ども、所長です!
今回は「大学受験を独学で乗り切るメリット&デメリット」について詳しく解説していきます!
こちらの記事にたどり着いたあなたは
大学受験って独学で乗り切れるものなのかな?
となんとなく不安に感じているはず。
メリットとデメリットをしっかり整理して理解することで、独学で乗り切るにせよ、塾や予備校を頼るにせよ、自信を持って勉強に取り組むことが出来るようになります!
独学で東大に受かった私自身の経験や、塾講師としても10年以上働いている塾講師としての経験を元にどのサイトよりも詳しく解説していきます!
ぜひ参考にしてみてください。
目次
大学受験を独学で乗り切るメリットとデメリット一覧
まず最初にメリットとデメリットの一覧をこちらにまとめておきました。ご覧ください!
メリット
- 安く受験を終えられる
- 問題解決能力を養える
- 調べる力を養える
- 時間と場所を拘束されない
- テキストを自由に選べる
デメリット
- 時間がかかる
- 勉強量・質・スピードの正しさに自信が持てない
- モチベーションの維持が難しい
- 志望校の相談相手に困る
- 分からない問題の解決が大変
これだけを見ても何のことやら、となってしまうでしょうから、それぞれの項目を詳しく解説していきますね!
大学受験を独学で乗り越えるメリットは5つ!
まずは5つのメリットからです。
安く受験を終えられる
何と言っても塾や予備校に通うよりも安く済むというのが最も大きい所でしょう。
私自身は大学受験を独学で乗り切りましたが、裕福な家庭ではなかったという理由がかなり大きかったのは事実です。
例えば、大手の予備校ですと、1年間も通えば「入学金」「授業料」「テキスト代」「講習費用」合わせて100万円くらいかかることも普通です。
マンツーマン授業を受けようものならその2倍、3倍かかるもの別段おかしなことではありません。
一方で時間さえかければ、様々な能力を養いつつ、安上がりで受験できるのが独学の大きなメリットの1つです。
問題解決能力を養える【読解力・調査能力・自己管理能力】
独学での最大の問題の1つは「分からないことを自分で解決しなければならない」ということ。
様々な「分からないこと」に対応しなければならないわけですが、例えば次のようなことを自力でこなしていく必要が出てきます。
- 分からない問題を解説を読んで理解する(読解力)
- 正しい勉強法で勉強できているか調べて確認する(調査能力)
- 正しいペースで勉強できるように計画を調整する(自己管理能力)
これらの能力を身につけておけば大学受験を超えて、将来あなた自身を助けてくれることは間違いありません。
とりわけ読解力と自己管理能力は受験でも大きな役割を果たしますが、この2つは社会に出てからも必ず必要になる能力です。
問題集の解説をしっかり読みつつ、分からない問題を1つ1つ解決していくことで読解力が養われ、計画を自分で立てては修正を繰り返すことで、自己管理能力は高まります。
せっかくなら大学受験を通して養っておきたい能力ですよね。
調査能力については少し詳しく解説します。
調べる力を養える
受験勉強の途中途中で出てくる「分からない」の全てが手持ちの解説書の中に書かれてあるとは限りません。
参考書に載っていないことは教科書や資料集で調べることで解決を図る必要があります。
勉強法や、おすすめの参考書なんかは様々なサイトを見比べたり、書籍で調べたりすることも必要になることがあります。
手間であることは間違いありませんが、これらを1つ1つ丁寧にこなすことで「調べる力」が養えます。
私自身、大学でレポートの採点などをしていたことがありますが、東大生ですら調べれば分かることを調べずにレポートを提出していることは非常に多いです。
※そんなレポートはすかさず減点していました。
大学に入ってからも「調べる力」は必要ということですね。
調べなければ結果が出ないのが、独学での大学受験です。
そんな環境で1年も頑張ってみれば嫌でも調べる能力は上がります。
時間と場所と内容を拘束されない
塾や予備校で勉強をするときには、開館あるいは開室の時間が基本的には決まっているはず。
もちろん授業は塾側の時間割に従わなければなりません。
一方で、独学であれば自分の好きなタイミングで好きな場所で好きな内容を勉強することができます。
例えば、
最近受けた模試の復習を丸一日集中して自室に缶詰めで取り組む
ということも、勉強の間に塾の授業が入ってしまったらできません。
予備校の授業の予習が必須なのであれば、それに時間を奪われることもあります。
テスト勉強と受験勉強の比率も独学であれば、自由に決められます。
テキストを自由に選べる
自分で使用する参考書は自分に合ったものを使いたいものです。
塾や予備校によっては専用の教材が指定されていたり、独自教材を使うことが決まっていたりします。
レイアウトや、解説が気に入らないテキストを使い続けるストレスはかなり大きいですから、
自分で本屋に足を運んで、気に入ったテキストを使って勉強できるのは大きなメリットです。
誰だって白黒の単調なテキストで勉強したいとは思いませんよね。。。
大学受験を独学で乗り越えるデメリットは5つ!
