独学

【大学受験】独学向け失敗しない勉強計画の立て方と修正法

ども、所長です!

「独学するのを決めて勉強計画を立てたいんだけど、どうすればいいのかよく分からない」

そんなあなたにプロの塾講師が失敗しない勉強計画の立て方をお教えします。

目次

【大学受験】独学で合格に必要な学習量と学力の把握をしよう!

まず最初にやるべきことは合格のために必要な学習量や学力を調べることです。

ここは妥協してはいけません。

しっかり調べていきましょう。調べ方についてはこちらの記事にかなり詳しくまとめました。

>>【大学受験独学】あなたに必要な学習量は?調べる手順を解説します

以降は「必要な学習量や学力は十分調べた」という前提のもと、計画の立て方と修正法法に絞って解説していきます!

受験日までの残り期間に振り分けて年間計画を作る!

しっかり調べ切ったら、どんな教材でどのように学習すればいいか理解できたはず。

その教材をズラッと並べて年間計画を作ってみましょう。

その上で以下に述べる注意点を必ずチェックしてください。

  • 各参考書最低2周以上、できれば3周できる計画になっているか確認する
  • 定期テスト、学校行事、模試も同時に年間計画に書きこむ
  • 長期休暇(夏休み、冬休み、春休み)中の学校課題を調べる
  • 長期休暇(夏休み、冬休み、春休み)中は普段の倍進む計算にする

各参考書最低2周以上、できれば3周できる計画になっているか確認する!

注意点の1つ目は各参考書が最低でも2周できる計画になっているかのチェックです。

参考書は1周した所でほとんど身についていません。

こんなに勉強したのに全然成績が上がらないんですけど。

という言葉を受験生からよく聞きますが、そういった受験生の多くは参考書を1周ずつしかこなしていない効率の悪い勉強になっていることが非常に多いです。

参考書は最低でも2周できるように、出来るだけ3周できるように設定しましょう。

2周目をしながら、次の参考書の1周目は勉強可能!

とにかく1冊を完璧にしないと次に進まないというやり方をしている受験生も多くいますが、あまり効率的ではありません。

勉強のストレスにムラが出るからです。

ある時期は各参考書の1周目ばかりをやっていて、すごいストレスフルな時期。

また次の時期は一斉に各参考書の2周目でストレスフリーな時期。

このように交互にストレスフルな時期とストレスフリーな時期が来る可能性が高く、モチベーションを維持しにくくなってしまいます。

各参考書の2周目は、次の参考書の1周目と時期を被せるように進めて大丈夫です。

そこを意識して年間計画を見直しましょう。

2周目は1周目の半分の時間、3周目は2周目の半分の時間と想定

1周にかかる時間の半分くらいの時間で2周目は終わります。3周目はさらに半分くらいです。

この目安を意識しておくと、計画のずれが生じにくいです。

もし1周目の計画が甘かったとしても、1周目が終わる段階で2周目3周目にかかる時間も見積もり直しやすいです。

定期テスト、学校行事、模試も同時に年間計画に書きこむ

さらに受験勉強が順調には進みにくいであろう期間を意識して直してみましょう。

気にするのは

  • 定期テスト
  • 学校行事
  • 模試

です。

定期テストの優先度を決める!

定期テストに関しては受験生であれば、優先度をしっかり意識しておきましょう。

推薦や奨学金の審査では内申が見られますから、定期テストの重要性は高いですが、一般受験しかしない受験生にとっては定期テストの優先度はそれほど高くありません。

とはいえ、最低限の準備は必要ですよね。

赤点を取ってしまったら、補修やレポートなどで時間を取られてしまい、受験勉強も止まってしまいます。

受験勉強と定期テストの勉強の優先度を意識して、その上で、定期テストシーズンにはどれくらい受験勉強が遅くなってしまうか大まかに見積もってみましょう。

学校行事の優先度を決める!

学校行事に関しては、学校の文化によって全く異なります。

3年生でもガッツリ体育祭や文化祭の準備に時間をかける学校もあれば、3年生はてきとうに参加するだけでOKな学校もあります。

指定校推薦の枠をたくさん持っている高校は割と学校行事に力を入れている可能性が高いかもしれません。

いくら学校行事を頑張っても受験にはほとんど生きてきません。

面接や小論文が必要になる大学や学部などで少し話しやすくなる程度ですね。

とはいえ、受験で受かることを第一に考えて学校行事を捨てましょう、と言い切る気はありません。

あなたの中でどれくらい優先度が高いものなのかはハッキリさせておきましょう。

学校行事を頑張ったことで、受験に失敗しても構わないのか、そうではないのか考えてみるといいと思います。

優先度は低いけど、ただ何となく学校行事にガッツリ関わるということさえなければOKです。

ガッツリ首を突っ込むなら受験勉強のペースを見直す必要が出てきます。

大体どれくらい勉強時間が減りそうか概算を出して計画を見直してみてください。

模試の復習の時間を取る!

受験生にもなると月に1回程度は模試があることが普通です。

ちなみに

何回模試を受ければいいですか?

というのもよく聞かれるのでこちらの記事に詳しく書いています。

>>大学受験における模試の意味は?どれくらい受けるべき?復習法は?全て解説します!

