいらっしゃいますから、そんな人を見て自信を失うということもよくあります。
中学生のときは、学校で1番勉強が出来ていた生徒も超進学校に進学して落ちこぼれることがありますが、TwitterやInstagramはこれと似た状況になることもあります。
別に落ちこぼれているわけでもないのに、周りがめちゃくちゃ頑張っているから
「私はなんて勉強できないんだ」
「なんでもっと勉強できないんだろう」
と自信を失うことも頻繁にありますから、あまり参考にしない方が良いですね。
特に浪人生は、監視のない状態で勉強していることが多いので、頻繁にSNSのチェックが可能ですし、
勉強垢を作っている人も多いので、現役生よりもスマホからダメージを受けている人が多くなる傾向にあります。
YouTube・TikTokの動画を長々と見て休憩が長くなる
ここ5年くらいは塾で指導していてもYouTube・TikTokなどの動画アプリは圧倒的に受験生の敵になっていることが多いと感じます。
こういった類のアプリは、あなたにおすすめの動画が表示されたり、勝手に流れたりするので、永遠に止められないんですよね。
「ちょっと休憩」
と思って動画を見始めたら最後、2時間3時間と平気で動画を視聴しているという生徒さんをよく見かけます。
もちろん、勉強にためになる動画もあるのですが、逆にそういった動画を見ることで「勉強している気になっている」受験生もときどき見かけます。
動画を見ていても成績にはつながりません。
手を動かしている時間だけが成績につながる勉強時間になっていることを忘れないようにしましょう。
受験勉強のためのスマホ脱却方法
浪人生は基本的に、スマホを封印するくらいのつもりで接するのがおすすめですが、いきなり封印するのも難しいと思います。
あなた自身がどういった状態かによって、対処法が変わってくるので、まずは次の2パターンのどちらにあてはまるか考えてみてください。
- スマホがないと落ち着かない
- スマホがあると見てしまう
どちらに近いですかね?
以降それぞれのパターンの対処法について説明していきます。
スマホがないと落ち着かない人の対処法は?
「スマホがないと落ち着かない」という状態の場合、あなたはスマホ依存症です。
依存症というものを語るときに大事な言葉として、「正の強化」「負の強化」というものがあります。
「正の強化」は「スマホがあると嬉しい状態」という「0をプラスにするためのスマホ」という感覚を説明するときに使います。
「負の強化」は「スマホがないと苦しい状態」という「マイナスを0にするためのスマホ」という感覚を説明するときに使います。
こちらの書籍を参考にしてみてください。
例えば、よく使うSNSを1週間見ないとすると不安を感じますか?
もし不安を感じるならかなり危ない状態です。
負の強化を感じる状態なら、基本的には病院に行くべき案件です。
保護者も巻き込んでサッサと病院に行ってしまいましょう。
依存症は自分の意志の力だけで対処できるレベルではないので、医学の力を借りてしまうのがおすすめです。
依存症のレベルとしては、酒やタバコなどと同じだと思っておくのがいいでしょう。
依存症ではない人のためのスマホ対処法10選
依存症ではない方はまずは自分の力でスマホに打ち勝って勉強時間を伸ばしてほしいところです。
浪人生におすすめしている勉強時間はこちらを参考にしてみてください。
>>浪人生のB判定C判定はヤバい!?【勉強量不足】東大ベテラン塾講師が解説!
以下に10こ試してもらいたいものを紹介するので、簡単に実施できそうな所だけでもやってみてください。
1週間~2週間ごとに色々試してみて、実際にスマホを使っている時間が減っているか、勉強時間が増えているか確認するといいでしょう。
無料でできるもの6選
まずは無料でできるものを6つです。
- スマホを置くときは画面を伏せる
- 各種アプリの通知をオフにする
- 勉強するときは電源を切る
- 勉強するときはカバンにしまう
- よく使うアプリは毎回ログアウトする
- アプリをアンインストールする(消す)
基本的には見る機会を減らすための行動になっていると思いましょう。
1~4くらいまでなら、どれもすぐに実行できるはず。
最初から全ては実行できないので、1つずつ、多くとも2つずつ実行してみるのがおすすめです。
5は少しハードルが高いと感じる人もいるかもしれませんが、手間をかければかけるほど、スマホの快適さは失われて、時間を奪われずに済むようになります。
最終的には6を実施するのが最強です。
実際問題、少々アプリがなくても困らないものです。
LINEも最悪消してしまってもどうにかなります。
特に高校生や浪人生は、仕事関係の連絡先が入っているわけではないのですから、消してしまっても大問題にはなりません。
よほどの事情がある場合は、他のLINEに近い性能のアプリを入れて、親などの緊急連絡先だけ入れておけば十分です。
有料だけど試す価値のあるもの4選
つづいて有料のものです。
とはいっても、何十万とお金がかかるわけではないので、無料のものを試しても上手くいかないなと思ったら、こちらも試してみてもいいでしょう。
- 時計とストップウォッチを買って使う
- 電子辞書 or 紙の辞書を買って使う
- タイムロッキングコンテナを買って使う
- (解約して本体を売る)
まずは1つ目に関して。
勉強をしているときに「スマホで時間を計る」ってのはよくあることですし、受験勉強の方法として、常に時間を意識して勉強しているのは正しい方法です。
ですが、スマホで時間を計る必要はありません。
よく聞く言い訳は
「スマホで時刻を見てます」
「スマホのストップウォッチ使って勉強してます」
などですが、時計とストップウォッチがあればスマホの誘惑に抗う必要性すらなくなります。
高い買い物ではないのでおすすめです。
2つ目によく聞く言い訳は
「スマホで単語を調べてます」
です。
分からない単語も、時刻と同様、スマホではなく辞書で調べる方が誘惑に負けなくて済みますよね。
もちろん紙の辞書は重いのであまりおすすめはしませんが、電子辞書も最低限の機能だけ入ったものなら最近はめちゃくちゃ安いです。
正直、中古品でも受験レベルの単語なら十分載っているので、それでOKです。
3つ目は見たことない人もいるかもしれませんが、こういったものです。
>>タイムロッキングコンテナ Aistuo 我慢できない人 スマホ依存対策 禁欲ボックス 禁煙 スマホやゲームのやりすぎに最適 (ホワイト(W))
制限時間を設定して、制限時間にならないとスマホを触れないミニロッカーみたいなものですね。
ちょっと面倒なのは事実ですが、物理的に完全にシャットアウトすることができるので、おすすめです。
最後です。
解約して本体も売り払ってしまうのが結局のところ最強です。
とはいえ、そこまでしないとスマホに打ち勝てないくらいどうしようもない人は、そもそも病院にいった方が良いレベルなことが多いので、ここまでの9つの方法をまずは試してみてから考えましょう。
まとめ
浪人生は現役生と比べて、スマホを自由に使える環境で勉強していることが多いはずです。
まずは紹介した方法を使いつつ、勉強時間を確保できるように努力してみましょう。
諸々試してみて上手くいかない場合は、依存症になっている可能性もあるので、病院に行くことも考えてみてもいいかもしれません。
それではまた、所長でした!
浪人生に役立つ記事はこちらにまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください!