ども、ぽこラボ所長です!
今回は「東大生がどんな子ども時代を送っていたか」を東大卒の塾講師が超主観的に語ります。
塾で授業や保護者面談をしていると、ときどき聞かれるのが
といった質問。
正直、東大生にも色々いるので、あくまでもひとつのサンプルとして「こういう子どもが東大に行ったのか」ということを伝える記事になっています。
この記事の内容は次の通り。
- 子どもの頃の生活リズム
- 子どもの頃にハマっていたこと
- 勉強以外でやっておいてよかったなと思うこと
- 勉強の成績や勉強法など
それぞれ見ていきましょう!
子どもの頃の生活リズム
意外と大事だったかもな、と後になって思うこととしては、生活リズム。
割と朝型だったのかなと思います。
具体的には「21時に寝て6時半に起きる」を、小学生の頃から高1か高2まで続けていましたね。
私世代だと21時に寝ている人は圧倒的に少数派だったと思います。
今でも「できれば22時半には寝たい」と思ってるんですけど、家事とかをしているとさすがに23時を過ぎることが多いですね…。
授業もテストも入試も基本的には朝から始まりますし、ある程度朝型でないと授業もテストも100%集中できる状態では挑めないですよね。
遺伝もあるようなので、ちょっと夜型遺伝子のお子さんには不利な世の中だとは思います。
子どもの頃にハマっていたこと
次に子どもの頃にハマっていたことを小学生時代から順にまとめていきます。
小学生時代とかは忘れているものも多いのですが…
小学生時代
小学生時代にハマっていたことは以下のようなものですね。
- ホッピング
- 囲碁、将棋
- ゲーム
- 運動(クラブ)
ホッピングは特に学校で流行っていたわけでもないのに、なぜか一時期めちゃめちゃハマって、「昼ごはんから夕ご飯を食べるまで飛び続ける」みたいな奇行をしてました。
囲碁と将棋は最初はたぶん友達がハマっていて教えてもらったような気がします。そこから徐々に定石の書いてある本を読んだり、パソコンとポチポチ戦ったりしてました。
小学生時代に学校のクラブ活動みたいなやつでは最終的に相手になる人はいなかったですね。そのころはNHKでプロの囲碁も将棋も見てました。
ゲームも他の子どもと同じような感じでぼちぼちハマってたかなと。
RPGが好きで、ドラクエ、ドラクエモンスターズ、ファイナルファンタジー、ポケモン、テイルズ、あたりが好きでした。
低学年の頃はポケモン以外は自力でクリアできなかったですけど。
その他、スマブラ、マリオテニスなんかも友達と対戦してました。
ポケモンとかドラクエなんかだとレベル上げが人よりも得意で、大体「ボスは余裕で倒す」くらいレベルを上げてから挑むみたいなのが、この頃からの癖ですね。
あとは小2くらいからスポーツ少年団に入っていて、そちらはあまりハマらなかったんですけど、小5から始めた別の個人競技の方は割と楽しんでいました。
どうすれば強くなるのかネットで調べたりもよくしていました。
個人競技の方は小、中、高と全国大会に出場しています。(運動で全国大会行ってた東大生なんて限られるので身バレ防止のために競技名は伏せておきます。)
中学生時代
次に中学生時代にハマってたことですね。
- 部活
- ギター
メインは部活だったかなと思います。小5から続けていた競技をそのまま続けました。
この頃から友達と遊ぶことは飽きてほとんどしなくなってしまったので、暇な時間はギターを割とやってました。
たまたま親が1本だけもっていたヤマハのアコースティックギターがあって、たまたまテレビで押尾コータローさん(アコギのソロギタリスト)を見かけたのがきっかけです。
中1の夏休みに暇すぎて始めて、中2の頃には押尾さんの曲を割とコピーできるようになっていたはず??
一応、音楽の先生からは音楽の方向に進むこともおすすめされましたが、ギターはただの趣味というか、、、暇つぶしだったので断っておきました(笑)
高校生時代
高校生時代はほとんど部活一本でしたね。
小5からの個人競技と、バンドの部活もときどき行って、彼女とたまにどこかに出かけて、で正直それ以外はやってる暇はなかったです。
ゲームとかも割と好きでしたけど、この時期にはそれをやってる暇もなかったような気がします。
勉強以外でやっておいてよかったなと思うこと
続いて、趣味までは行かないですけど、やっておいて良かったなと思うことをまとめておきます。
- 運動
- 楽器
- ゲーム
- 料理
- 祖母と家庭菜園(野菜など)
- お笑い系番組の鑑賞
運動、楽器、ゲームは上述した通りですね。
運動と楽器はしっかりやっておくと、学校の授業でも活躍できるので、嫌いにならずに済むと思います。
ゲームは集中してレベル上げするのが意外と大事だった気がします。
人生をレベル上げで乗り越えられるイメージは割と未だに持っているので。
あとは料理も普通の専業主婦・主夫の方くらいにはできます。
親が共働きで、祖母と一緒に夏休みのご飯を食べていたんですけど、祖母が料理が上手じゃなくて煮物くらいしか作らなかったので、だんだんと夏休みの昼ごはんは自分で作るようになっていきました。
これも家庭科の勉強に割と役に立った印象はありますね。
食事の単元とかは何も勉強しなくても満点に近い得点は取れてました。
あとは祖母が小さい畑を近所に借りていて、そこで一緒に野菜を育てたのも家庭科には役立ったかもしれません。
きゅうり、トマト、なすび、スイカ、白菜、ジャガイモ、玉ねぎ、ブロッコリー、さつまいも、にんじん、大根…
