大学受験関連

【教え方の教科書】宿題の達成率・定着率・取り組み方を確認

こちらは【教え方の教科書】の中の1記事になっています。

今回は宿題のチェック項目について詳しく説明しています。

宿題を課して、出来ていなかった問題の解説程度はどの講師も行っているはずですが、それだけで生徒さんの成績は伸びません。生徒さんの成績を上げるためにチェックしておくべきことを学んでいただければと思います。

宿題でチェックすべきことは3つ!【量・取り組み方・正答率】

宿題に関しては、指示をして、解説をして終わりではありません。

ベテラン講師であれば次の3つは必ず意識してチェックしているはずです。

宿題のチェック項目
  • 計画通りの量をこなせているか
  • 指示通りの取り組み方でこなせているか
  • 想定通りの正答率や理解度でこなせているか

以下で詳しく説明していきます。

計画通りの量をこなせているか

計画通りの量をこなせているかどうかは非常に重要です。穏やかな性格をしている講師だと

今週はここまでしか進まなかったけど、来週は頑張ろうね

くらいしか話題に挙げないことも多いですが、それは本当の優しさではありません。

生徒さんの気持ちにも共感はしてあげるべきですが、最終的には合格させてあげることが一番の優しさですので、そのためには厳しくチェックすることも重要です。

チェックするだけなら非常に簡単ですが、進捗だけでなく次の3つも合わせて確認しましょう。

宿題の達成率に関連してチェックすること
  • 十分な時間を取っているか
  • 正しい方法で進めているか
  • レベルが合っているか

勉強時間が少なかったらどう改善するか提示

まず勉強時間が少なければ計画通りの量はこなせません。

勉強時間が十分か確認しましょう。ほとんどの場合は十分でないはずです。

ここで、「来週は勉強時間を増やそう」とだけ言うのでは何の意味もありません。

なぜ勉強時間が少なかったのか、でき得る限りの言い訳を挙げきってもらい、その原因を潰す行動を1つ1つ試していきましょう。

例えばスマホで動画を見ていて休憩時間が長くなってしまう、という理由で勉強時間が短くなっているのであれば、最初の週はスマホを見ないように意識するくらいからスタートして、

それでもダメなら電源を切ってから勉強を始める、それでもダメなら携帯を勉強机の周りに置かない、それでもダメなら時間が来ないと開かない金庫みたいなものも売っていますから、それを使ってみるのもいいでしょう。

スマホのせいで勉強時間が足りない場合
  • 使わないように意識する↓
  • 勉強の前に電源を切る癖をつける↓
  • 机の周りに携帯を置かない↓
  • 制限時間付き金庫に入れる

もちろん制限は緩い方が手間がかかりませんから、最終的には自制だけで勉強時間が減らないように調整できるのがベストです。徐々に制限を厳しくして試してみて、慣れたら今度は緩めてみて、と毎週宿題の進捗具合も見つつチェックし、行動に落とし込む形で改善案を提案しましょう。

勉強時間は大丈夫でも進みが悪い場合は勉強法のチェック

次に勉強時間は確保しているけど、進みが悪いということもあります。

その場合は勉強法を見直しましょう。1度や2度指摘した程度でこれまで身につけてきた勉強法が改善されることはありません。

放っておくとまた楽な方、慣れている方へ流されていき、指示した勉強法通りでなくなることも多いので必ずチェックが必要です。

めんどくさいので、~~っていうやり方で進めてます

などと言われることは普通のことです。楽な方へ流れていないかは毎回チェックするようにしてください。

それとは逆パターンでやりすぎていることも結構あります。

書かなくても良いものを書いていたり、まとめなくても良いものを自分なりにまとめていたりするのはよくあります。飛ばせば良いものに長時間かけていたりも本当によくある例です。

余計なことに使う時間を省くようにしたいですね。

教材が合っていなくて進んでいないこともある

最後に勉強時間も問題なく、勉強法も問題ないのに思っていたより進んでいないということであれば、教材のレベルを疑いましょう。

特に各科目1冊目の教材は教材のレベルが合っていないということもよくあります。

そのときにはすぐに教材のレベルを落とす勇気も必要です。それに応じて勉強時間とか週間計画、年間計画とかは練り直さねばなりませんが、それもまた講師の仕事です。

自分の設定が甘かったと反省してレベルの見直しも視野に入れましょう。

指示通りの取り組み方か

指示通りに取り組んでいるかどうかは、宿題の進みや、正答率に問題がなくてもチェックする必要があります。

取り組み方を見直すことで、設定以上のスピード感や想定以上の正答率になり、宿題や年間の計画を上方修正することができる場合があるからです。

また指示した勉強法が合う合わない、ということもチェックしなくてはなりません。

いくら効率良く進めていても、合わない勉強法を最初からほとんど全ての科目に強要しているとストレスが溜まってしまいます。

合格のために妥協できる範囲内なら生徒さんの希望とも調整を取りつつ勉強法を修正していきましょう。

信頼を得るためには指示を与えるだけではなく、生徒さんの意見を聞くことも重要です。

納得していないけど、講師が言うからとりあえずそのやり方で進めているという生徒さんもいらっしゃいます。

そのような生徒さんには指定した勉強法で進める理由についても話して納得してもらった方がお互い気持ちよく勉強を進められますし、関係性も良いものになるでしょう。

想定通りの正答率、理解度か

順調に進んでいて、勉強法も間違っていないけど、正答率や理解度が悪いという場合もあるはずです。

その場合には次の2点に気をつけましょう。

想定通りの正答率でない場合の注意点
  • 教材のレベルが適切か
  • 年間計画の見直しが必要ないか

1つ目は当たり前ですが、生徒さんの実力を見誤っていると予想以上に正答率が低かったり、予想以上に高かったりすることがあります。

特に各科目1冊目の教材です。ベテランでもレベルを間違えることはありますので、新人講師の皆さんは当然間違えることは多いです。

想定通りの正答率でない場合には、宿題解説に時間がかかり過ぎたり、逆に進み過ぎてバランスが悪くなったりします。

教材のレベルが合っていない場合にはすぐに改善案を考え直しましょう。

ちなみに、完全独学の場合と違って正答率が低くても想定通りなら問題ないということも重要です。

完全独学の場合にはストレスも自分でコントロールしなければなりませんが、講師が教える機会がある場合にはストレスになる部分は講師に任せてしまうことも可能です。

ですから、極論としては正答率が0パーセントの宿題でも毎週着実に進めていくことも可能でしょう。

とはいえ、それだと解説に時間がかかるのは間違いないので、そういう意味で想定内なら問題なし、想定外なら問題あり、と判断することが必要です。

今、生徒さんに課している宿題の正答率はどれくらいを想定して設定したでしょうか?

想定通りでなければ調整が必要でしょう。

調整の仕方としては教材を改める他にも、そのままの教材で周回数を見直すやり方もあります。

年間計画に余裕があるなら、そのままの教材で2周する予定だったものを3周にすれば解決するかもしれません。

逆に教材を易しくする方向に改めた場合には年間計画に余裕がなくなる可能性は高いので、調整が必ず必要になります。

まとめ

今回は宿題のチェック項目について解説しました。

宿題のチェック項目
  • 計画通りの量をこなせているか
  • 指示通りの取り組み方でこなせているか
  • 想定通りの正答率や理解度でこなせているか

これらが非常に重要になります。

以下の記事に続きもまとめてありますので、ぜひ他の記事もご覧ください。