ども、ぽこラボ所長です!
今回は個別指導で、宿題はどのように出すのが効果的なのか、また宿題は種々のフォローがあってこそ成立するので、そのあたりについても細かく解説していきます!
宿題や課題については、新人研修をしていても確実に指導する部分で、多くの場合は「少ない」「雑」「フォローが足りない」と問題点だらけの所からスタートするのが普通なので、ここで学んでいってもらえればと思います。
目次
宿題を出す理由
まずは大前提として宿題が必要な理由について、深く理解しておいてもらいたい所です。
基本的には宿題が必要になる理由は以下の2つです。
- 授業時間なんてたかが知れている
- お金をもらう以上、成果を出すのが当たり前
それぞれ補足します。
授業時間なんてたかが知れている
私のような塾講師だと、毎週の授業時間に関しては、多くとも各科目2時間~4時間程度。
一方で、受験生は毎日(学校も合わせて)10時間勉強が1つの目安。
科目ごとに見ても、毎週12~14時間程度は勉強している科目が多いでしょうから、授業は全勉強時間の中の多くとも20%程度になっていることがほとんどです。
残りの80%を活かしきらないと成績が出ないのは当たり前ですよね。
予備校や学校の先生の中には
俺の授業をちゃんと理解しておけば大丈夫
と堂々と言い張っていらっしゃる方もいますが、よほど自信があるのかな?と。
もちろん授業の質が高いことは重要ですが、授業以外の残り80%の独学の質をどれだけ上げてあげられるかを考える方が効率的に生徒さんの成績を伸ばしてあげられます。
その役割を担ってくれるのが宿題というわけです。
お金をもらう以上、成果を出すのが当たり前
宿題を出さないと成果は出ない&お金をもらっている以上、成果を出すのは当たり前
という2つの命題から導き出されるように、宿題は出すのが当たり前になります。
そしてその精度は高ければ高いほど良いというわけですよね。
正直、お金に見合う成果を出すためであれば、授業時間は全て宿題の設定と指示に使ってしまってもいいわけです。
※そういうコーチング型の塾は最近増えてきていますよね。
極端な話、授業の準備や練習をするよりも、宿題の設定について頭に叩き込む方が生徒さんのためにはなるので、この記事で解説していることはぜひ全て頭に叩き込んで、ぜひ生徒さんの指導に生かしてくださいね!
宿題の設定で気を付けるべきこと3選
大事な宿題ですが、どんなことを意識して設定するのがベストなのか基本的な考え方をここから解説していきます!
重要な考え方が次の3つです。
- ゴール地点から逆算して量とペースを正しく設定できているか
- 進め方を具体的に設定しているか(何を、いつ、どこで、どうやって、どれくらい)
- 宿題の意義を説明しているか
それぞれ補足していきます。
ゴール地点から逆算して量とペースを正しく設定できているか
まずは自分の経験も思い出してほしいところですが、大きく成長するときには必ず「スタート地点」「ゴール地点」と、その間をどれくらいの期間で埋めなければならないのかという「制限時間」を把握して勉強や練習を繰り返したのではないかと思います。
生徒さんの実力を伸ばすためにも、その3つは必須になります。
スタート地点は、授業をするときにも必要になりますが、合わせてゴール地点と制限時間も意識して逆算できているか、改めて確認してみてください。
たとえば、大学受験であれば、
「2月が入試本番で」
「1月の共通テストが終わったら完全に過去問演習だけど」
「そこだけでは時間的には足りないし」
「12月から共通テスト本番までには共通テスト対策をしなければならないから」
「11月くらいからは過去問を始めていないといけない」
「てことは夏休み終わりまでには、、、」
「夏休み前までには、、、」
という風に逆算していく必要があります。
このペースを意識した上で宿題を設定できているかどうかは非常に重要です。
大学受験のような制限時間が決まっている勝負をしなければならない場合には、どうしても生徒さんに無理をしてもらう必要が出てくるかもしれませんが、
何も考えずに、落ちるよりも、「これくらい頑張れば受かる」ということを共有した状態で授業なり宿題なりを無理を承知で進めてもらうか、諦めるか選択してもらう方が建設的ですよね。
改めてゴールから逆算して、今生徒さんに出している宿題を見直してみてください。
いつまでに何が終わるペースで進んでいますか?