他にも育てたかもしれませんけど、家庭で使うような主要な野菜は一通り育てた気がします。
あとはお笑い系の番組、特にネタ番組は割と見てました。
あまりない時代もあったかなと思いますけど、古典的な所で言えば、笑点とか吉本の新喜劇(土曜?日曜のお昼に流れる地域でした)はほぼ毎週見てました。
未だにM-1とかキングオブコントとかはけっこう好きですね。
東大に行くとベタなボケやツッコミにもついていけない人がけっこう多くてビックリしたんですけど、塾講師をしてみると、東京でも一般的な子どもはちゃんとそのあたりは理解していて安心しました。
塾講師として生徒さんとコミュニケーションを取るのにはお笑いの知識は役立っています。
勉強の成績や勉強法など
次は勉強についてですね。
1番聞かれることが多いですけど、1番参考になりにくい部分なので、この記事の後半に置きました。
小学生時代
小1、小2の頃に「授業中に先生の言うことは全部聞けよ」と親に言われていたのは何となく覚えていて、実際にけっこうちゃんと聞いていたのではないかと思います。
学校の授業は、全て授業中に消化して、宿題も授業中に終わっていたので、あまり家で宿題をした記憶はないですね。
ちょこちょこはしてたとは思いますが。
大きなもので言えば、夏休みの宿題くらいですかね。
ワークだけ先にやって、ワーク以外のめんどくさいやつを夏休みギリギリに終わらせる感じでした。
ちなみに進研ゼミも一瞬だけ契約したんですけど、親としては毎日ちょこちょこやらせるつもりだったのにも関わらず、1日で集中して終わらせるのが何回か続いて、すぐにやめさせられました。
小学校5年生くらいからは「授業が遅いなあ」と退屈に思うようになりましたね。
それでも真面目に聞いてはいましたが。
「1学期の間すべて満点だったらご褒美にゲームを買ってあげる」みたいな報酬は高学年の頃にあったような気がします。
1回達成できたか、ギリギリ達成できなかったか、とかだったと思いますが、あまり覚えていませんね。
塾講師となって振り返ってみると大事なこととしては、
- 授業を聞きながらある程度きれいにノートを取れること
- 宿題はギリギリでも自力でやり切ること
- テスト勉強で妥協しないこと
このあたりかと。参考にしてみてください。
ノートと授業を聞くのが同時にできるのは実はかなり難しい作業で、おそらくクラスの半分もできてる人はいないと思います。
塾講師を始めてからできない子がいるのに驚きましたが…、塾講師の経験上、ある程度遺伝とか才能的なものも必要なのでしょう。
それと当たり前ですが、宿題は自力でやることが重要です。
割と答えを写したり、答えを友達に聞いたりしている人が多いですが、それを小学生で覚えてしまうと、そこから先に東大が待っていることは絶対にありません。
テスト勉強も妥協している人が多いですね。
とにかく全テストで満点を狙うべきです。
小学生のテストは易しいので、頑張ればクラスの真ん中くらいまでのお子さんであれば、満点を狙えます。
中学生時代
中学生時代も授業を全部聞いて、授業中に全て宿題まで片づけるような感じでした。
ただし数学はかなり得意だったので、先生の話を聞かなくてもワークの例題の解き方を見て、それをマネして勝手に1人で進めてました。
それほど小学生時代と変わらないと思いますが、学校の先生も含めて「自分より勉強できる大人はほとんどいない」ということを中学生の段階でかなり自覚できていたと思います。
親は高卒と大学中退なので、親も勉強ができる方ではありませんでしたね。
そのせいで人をバカにする嫌な子どもだったかもしれません(笑)
テスト勉強だけはしっかりやって、全科目満点を狙いに行ってました。
塾講師視点でいうと、あのとき妥協せずに全科目ちゃんと満点を狙いに行っていたのは偉いと思います。
中学生くらいになるとやはり妥協している人が多く出てきますしね。
平均点で満足していては全然ダメで、やはり全科目満点を狙うのが筋です。
こちらにテスト勉強の勉強法をまとめているので、参考にしてください。
高校生時代
高校は県内のトップ高校に入学して、そこからしばらくは平均よりはやや良いくらいの成績をキープしてました。
行けるもんなら東大に行ってみたいなと、どこかのタイミングで思いはしたものの、あんまりちゃんと勉強はしてなかったですね。
なんとかテスト勉強で1周は問題集にも取り組んで…みたいなギリギリの状態で高3までやってました。
部活が終わったのが高3の8月なので、夏休みもあまり勉強できずで、結局浪人しました。
東大の個別試験を受けるのに必要な得点はセンター試験で取れたので、まあ何とか浪人生としての基礎はギリギリ及第点くらいかなと。
今、思えば、最低でも英語と数学はもっと真面目にテスト勉強だったり、模試の復習だったりに取り組んでいれば、現役合格もできないことはなかったかなという気はします。
高1、高2で東大を目指している人向けにはこちらの記事がおすすめなので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は東大を卒業した塾講師が、1つのサンプルとして、東大に行くような子どもがどんな子どもだったかをまとめてみました。
参考になる部分があったら良いのですが…
東大に受かりたい方がいたらぜひ以下のまとめページから興味のあるものに目を通してもらえればと思います!
それではまた、所長でした!