ども、ぽこラボ所長です!
今回は「社会人が大学の一般入試で合格するために何時間勉強する必要があるか」について解説していきます!
大学受験したいけど、どれくらい時間がかかるの?
という疑問をお持ちではありませんか?
社会人が大学受験をするのに必要な時間を知りたい人に必見の記事になっていますので、ぜひ参考にして大学受験をするかどうか検討してみてください!
この記事の内容は以下の通りです。
- 1科目な時間程度必要なの?
- 私立大の場合は?
- 国公立大の場合は?
- 何年必要?
それぞれ解説していきます。
1科目な時間程度必要なの?
社会人受験生の場合は、科目によっては中学1年生レベルから始める必要のあるものも多いかと思います。
大雑把に5年程度触れていない科目についてはほとんど忘れていると思って頂いて大丈夫です。
ここではすべての科目を中1レベルからやり直す仮定で話を進めていきますね。
まず英語と数学以外に関しては、かなり大雑把に1科目あたり1000時間は必要になると思っておくといいでしょう。
もちろん得意不得意はあるので、得意な科目に関しては1000時間未満でも十分大学受験レベルになることはありますし、不得意な科目に関しては1000時間では全然足りないということもあり得ます。
英語と数学だけは高校生でも浪人生でもかなり苦労するので、1500時間から2000時間程度はかかるものと思っておいてください。
受験をするかどうか考える段階ではひとまず英語と数学は2000時間ずつ、それ以外の科目は1000時間として、見積もりを出してみましょう。
どの科目の勉強をしなければいけないかは、受ける大学によっても異なるので、それについて少しだけ補足説明していきます。
理系の数学だけ注意
ちなみに数学には数学1A、数学2B、数学3の3つの区分あります。
文系に必要になるのは数学1Aと 数学2Bだけなのに対して、多くの理系学部の場合は数学3まで含めて全て必要になるので、
その分、文系数学にプラスで1000時間程度は見積もっておいた方が成功する場合が多いので、以降はその分も含めて概算を計算していきます。
私立大の場合は?
まず私立大の場合、文系も理系も3科目から(多くとも4科目)で受験が可能です。
文系→理系の順に説明しますね。
私立文系受験の場合
私立文系受験の場合、多くは「英語、国語、社会1科目ずつ」の計3科目で受験ができます。
社会は世界史か日本史かを選択しておくと、受験できる大学や学部の幅が1番広くなるはずです。
この他の科目を使って受験できる大学や、学部もありますが、基本的には英語はどこの大学も必須になっていることが多いので、後でご自身でも調べてみてください。
例えば、英語、国語、世界史を勉強して大学受験をする場合には、
英語2000時間、国語1000時間、世界史1000時間の合計4000時間の準備時間が必要になると概算しておいてください。
もちろんこれよりも短期間でクリアできる人は大勢いますし、逆にこれでも全然足りないという方もいらっしゃいますが、ひとまずの目安としてこれくらいを見積もっておくのが無難です。
私立理系受験の場合
私立理系の場合は、英語、数学、理科1科目の計3科目です。
英語、数学にそれぞれ2000時間ずつ、理科に1000時間で計算すると合計で5000時間程度は勉強が必要になるでしょう。
数学3が必要な学部の場合はさらに1000時間追加で合計6000時間。
早慶とか、医学部などの一部の私立理系に関しては、理科が2科目必要になることもあるので、その場合はさらに1000時間増えて合計7000時間程度と見積もっておいてください。
国公立大の場合は?
続いて、国公立大についても概算を計算していきます。
国公立大に関しては全国一斉に行われる共通テストと、大学ごとに異なる個別試験の2種類の試験を受ける必要があります。
それぞれ文系、理系の順でどの程度の学習が必要になるか概算を出していきましょう。
国公立文系受験の場合
国公立大文系の場合は、共通テスト+個別試験で
英語、数学、国語、社会 2科目、理科基礎 2科目(理科1科目分)
を受験する必要があるので、
英語と数学でそれぞれ2000時間、国語で1000時間、社会でそれぞれ1000時間、理科基礎で1000時間
合計で8000時間程度学習する必要があります。
このうち、個別試験で必要になるものは、英語、国語、社会1科目であることが多いですね。
大学によっては、理科基礎以外全て個別試験でも必要になるところもあるのですが(東大)、一般的な国公立文系なら、個別試験は数学と理科を除いた3科目になっていることが多いです。
ここでは計算を簡単にするために共通テストと、個別試験で準備にかかる時間を分けずに計算しましたが、本当は個別試験の方が難しいので、計算はもう少し細かく行う必要があります。
※とはいえ、勉強を始めてみないと具体的に計算を出来ないことも多いので、ここでは細かい調整は省きます。
国公立理系受験の場合
国公立大理系の場合は、共通テスト+個別試験で
英語、数学、国語、理科2科目、社会1科目
を受験する必要があるので、
英語と数学でそれぞれ2000時間、国語で1000時間、理科がそれぞれ1000時間、社会で1000時間
合計で8000時間程度学習する必要があります。(数学3を使わない場合。)
このうち、個別試験で必要になるものは、英語、数学、理科1科目か2科目であることが多いですね。
個別試験では多くの学部で数学3が必要になるので、合計で9000時間程度は見積もっておくのが無難でしょう。
大学によっては、国語も個別試験でも必要になるところもあるのですが、一般的な国公立理系なら、個別試験は国語社会を除いた3科目か4科目になっていることが多いです。
ここでは計算を簡単にするために共通テストと、個別試験で準備にかかる時間を分けずに計算しましたが、本当は個別試験の方が難しいので、計算はもう少し細かく行う必要があります。
※とはいえ、勉強を始めてみないと具体的に計算を出来ないことも多いので、ここでは細かい調整は省きます。
何年必要?
ここまでをまとめると
私立文系→4000時間
私立理系→6000時間
国公立文系→8000時間
国公立理系→9000時間
となりました。
社会人の方の場合は、平日4時間、土日8時間ずつくらいが勉強できる最大値になることが多いので、1週間で36時間程度になります。
祝日やその他、お盆や年末年始も活用すればもう少し時間を作れる方もいらっしゃると思いますが、概算値を出すときは余裕を持って出しておいた方がいいので、週36時間のまま計算します。
私立文系→4000/36=111週間=2.2年
私立理系→6000/36=166週間=3.2年
国公立文系→8000/36=222週間=4.3年
国公立理系→9000/36=250週間=4.8年
(小数点第二位を繰り上げてます。)
現実問題「よし大学受験しよう!」と思い立って、その感覚をキープするのは 2年から3年程度が限界だと思うので、
完全にゼロから国公立理系を目指そうと思ったら、フルタイムの仕事をしながらは正直厳しいと思っておいていいでしょう。
逆に言えば、完全にゼロからでも毎週72時間(1日10時間ちょっと)勉強できるのであれば、この半分の時間でクリアできてしまうので、私立文系なら1年程度でクリアできてしまう方もいらっしゃいます。
また社会人になってから大学受験を目指す方の多くは完全にゼロの状態からスタートという方は少ないので、スタート地点を正しく把握できさえすれば、もっと短時間でクリアできてしまう方も大勢いらっしゃるはずです。
まとめ
今回は社会人が完全にゼロの状態から大学受験の勉強を始めたら、合格までにどれくらいの時間勉強しなければならないかを解説しました!
参考になりましたでしょうか?
それではまた、所長でした!