ゴールできる十分な量とペースになっているでしょうか?
新人講師のほとんどの宿題は、「少な目」「雑」になっているはずです。
自分と同じ成長曲線を描くと想定しないこと
ちなみに「自分がこれくらいトレーニングすれば、これくらい伸びる」という自分基準で考えてはいけません。
塾講師をするような人間と、塾に授業を受けに来る勉強嫌いの人間の成長曲線は同じ傾きではありません。
確実に自分基準よりも多めに見積もって宿題を出さないとイメージ通りの成長はしてくれません。
最低でも自分基準の2倍は宿題を出さなければならないと思っておきましょう。
私の場合は、宿題用教材は1冊で足りない場合は、2冊3冊並行して走らせていることが多いです。
そうじゃないと練習量が足りないからですね。
進め方を具体的に設定しているか(何を、いつ、どこで、どうやって、どれくらい)
ここまでで、何を(教材設定)、どれくらい(量&ペース)の部分は解説しましたが、宿題はさらに「いつ」「どこで」「どうやって」まで決めてあげるのが親切です。
いつやるのか
宿題をいつやるのか決めてあげていますか?
世の中の95%以上の講師は決めていないと思います笑
時間割まで作ってあげるのがベストでしょうね。
たとえば
月曜日は17時に家に帰ってくるから、
17時から18時は英文法の問題集A
18時から19時は数学の問題集B
19時から20時半までには夕食と風呂を終わらせて
20時半から〜〜〜
のような感じ。イメージとしては学校の時間割を作る感じですね。
受験業界のあるあるは
家に帰ったらやろうと思ってたんですけど、ちょっと休憩してるうちに夕食の時間になっちゃってて、、、
みたいなパターン。こういう生徒さんは夕食後も同じ過ちをおかします。
さすがに講師が生徒さんを24時間監視し続けることは不可能なので、講師が管理できる時間割までは作ってあげましょう。
どこでやるのか
続いてどこでやるのか。
時間割には場所まで書いてあげるといいですね。
17時から19時までは眠くなりやすいから家族のいるリビングで、
20時半からはちょっと家族がうるさいかもしれないから自分の部屋で、、、
みたいな感じ。
塾や自習室、カフェや図書館などを入れるのであれば、移動時間まで時間割には入れておいてあげるのがベストです。
ちなみに私の場合、生徒さんが受験生であれば、移動中も電車やバスなら勉強する内容を決めてあげています。
どうやってやるのか
最後にそれぞれの課題をどのように進めていくのかのhow toに関してです。
例えば数学の問題集であれば、
- 時間を計りながら1問10分で解く
- 15分で解説を隅から隅まで読む
- 理解できなかった部分をマーカーで引く
- 間違えた問題にはバツをつけて次の問題へ
のように設定したりしています。
これを教材ごとに全て設定するわけですね。
重要なのは、誰がやっても同じ形になるか、ということ。
上の例も
時間計って解いて、1問25分目安で進めておいて、間違ったところは印つけといて
みたいな説明だと、少し違うやり方をする人が出てきそうな気がしませんか?
