指導法

ベテラン個別指導講師が解説!中学英語を教えるコツを問題系統別に紹介!

ども、ぽこラボ所長です!

今回は中学英語を教えるコツを個別指導歴10年のベテラン塾講師の視点で解説していきます!

塾講師をしている方、ご家庭で教えている方、どちらにも役に立つないようになっているはずですので、ぜひ参考にしてください。

この記事の内容は次の通り。

  • 語彙学習の注意点
  • 文法を教えるコツ
  • 長文やリスニングを教えるコツ

それぞれ解説していきます!

語彙学習の注意点

まずは語彙学習について。

語彙に関してはどこまで真面目に教えればいいの?

というのがよくある質問かなと思います。これに学年別に解答します。

中1の最初から覚えてもらうこと

中1の頭から絶対に真面目に教えるのが発音とスペル、「動詞」と「名詞」の感覚です。

まず発音に関しては、発音記号も意識的に解説するようにしましょう。

中1の最初の方はもちろんそこまで真面目に教える必要はないですけど、ことあるごとに発音記号にもラフに触れていけば、中2の途中からは発音記号も意識しながら単語を覚えるようになってくれます。

次にスペルについてですが、これはとにかく何度もテストを繰り返すしかありません。

発音もちゃんと教えていけば、少しずつ発音とスペルがリンクしていきますので、カタカナとか語呂に逃げないことが重要です。

割と逃げたくなるんですけど、語彙だけはできるだけマッチョモードで教えた方がいいですね。

そして品詞についてですが、全て真面目に教える必要はありません。

動詞に関しては、be動詞と一般動詞を区別して習うので、それほど問題なく覚えていくと思います。

それと同時に名詞という概念は最初から頭に入れてもらった方がいいでしょう。

これも語彙を覚えるときに、この中で動詞はどれ?とか名詞はどれ?と質問する癖をつけておけば大丈夫です。

それを続けているうちにいつの間にかインプットされていきます。

中2からは全ての品詞も意識させつつ教える

中2からは形容詞、副詞、前置詞なども概念として覚えていきたいところです。

特に副詞と形容詞の概念が頭に入っているかどうかで、高校生以降の学習効率がグッとかわりますし、特に接尾辞の感覚が徐々にインプットされるはず。

例えば「~ly」は副詞っぽいとか、「~able」は形容詞っぽいとか。

単語を覚えるときに、必ず発音、スペル、意味、品詞をセットで答えられるようなテストを作ってあげるのがいいでしょう。

語彙が覚えられない原因

語彙がなかなか覚えられない生徒さんの覚えられない原因は2つです。

  • そもそも日本語で知らない単語
  • 繰り返しトレーニングをしていない

そもそも日本語で知らない単語

中学生レベルの単語では起こる可能性は低いですが、そもそも日本語で知らないとか説明できない単語を英語で覚えるのは非常に苦労します。

当たり前ですよね。

ですので、もし難しめの意味の単語が覚えられていないのであれば少し注意して、そもそも日本語でその意味を知っているかを確認してあげてください。

繰り返しトレーニングをしていない

基本的には、語彙を覚えられないのはトレーニング不足です。

というか、覚え方を教えてもらっていないのであれば、トレーニング不足になるのも容易に想像がつきますよね。

テストするから、それまでにこれとこれとこれを、こういうふうにやっておくようにと必ず指示をしておきましょう。

これ覚えといて

みたいな雑な指示のせいで覚えられていない可能性が高いです。

また、トレーニング不足の原因は、小テストは満点を取らなくてもいい、みたいな甘えにある可能性もあります。

正直、単語のテストなんて、満点をとって当たり前、ということを100回でも200回でも伝えてしみつかせましょう。

そして、それができていないなら居残り、課題の追加などをしてでも当たり前の感覚になってもらいましょう。

文法を教えるコツ

中学生に英語を教えるというのはほぼほぼ文法を教えるということですから、何としてもここはクリアできるようになりたいところです。

文法を教えるコツは以下の通り。

  • 文法用語は妥協しない
  • 問題数がほぼ全て
  • 学校では体系的には教えていない可能性も

それぞれを解説していきます。

文法用語は妥協しない

まず文法用語に関してですが、これはあまり妥協せずに教えていくのがいいですね。

妥協はしませんが、文法用語を1度で覚えられるはずもないので、何度も繰り返し伝えていく我慢強さは必要です。

もちろん、前の単元で出てきた内容も何度も復習として教えましょう。

問題数がほぼ全て

説明を長々とするくらいなら、とにかく問題を宿題で大量に解いてもらっては解説して、さらに問題を大量に解いてもらって解説して、と問題数を稼ぐ方がよほど生徒さんの頭には入っていきます。