模試の復習にかける時間を計画の中で確保しているかどうか考え直してみましょう。

今のペースで間違いはないですか?

模試の復習は、模試の試験時間の合計をして、その倍くらいの時間がかかると思っておくと失敗が少ないと思います。

長期休暇(夏休み、冬休み、春休み)中の学校課題を調べる!

夏休みや冬休み、春休みは受験勉強が進みやすい時期ですが、この時期にも学校の課題が出る可能性は考慮しておきましょう。

課題の優先度を決める!

学校の課題に関しては、先輩がどのような課題だったかを聞いてしまえば大丈夫です。

仲の良い先輩がいなければ、授業を担当している先生に聞いてしまいましょう。

その上でやはり優先度が大事です。

提出の義務はありますか?内申を考慮するとどれくらい真面目に取り組む必要がありますか?

優先度を決めた上で、学校課題に割く時間を考え直してみましょう。

長期休暇(夏休み、冬休み、春休み)中は普段の倍進む計算にする!

課題に割く時間を考えたら、どれくらい進みそうか見直してみてください。

長期休暇中は大体、学校のある普段と比べて倍くらいは受験勉強が進みます。

1つの目安として覚えておくといいでしょう。

【大学受験独学】年間の計画から週間計画に落とし込む

上述した注意点も考慮した上で毎週の計画に落とし込んでいくのが次の作業です。

とはいえ、1年間50週分を最初から作っても意味はありませんので、とりあえず最初の2週分だけ作ってみましょう。

作る際の注意点をまとめていきます。

  • 1日空き時間を作る
  • 時間割を作る
  • 量と時間をセットで計算する

週間の勉強計画は1日空き時間を作る!余裕のある計画に!

週間計画にゆとりがなさすぎると確実に計画通りに勉強できなくて破綻します。

そもそも計画は後ろ倒しで下方修正していくものなので、それが少しでも減らせるように余裕を作っておく必要があります。

他の日が多少ギュウギュウになってでも空き時間長めの日を作っておきましょう。

その日は週間計画の遅れを取り戻す日です。

遅れが生じていなければ頑張ったご褒美としてオフにしておけば大丈夫です。

週間計画は時間割を作る!悩まず勉強できるようにする!

週間計画を作るときには何時に何をやるのか学校の時間割のようなものを作っておきましょう。

次に何をしようかな

と考えているうちに人間は休憩したくなったり、やる気が失せたりするものです。

人間の脳は選択をする度に元気を失っていってしまうので、そこも踏まえて先に何をどの順で何時間やるか決めておくといいでしょう。

元気な日とそうでない日など2パターン作ってみる

ちなみに時間割に関しては、調子の悪い時用のものも作っておくといいでしょう。

その際には、最低限こなしたいものを時間を決めて順番に並べておきましょう。

このようなイレギュラー対応の時間割を作っておくだけでも、

今日は何か調子悪いから勉強やめておこうかな

という休みたい欲求が少し収まります。

言い訳を先につぶしておくということですね。

計画は量と時間をセットで計算する!量で決めるのはダメ!

週間計画の中で時間割を作ると言いましたが、時間割だからと言って、時間だけで管理するのも量だけで管理するのも最適ではありません。

基本的には「何時から何時までの間に(時間)、何ページ進める(量)」という風に時間と量の両方で指定されている状態を目指すのがいいでしょう。

もちろん最初から自分の学習のスピード感が分かるわけではないはずなので、調整をしながら最適な所を見つけていく作業は必須になります。

1番ダメなのは量だけで指定することです。

他のwebサイトでは「量で指定しよう!」という風に書かれていることがありますが、「習慣化」の観点で見るならば、それは最悪ですね。

決まった時間に勉強を進めるのが1番習慣化しやすいですから、今日は2時間だけで明日は8時間やって、とバラつきの出やすい量での管理はおすすめしません。

割と根性のある方のみに通用するやり方です。

失敗しない勉強計画にするために、毎週計画を修正する!

週間計画は作って実行したら、毎週修正を施していきましょう。

もちろん次の参考書に移るタイミングもそうですが、そうでなくても修正は必要なはずです。

以下のことに気を付けるといいでしょう。

  • 計画通りに勉強できたか、出来ていないなら何が原因か
  • 量と時間のペース配分が適切か
  • 1日の勉強時間は増やさなくても問題ないか
  • 計画は守れていたとしても勉強の精度が落ちていないか