誰がやっても同じ形になる指示をしてあげましょう。
ビジュアルで証拠を残す
私はここまで設定しましたよ、ということを写真や紙、データなどで保存しておきましょう。
大事なのは生徒さんも講師もいつでも見れる状態で保存しておくことです。
次回どうだったか、のFBをしてあげるために必ず必要になりますし、生徒さんの言い訳防止にも繋がります。
宿題の意義を説明しているか
ここまで設定した上で、さらにそれぞれの宿題は何の意味があって出されているのかまで説明できていれば完璧です。
例えば、
この文法の問題集はこういう問題が出てるんだけど、これは過去問のここを見てみて?ほらここに大体100点中10点分くらい出てるでしょ?しかもそれだけじゃなくて、長文を読んだり、この作文の問題でも必須の知識になるから、全体でいうと50点分くらいに実は直接的に関わってくるんだよね。もちろんこの問題集が出来たからって50点取れるわけじゃないんだけど、逆に言えばこれをやらないと50点は捨てた状態で入試がスタートするってことだから、他で満点を取らないと受からない感じなんだよね。
くらいガッツリ意義を語ってあげるといいでしょう。
全ての課題に対してここまで手厚くサポートしてあげれば、多くの生徒さんは独学の時間を生かそうとするはずですし、講師側が本気でサポートしようとしている熱意は伝わるはずです。
ただただ感情的に熱い講師よりも、少し冷めていても徹底的にサポートする熱さ(手厚さ)を持っている講師の方が確実に生徒さんの実力を伸ばしてあげることができます。
宿題の確認&フォロー
ここまでで、宿題を出すところまでは解説しました。
ここからは宿題に取り組んでもらった後の話についてです。
宿題を出して終わりでは全く意味がないので、そこから先で必要になることをまとめていきます。
頭に入れておきたいの次の4つ。
- 必ず自己流でやってくる→再説明
- フィードバックはポジティブにすること
- モチベーションの維持に尽力
- 出来ていないのは講師の責任
それぞれ解説します!
必ず自己流でやってくる→再説明
どれだけ丁寧に宿題を設定して、宿題の意義を説明しても、生徒さんは必ず自己流で宿題をやってきます。
これは間違いありません。
※超真面目な優等生キャラですら自己流にアレンジしてくることがあるくらいです。
ですので、その時は必ず再説明をしましょう。
理解をしてもらえていなかったのであれば、それは我々講師側の責任です。
自己流で進める生徒さんの一部はもちろん「楽をするため」に自己流のアレンジを加えるのですが、また他の一部は「こっちのやり方の方が良いんじゃないか」というポジティブな理由で自己流アレンジを加えます。
ですが、そのアレンジをした自己流のやり方は論破したくなるような非効率な方法だったりします。
例えば、単語を覚えてもらうために長文で出てきた英単語は「全て辞書で調べること」とそれだけの宿題を出していたのにも関わらず、全てノートにまとめて来るとか。
こっちとしては、受験までの残り時間が少ないからあえてノートまとめは宿題にしなかったのに、、、みたいなことは頻発します。
この場合は悪気なく生徒さんはアレンジを加えています。
まずは、先週の宿題の設定の仕方はなぜこのようになっているのかという意図の説明を行いましょう。
また生徒さんとやりとりを行うツールを持っているのであれば、アレンジを行う前に必ず講師に確認を取る癖をつけてもらうのがいいですね。
「〜〜っていう風にやった方が効率良いと思うんですけど、どうですか?」と一言聞いてくれたら、正しい時はその方法に修正するし、イマイチな時はイマイチな理由を説明するから必ずアレンジする前に確認をとってね。
と10回くらいは伝えてください。
10回くらい伝えないと伝わらないことが多いですね。
そもそもの信用値が足りていないと何度説明しても無駄なので、信用に足る講師になるのも重要です。
フィードバックはポジティブにすること
宿題を生徒さんがやってこなかった場合、
君のためを思って、あれだけ丁寧に設定したのに、、、
みたいな少しでもネガティブ要素の入った指導をしてはいけません。
できるだけポジティブに、もちろんプラマイゼロくらいの感じで淡々と進めるのでもOKですが、ネガティブにならないようにフィードバックをしていきましょう。
例えば、
前回と比べると、〜〜はできるようになったから成長してるね。ちなみに残り30%くらい勉強時間を伸ばせば、設定してた宿題をクリアできたと思うんだけど、何が原因で出来なかったとか特定できてる?例えば、勉強を始めるのが遅い曜日があったとか、休憩が長くなった日があったとか、、、どう?