特に中学レベルであれば、それほど語彙数も多くないので、問題数をできるだけ稼いでおけば、文法問題くらいの短い英文なら自然と前から語順通りに読むということも徐々にできるようになってきます。

単元ごとに100〜200問くらいを目安に宿題にしてあげるのがお勧めです。

学校では体系的には教えていない可能性も

中高一貫校とかだと、「今日は5文型やります」みたいな雰囲気で文法の単元ごとに解説している形式になっていることが多いので、体系的に勉強できている生徒さんが多いのですが、

地域の中学校に通っている生徒さんだと、教科書に載っているものをその順で習っているので、文法の学習が少しバラついていることがあります。

不定詞は習っているけど部分的に残っている部分がある、とか。

学校のペースも意識はしますが、それとは別軸で文法は勉強していくのが1番効率的ではあります。

長文やリスニングを教えるコツ

長文やリスニングに関しては2つです。

  • 定期的に続けること
  • 前から読むのを講師が徹底すること

定期的に続けること

まずはとにかく定期的に長文やリスニングの課題を出してください。

結局のところどちらも「やらないからできない」というのが1番ですし、やらない理由は定期的にやっていないからなんですよね。

本当は毎日1長文くらい読んで欲しいところではありますが、それだけの教材を準備するのは大変なので、ひとまず週1回長文の問題を解いて、残り6日間で音読を繰り返す、とかが納めどころになることが多いです。

リスニングも同様で、週1回くらいディクテーションの課題を出して、それを残り6日間で復習する形ですね。

まずは長文やリスニングの勉強をする心理的なハードルを下げることを徹底してください。

※ちなみに受験生になったら毎日1つくらいやらせてもいいと思います。

前から読むのを講師が徹底すること

解説するときのコツとしては、とにかく講師が前から日本語にするのを徹底することです。

例えば、

When I got home, I saw a man entering the house whose roof was red.

みたいな文章があったら、

いつ?私が家に帰ったとき、私は見たよ、とある男が入っていくところを、家に、その家の屋根が赤い家に。

みたいな感じで訳しつつ解説します。

※知覚動詞の使い方としては高校レベルの構文になってますけど、、、

絶対に、後ろから訳して綺麗な日本語にすることはしないようにしましょう。

とにかく前から訳す練習をしてください。

そしたら生徒さんもいつかは同じように前から訳すことができるようになります。(語彙力さえ追いついていれば。)

基本的な授業構成案

授業の構成も軽く触れておきましょう。

基本的には次の2パターンかなと思います。

  • 新単元の場合
  • 入試対策やテスト対策の場合

それぞれについて見て行きますね。

新単元の場合

新単元解説の場合は次のような構成で進めることが多いです。

  • 次の授業で扱う内容に関連する復習項目を宿題にする
  • 宿題の解説
  • 新単元解説
  • 例題をいくつか解く
  • 類題と復習項目で間違った部分のバツ直しを全て宿題に
  • 次の授業で宿題解説

基本は新単元の授業でも「宿題解説→新単元解説→演習」の形で進められるといいと思います。

出来れば宿題解説に5割以上の時間を使って、残りの5割で新単元の解説&例題解説というイメージでできるといいでしょう。

宿題が少なすぎると、宿題解説に使う時間が少なくなりますし、多すぎると新単元の解説を出来なくなるので、その辺のさじ加減は徐々に覚えていきましょう。

特に宿題は全てを解説するのではなく、同じ解き方をするものは解説をカットするなどの工夫が出来るようになると時間のコントロールがしやすくなります。

入試対策やテスト対策の場合

入試対策やテスト対策に関しては、基本的に以下の流れでいいでしょう。

  • 事前に鬼のように宿題を出す
  • 宿題解説&抜けているところの類題解説
  • バツ直し&さらに鬼のように宿題を出す
  • 次の週に解説

ポイントは鬼のように宿題を出して、こちらも気合で解説しきることです。

テストに関しては

  • 週1回しか授業がない生徒さんだったらテストの3週間前に宿題を出す
  • テストの2週間前に解説して、さらに宿題を出す
  • 1週間前に最後の確認をする

みたいなスケジュール感で進められるといいでしょう。

まとめ

今回は中学英語を教えるコツをいくつかの分野に分けて解説しました。

参考になる部分はありましたか?

それではまた、所長でした!

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