ども、ぽこラボ所長です!
今回は社会人の方がゼロから東大に受かるための勉強法について解説します。
結論から言うと、社会人の方でも東大の一般入試で合格することは可能です!
こんな風に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、東大卒の現役塾講師が今の東大入試の状況も踏まえて、社会人の方が東大に受かるための勉強法を解説していきます。
読み終えた頃には悩みもなくなり、後は勉強を進めるだけの状況になっているはずです。
この記事の内容は以下の通り。
- 社会人が東大の一般入試に受かるための勉強手順
- どれくらい勉強する必要があるのか
それでは1つずつ見ていきましょう。
目次
社会人が東大の一般入試に受かるための勉強手順
まずは一般入試に受かるための勉強手順をザックリ解説していきますね。
社会人の方の場合、次の4ステップを確実にクリアする必要があります。
- 東大入試の仕組みを調べる
- どこから勉強をスタートすべきか調べる
- 何を勉強すればいいか調べる
- 勉強をする環境を整えて継続する
東大入試の仕組みを調べる
まずは東大入試の仕組みを調べてみましょう。
大雑把に言えば、共通テストと個別試験の2回の試験の合計得点で合格最低点を超えれば、東大に受かります。
共通テストは全国一斉に行われるテストで、「共通一次」や「センター試験」が徐々に変化して今の「共通テスト」という形に収まっています。
理系:英語、数学、国語、理科2つ、社会1つ(、情報)
文系:英語、数学、国語、理科基礎2つ、社会2つ(、情報)
の合計900点満点(情報込みで1000点満点)のテストになっています。
※2025年1月実施の共通テストから「情報I」も共通テストに組み込まれます。
この共通テストで足切りと言われるボーダーラインを超えた受験生だけが東大の個別試験に進むことが可能です。
個別試験では
理系:英語、数学、国語、理科2つ
文系:英語、数学、国語、社会2つ
と全大学の中で最多の科目数が必要になるのが東大受験です。
共通テストの900点を110点分に圧縮し、さらに個別試験440点分を合計した550点で、得点の高い人から東大に受かることになっています。
科目選択などの細かいことが知りたい方は、少しググってみるといいかもしれません。
調べる力は東大合格に必須です。
どこから勉強をスタートすべきか調べる
次に、どこから勉強すべきかを調べていきましょう。
だいたい以下3択のどれかから始めることになるはずです。
- 中学レベルから始める
- 高校初級レベルから始める
- 問題演習メインの学習から始める
1と2のどちらから始めるべきか分からない場合は、高校入試を解いてみましょう。
少し検索すれば、ほとんどの都道府県の高校入試とその解答が出てくると思いますが、たとえば東京都の高校入試とその解答はこちらからダウンロードできます。
※公立高校入試の問題であれば、どれを解いても構いません。
試験時間通りに解いてみて、80点以上取れる科目は高校レベルの勉強から始めればOK、そうでなければ中学レベルの学習から始めましょう。
2と3の高校初級レベルから始めるべきかどうかに関しては、センター試験を解くことで調べてみましょう。
センター試験も東進の過去問データベースで無料(無料会員登録が必要)で入手できます。
今は、共通テストに試験が変わっていますが、共通テストは癖が強いのでセンター試験で実力を測るのがおすすめですね。
たとえばセンター試験2020年を「時間無制限」で解いてみるといいですね。
70%以上取れる科目は、高校レベルの基本的なことは理解できているので、問題演習メインの学習を進めればOKです。
70%を超えられない科目は少し回り道に思えても、高校初級のインプットの部分から始めた方がいいでしょう。
この記事を読んだ社会人の方が100人いたとすると、50人は全科目中学レベルから、30人くらいは1科目~2科目くらい高校初級レベルから、といった感じになるはずです。
できない科目が多くても勉強すればいいだけなので、諦めないようにしましょう。
何を勉強すればいいか調べる
では、具体的に中学レベルや高校レベルの教材として、どんなものを勉強していくべきかについて解説していきます。
といっても、全てを詳しく解説すると長くなりすぎるので、ここでは大雑把に解説して、詳細を解説したリンクを貼っておくことにしますね!
まず中学レベルの学習に関しては、
- スタディサプリを視聴する
- 該当範囲の問題集を解く
をくり返すだけでOKです。
スタディサプリは月額料金で全ての科目の授業を視聴できる映像授業サービスです。
問題集としては、例えば「中学総合的研究問題集」を使うといいでしょう。
とりあえず問題集を2周~3周すれば、その時点で中学レベルは卒業ということでOK。
あまり完璧を追い求めすぎなくても問題はありません。
少しくらいなら抜けている部分があっても、高校レベルの学習で穴埋めできますので。
高校レベルに関しては、科目ごとにかなり細かい勉強法を理解しておかないといけないので、こちらの記事を参考に勉強法を調べてみてください。
※文系の人でも半分以上は参考になるはずです!
勉強をする環境を整えて継続する
どこからスタートするか決まり、何を勉強していくべきか分かったら、あとは環境を整えて継続するだけです。
「何曜日の何時から何時間」「どこで」「何を」勉強するのか、細かく決めて完全にルーティン化するのがおすすめです。
そのためには、生活リズムを少し整えてみたり、勉強場所を整えてみたりする必要が出てくると思います。
※もちろんお仕事にもよりますし、どこまで子育てが進んでいるかにもよりますが…
まずは完全なルーティンができるまで少しずつ勉強環境を整えていきましょう!
どれくらい勉強する必要があるのか
最後にどれくらいの勉強が必要なのか、簡単に説明します。
とはいえ、上述したように人によって勉強のスタート地点が大きく異なる以上、必要な勉強時間に差が出るのは当たり前です。
幅がありますが、経験上3,000時間~10,000時間くらいが東大に受かるのに必要な勉強時間になります。
3,000時間で合格できる人は例外中の例外で、「国立大学を卒業したばかりで、文系理系は卒業した大学から変えない(理系なら理系のまま)」みたいな人ですね。
なので、一般的な社会人の方なら「少なく見積もって7,000時間は必要」と考えておくといいでしょう。
7,000時間となると、1週間に50時間勉強したとして3年弱くらいになります。
平日に5時間勉強、休日に12時間勉強くらいで、だいたい週50時間勉強になるので、ホワイトな企業で社会人をなさっている方ならギリギリこなせるラインかなと思います。
超有名な進学校に通っている高校生や、その卒業生である浪人生たちと戦うことを考えると、妥当な勉強時間と思ってもらえるといいのですが…。
まとめ
今回は社会人の方が東大に受かるための勉強法を徹底解説しました!
次の4つのステップを意識して勉強をしてみてくださいね!
- 東大入試の仕組みを調べる
- どこから勉強をスタートすべきか調べる
- 何を勉強すればいいか調べる
- 勉強をする環境を整えて継続する
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また、東大の理系を目指しているのであれば、こちらは絶対に読んでみてほしい教材です!
めちゃめちゃ気合いを入れて書きました!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
それではまた、所長でした!