みたいな感じで出来るだけポジティブにフィードバックをかけていきましょう。
原因を特定して、毎週1つから2つ程度ずつ改善を繰り返せば、受験生の場合、数ヶ月もするうちに毎日10時間程度勉強できるようになる生徒さんがほとんどです。
言い訳することに慣れている生徒さんの場合は、割と適当な嘘をつくこともあるかもしれません。
例えば、家の用事があったとか。
これは最初に例としてレベル低めの言い訳を出しておけば防げることが多いです。
今回は何が原因だった?スマホ見すぎた?ゲームし過ぎた?やる気出なさすぎて寝てた?
みたいな感じ。正直に伝えてもらえるようにハードルを下げておいてあげましょう。
フィードバックですから、もちろんアドバイスを超具体的にしてあげつつ、宿題にも反映させなければなりません。
じゃあ、今週はスマホの電源を切ってから勉強を始めるようにしようか。それができていさえすれば、少々宿題できてなくてもOKってことにするから。その代わり、iPhoneのスクリーンタイムを見せてね。何に使ったかは見ないけど、何時間使っているかだけ次回確認させてもらうから。
みたいな感じで、逃げ道も準備しつつ、少しずつ修正を繰り返していきましょう。
このフィードバックが出来ないうちは、どれだけ良い授業をしても生徒さんの実力は伸びていきません。
モチベーションの維持に尽力
ただただやる気が出なかったから、宿題ができなかったという生徒さんももちろんいらっしゃいますが、そんな生徒さんのモチベーションも少しでも上げてあげる努力はしていますか?
モチベーションの維持にも力を入れていきましょう。
まず確実に生徒さんの成長している部分をほめてあげる努力は必要です。
意外とほめ続けていれば人間は勉強できる物ですので、もともと何かモチベーションがあるのであれば、これだけでもほとんどの場合はいつか宿題を全てこなせるようになっていきます。
あとは、モチベーションが下がっている原因を特定してそれを排除していくのも重要です。
何がモチベーションを下げている原因になっているのか特定していきましょう。
割と場所、時間、やり方、を変えるだけで解決することが多いので、ぜひモチベーションを下げる原因がこの3つのどれかを変えることで取り払えないかは確認してみましょう。
出来ていないのは講師の責任
宿題に関する基本的な考え方ですが、生徒さんが宿題ができていないのは講師の責任です。
「出来ていない」には2種類あって、1つは「やっていない」1つは「やっても出来ない」ですが、このどちらも講師の責任です。
まず、宿題をやっていないのは、
- やらなくてもいい言い訳を与えてしまっている
- モチベーションを高めていない
などの原因があって、これらは講師に責任があります。
そもそも独学で力をつけられるのであれば、個別指導には頼らないわけですから、宿題をやってもらうことまでが講師の仕事です。
また、「やっても出来ない」に関しては、宿題のレベルを間違っているか、授業が下手か、のどちらか。
これは説明するまでもなく講師の責任ですよね。
いずれにしても
〜〜さんが宿題をやってくれないんです、、、
みたいな一言は「完全に講師の甘えです」と新人研修の時に伝えていることなので、ぜひこの記事を読んでくださったあなたも肝に銘じてください。
もちろん、生徒さんが宿題を完璧にやってくれるようになるまでには時間がかかるので、あなたがもしやれることを全てやり切っているのであれば、講師としての我慢強さも必要かもしれません。
よくある質問
最後にここまでの内容を伝えた上で、新人講師さんからいただく質問にも答えていきます。
- 楽しく勉強してもらいたいという親御さんの意向がある場合は?
- 時間的な余裕がなさすぎる場合は?
- 宿題をやっても伸びない場合は?
このあたりがよく聞かれる質問かなと思うので、それぞれ解説していきます!
楽しく勉強してもらいたいという親御さんの意向がある場合には?