計画通りに勉強できたか、出来ていないなら何が原因か

多くの場合は週間計画を立てても計画通りに実行はできません。

自分の勉強のスピード感を見誤っていたり、ふいにイレギュラーなハプニングがおこったり、いろんなことが原因で勉強が遅れることがほとんどです。

遅れた場合には、何が原因で遅れているのかを考えてその理由をつぶしておきましょう。

もちろん潰しきれないイレギュラーな出来事は常に起こりえますが、それに対応できるための「余白時間」と「イレギュラーシフトの時間割」です。

少しでも影響を減らせるようにしたいですね。

逆に計画よりも進捗が良い場合もときにはあります。

その場合には、計画をもう少し頑張る方向へ修正していけばいいでしょう。

この場合にも、うまくいった原因は何かを考えるようにしてください。

量と時間のペース配分が適切か

修正に関しては、特に「量と時間」のセットを見直すのが大事です。

想定していたのは、1時間に5ページだったけど、実際に勉強してみたら1時間に3ページしか進まなかった、みたいなことは頻繁に起こることです。

特に新しく始めた参考書については、量と時間の対応関係が正確でないことは当たり前のことなので、しっかり見直していきましょう。

1日の勉強時間は増やさなくても問題ないか

実際に勉強をしてみると、

これ以上、内容を減らすと受験に間に合わないしな、、、

と困ってしまう場合もよくあります。

そんなときには勉強時間を伸ばすしかありません。

勉強時間を伸ばしさえすれば解決するのであれば、次に考えるのはどうやって伸ばすかですね。

勉強に使える時間を捻出することはできませんか?

考え直してみるといいでしょう。

計画は守れていたとしても勉強の精度が落ちていないか

計画通りに勉強できていたとしても、急がないと間に合わないから解説を理解するのが雑になってしまっていたり、解きなおしをパスしていたりと、勉強の精度が落ちてしまっていることもよくあります。

これは特に意識的に改善していかないと、模試で初めて気づく、といった極端なパターンになりがちです。

毎週、必ず意識的に勉強の精度が落ちていないか、もっと効率よく勉強する方法がないか改善案を探し続けてください。

失敗しない勉強計画のために、月に1度は年間計画を修正する!

週間計画を立てて、毎週の計画も修正するのは当たり前ですが、週間計画だけでなく年間の計画も見直す必要があります。

2か月も3か月も経ってから見直してみて、あれ?予定よりだいぶ遅れているな、ではマズいですから月に1度は絶対に見直しが必要です。

遅れた原因を洗い出す!

大抵の場合、年間計画は遅れます。

遅れた原因を月に1度は洗いなおしてみましょう。

週間計画の修正で出てきた改善ポイントをまとめるだけでも構いません。

同じミスをしないためには、何度も復習することが大事。

計画の修正も同じミスをしないように復習してみましょう。

遅れをいつまでに、どうやって取り戻すか決める

遅れた分は取り戻さなければいけません。

そうしないと思ったように合格にたどり着くことができませんからね。

遅れは「いつまでに」「どうやって取り戻すか」が大事です。

例えば、「夏休み終わりまでに」「夏休みの勉強時間を10時間設定していたものを12時間に設定しなおして」取り戻す、のような形ですね。

大抵の場合は、勉強時間をどう捻出するかの問題になってきますから、どこから捻出するかを考えるのがいいでしょう。

模試の度に最初に調べた勉強量が正しいか検討する!

模試を受けたら、模試の復習をすることは大事ですが、それだけでなく今後の勉強方針がこのままでいいのか考え直してみることも大事です。

大きく2つを考え直してみるといいでしょう。

  • 苦手分野の演習が足りているか
  • 全体的に勉強量を少なめに見積もっていなかったか

苦手分野の演習が足りているか

苦手科目や苦手分野は誰にでもあります。

苦手科目や苦手分野は他の科目と比べて多く勉強しないと成績がついてこないのが当たり前です。

演習量が十分かどうか再度見直してみてください。

全体的に勉強量を少なめに見積もっていなかったか

多くの独学の受験生が陥りがちなのは

「かしこい人の書いている記事を参考に自分の勉強量を決める」

というミスです。

プロの塾講師が見ると、「その勉強量だと元々ある程度勉強ができる子じゃないと上手くいかないだろうな」と思えるような勉強量をwebから引用してきて自分の計画を立てている場合もあるはず。

人間は楽な方法があるなら、普通はそちらを採用したくなるものなので。

ですので、模試を受けてみて初めて「これじゃ足りない?」と疑問を持つことができることがあります。

少しでも疑問を持ち直したら、再度、頭から順に計画を見直してみましょう。

計画を大幅に修正するチャンスはそう何度も訪れませんので、今を逃したら次はないかもしれません。

Q&A

最後によくある質問も少し補足しておきます。

計画を立てた段階で厳しそうな場合はどうしたらいい?

計画を立てた段階で厳しそうな場合はどうしたらいい?

という風な質問はよくあるのですが、正直な所、夏休み終わりくらいまでには、平均的な勉強量の人のラインに載っていないとそこからの挽回はかなり厳しいです。

逆に言えば、夏休み終わりまでに追いついていれば、いくらでも勝負はできます。

残り時間を考えて、毎日14時間から15時間勉強する基準で計画を立てて自分を追い込んでいくか、志望校を考え直すか、どちらかになってくると思います。

あるいは塾や予備校、家庭教師などを頼れば、少しでも効率的に勉強することは可能かもしれません。

まとめ

今回は大学受験を独学で乗り切りたいという受験生に向けて、学習計画についてのあらゆる内容をまとめてみました。

正直、かなり長いのですが、もう1度読み直してもらって、計画をしっかり立てておけると学力も順調に伸びていくはずです。

頑張ってみてください。

それではまた、所長でした!