続けてデメリットについても把握しておきましょう。
時間がかかる
とにかく1番のデメリットは時間がかかることです。
塾の先生に解説してもらえば3分で理解できる問題でも、独学で勉強したら30分かかるということもザラです。
参考書1冊選ぶのにも吟味に吟味を重ねないと行けませんから、時間を食います。
大学受験が年に1回の制限時間付きの勝負ですから、残り時間次第では、時間がかかることが最大のデメリットになり得ます。
勉強量・質・スピードの正しさに自信が持てない
塾に通っていれば、周りの受験生がどれくらい勉強しているのかの情報を仕入れるのはかなりイージーですし、そこに実感がこもります。
独学だとネットの情報を調べることはできるかもしれませんが、そこに実感はこもりませんよね。
今の勉強法が合っているのか
このペースで進めていて間に合うのか
そんな勉強の質やスピードに関わる部分も自信は持ちにくいはずです。
モチベーションの維持が難しい
多くの受験生は勉強が好きではありません。
これは塾講師を10年も経験せずとも分かることではありますが、別に勉強が嫌いではない受験生でもモチベーションを維持し続けることは簡単ではありません。
なぜなら、勉強が嫌いではなくても、勉強よりも好きなことはあるからですね。
私自身、勉強は割と好きな方でしたが、勉強するよりもお笑い番組を見ている方が好きですし、ギターを弾いたりゲームをする方が好きです。
そんな数々の誘惑を乗り越えてモチベーションを数ヶ月、数年に渡って維持しなければならないのが独学の大学受験です。
簡単ではないのは間違いありません。
志望校の相談相手に困る
一部の受験生は
「将来やりたいことも特にない」
「行きたい大学も別にない」
そんな状態です。
そんな受験生にとっては、志望校を決めるのも一苦労です。
他にも
「A大学にするかB大学にするか迷っている」
なんてことも大学受験ではあるあるです。
塾講師をしていると毎年必ず相談されることの1つですね。
大手の予備校や塾に通っていると、長年の受験生のデータなどが揃っていますから、そのデータも比較的簡単に見ることができますし、データをもとに塾の先生と相談することも可能です。
独学であれば、この辺りは一通り自分で調べて検討しなければなりません。
分からない問題の解決が大変
何といっても勉強が続かなくなってしまう原因の最大のものとしては、「分からない問題を解決すること」となります。
数学のこの問題が分からない!
ってなってしまっても自分の力で解決できる力がなければ、どんどんと分からない物がたまっていって先に進んでいる感覚がしません。
独学で頑張るなら解決能力は必須です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めてまとめてみますと、大学受験を独学で頑張るメリットとデメリットは以下のようになります。
メリット
- 安く受験を終えられる
- 問題解決能力を養える
- 調べる力を養える
- 時間と場所を拘束されない
- テキストを自由に選べる
デメリット
- 時間がかかる
- 勉強量・質・スピードの正しさに自信が持てない
- モチベーションの維持が難しい
- 志望校の相談相手に困る
- 分からない問題の解決が大変
こちらの記事を参考に独学で頑張るか、予備校や塾に頼るか判断してみてはいかがでしょうか。
それではまた、所長でした!