塾講師の場合は、お金を出している人と、サービスを受けている人が別なので、お金を出している人の意向にも沿わなければならないことが多々出てきます。
生徒さんに宿題をやってもらうのは重要なんですが、親御さんが「楽しく勉強してもらいたい」という方針を持っている場合は、最小限の宿題でもOKです。
とはいえ、この場合でも宿題ゼロというのは考えられないです。
宿題をやらないと身につかないことってありますよね。
イメージしやすいのは九九とかですかね。
九九は授業中に暗記させても楽しくないし、かといって、宿題にもせずに覚えていないまま続きの内容に進んでしまってもそれはそれで楽しくなくなってしまう。
というわけで、実力アップよりも楽しさを優先させている場合でも、最低限必要になる部分は宿題で押さえていきましょう。
ただし、これは生徒さん本人にも、保護者の方にもどちらにも説明が必要になる可能性は高いので、そこだけはご注意を。
時間的な余裕がなさすぎる場合は?
社会人受験生のように仕事も家事もやっていて、帰ってから勉強する暇がないとか、高校生でも同じく部活で忙しいとかありますよね。
こういう時間がないというのと、入試当日までにクリアすべき課題が多過ぎて時間がないという2パターンあると思いますが、どちらの場合も対応は同じかなと思います。
基本的には、制限時間とお金と健康を天秤にかけるやり方になります。
具体的には「部活があって忙しいから宿題をやる時間が最低限しか取れないけど、志望校には合格したい」のであれば、
浪人覚悟でのんびり進めるか
授業をたくさん取って進むスピードを上げるか
ちょっと無理をして宿題をするか
の3択ですね。
受験の場合は、この他にも志望校を下げるという選択肢もあります。
これは確実に説明してあげる部分ですね。
大学受験生の場合は、体力的には結構元気な方が多いので、無理をしても通じるパターンは割とあるかなと。
※精神的に弱い人には健康を害するほどの努力はお勧めしませんが。
ゴリゴリに体力で押し切って宿題をやれば、成長のスピードは標準的なものになりますし、
お金を使って授業をたくさん受ければ、独学で進めるよりはスピーディに進められますし、
制限時間というゴールをとっぱらえば、のんびり進めても問題はなくなります。
私の場合は、この辺りを正直に説明してどれがいいか、家庭でも相談してくるように促すことが多いですね。
※塾の場合は、お金を払うのが生徒さんではないことがほとんどなので、家庭での相談は必須になります。
あとは生徒さんの選択した方針に沿って、お客様の求めるものを提供できるように講師としてできる限りの努力をしていきましょう。
宿題をやっても伸びない場合は?
宿題はやってきてくれているんですけど、全然伸びません
という悩みも新人講師からいただくことが多いですが、これは割と簡単で3パターンほど気にすべき点があります。
まずは「本当に指導した通りに宿題をやっているかチェックすること」です。
宿題はやっているように見えるけど、答えを写しているだけかもしれません。
答えのない宿題をやらせてみてください。
それでも何周にもわたってやってくれるなら、これはクリアです。
次に「正しい方法でこなしているか」です。
特に暗記もしなければならないタイプのものは暗記できているかチェックしてみてください。
講師にとって辛いのは「授業では扱わないけど、これをやってもらわないと宿題量が少なすぎる」みたいな宿題の出来の確認ですね。
支持した方法よりも随分雑にこなしている可能性が高いです。
これは毎週1分でも2分でも良いので、その場で何かしらテストをするか、あるいは宿題の設定の時点で、提出の義務をつけるしかないですね。
英単語の暗記なら、紙に何度も書いたのを提出させるとか、あるいは何度も読んだのをボイスメモで録音してエアードロップで提出させるとか。
何かしら形に残る方法に変えていきましょう。
もちろん、口頭で「これってどんな風に進めて行けって指示されてたか説明できる?」と確認するのも有効です。
最後に、単純に量が少ないという問題。
講師なら1回で覚えられることも、生徒さんは10回やらないと覚えられないことがあります。
もうこれは単純に量でカバーしていくしかありません。
新人の講師は基本的に宿題量がベテランよりも少ないもの、と思って、自分が思っているよりもだいぶ多め(2倍くらい)に出すのでちょうど良いです。
覚えておきましょう。
まとめ
今回は生徒さんの実力を伸ばすための宿題の出し方とフォローの仕方についてかなり詳しく解説しました。
ぜひもう一度読み返して、参考になるところは取り入れてもらえればと思います。
それではまた、所長でした!
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