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科目別勉強法

模試の英語の復習法(直し)を高校生向けに塾講師が解説します!

ども、ぽこラボ所長です!

今回は高校生向けに模試の英語の復習法について解説します。

「復習しろ、とは言われてるけどやってない」
「やってはいるけど、このやり方で合ってるか自信がない」

このような人も多いのではないでしょうか?

テスト勉強と違って、模試は事前に対策をすることが難しいので、復習こそが1番重要な作業です。

模試の復習は、他の受験勉強と比べても圧倒的に効率よく学力を伸ばすことのできる勉強なので、サボらず正しい勉強法で進めたいですね!

そんな模試の英語の復習法を徹底的に解説するので、ぜひ参考にして学力を伸ばしてください!

模試の復習はものすごく時間がかかるのが当たり前

この記事ではかなり詳細に模試の復習法を解説しますが、まず大前提として模試の復習には時間がかなりかかることを覚えておきましょう。

先にこの前提を受け入れないと、そもそも模試の復習手順を見るだけで「大変そう…」とモチベーションが下がってしまうかもしれません。

英語の模試の復習に時間がかかる理由は?

模試の復習の中でも英語と国語は、得点がそこそこ高い人でもそれなりに時間がかかるものです。

というのも、英語と国語は「問題文の読み直し」の必要があるからですね。

間違えた問題に関係ある部分だけ復習しても、正直あまり意味がなく、文章中に出てきた分からない部分を1つ1つ丁寧に潰していくことが最も実力の伸びる作業になります。

そのためには、めんどうでも1文1文読み返しながら「分からない部分はないかな」とチェックしていく必要があるわけです。

どれくらいの時間がかかる?試験時間の2倍を目安に

とはいえ、5時間も10時間も1科目の復習ばかりしていられないのも事実です。

目安として「試験時間の2倍」を復習にかける時間の最大値にしましょう。

60分の試験の復習であれば120分を最大値に、80分の試験なら160分を最大値にするといった具合です。

それだけの時間をかけても、全ての復習を終えることができない場合もありますが、その場合は、全体を復習するのは諦めて、その時間内にできる分だけを復習するようにするといいでしょう。

試験時間の2倍の時間をかけても復習が終わらない場合は、今の実力と模試の難しさが合っていない可能性が高いので、模試の中でも易しい部分だけを復習するのが丁度いいのだと納得すべきです。

英語の模試の復習はいつやる?

実は模試の復習にかかる時間にも関係するのが、「復習をいつやるか」ということ。

英語は特に、文章の内容を覚えているうちに復習をした方が、復習を短時間で終えることができるので、早めに復習するのがおすすめです。

具体的には解説の冊子をもらってから1週間以内に終わらせることを目安にしましょう。

1週間以上あけると、文章の内容を忘れてしまい、読み返し作業にかなりの時間がかかってしまいます。

これまで復習をあまりしてこなかった人(模試の直しに慣れていない人)は、解説をもらったその日のうちに多少無理してでもやっておいた方がいいでしょう。

慣れていない人は、時間をおくとモチベーションがどんどん下がっていくので、すぐにでも始めるのが無難です。

模試の英語の復習法

それでは、復習法を説明していきます。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 解答解説を参考にしつつ英文を読み返す
  • 解説に全て目を通して間違いの理由を理解する
  • 知らない(忘れていた)単語・熟語を辞書で調べて覚える
  • 知らない(忘れていた)文法項目を文法書で調べて覚える
  • 全文章を3回以上音読する

これを大問ごとに進めていくといいでしょう。

それぞれ補足していきます。

解答解説を参考にしつつ英文を読み返す

まずは解答解説の冊子を参考にしつつ、問題になっている英文を読み返します。

長文に限らず文法問題にも目を通しましょう。

もちろん「メールや表の読み取り」などの特殊な問題も全て英語になっている部分は読み返してください。

基本的には解説に日本語訳がついているはずなので、訳を確認しながら進めばほとんど読めるでしょう。

一部、構文が難しいところ(修飾関係が難しいところ)もあるはずですが、難しい部分は解説がついていることも多いので、それも見て理解していくようにしましょう。

読み返しで重要なのは以下の2点です。

  • 知らない(忘れていた)単語・熟語をピックアップする
  • 知らない(忘れていた)文法項目をピックアップする

この後、単語や文法で頭に入っていないものは「調べもの&暗記」をすることになりますが、その下準備として、覚えていないものは全てピックアップしましょう。

フリクションのマーカーなどでチェックしておいて、後で調べたものは消すようにするのがおすすめです。

解説に全て目を通して間違いの理由を理解する

英文を読んだら、問題の解説に全て目を通していきます。

基本的には全ての問題の解説に目を通していきましょう。

間違えた問題だけに目を通すやり方だと、たまたま正解した問題をスルーしてしまう可能性が高いからですね。

ここで大事なのは次の2つです。

  • 間違いの理由を理解する
  • 覚えておきたい語や文法のまとめ部分を読み飛ばさない

まずは「自分の解答の間違い」や「間違い選択肢」がなぜ間違っているのかちゃんと理解するようにしてください。

正解の理由を理解することよりも、間違いの理由を理解する方が圧倒的に重要です。

また解説の途中途中に「その他にも覚えておきたい語リスト」みたいな「まとめ部分」が差し込まれていることもよくあります。

例えば

  • to不定詞句を目的語に取る動詞リスト
  • V O as Cの形を取る動詞リスト
  • 集合名詞の主なものリスト

のような語彙に関するものだったり、

  • canの用法リスト
  • to不定詞の用法リスト
  • ifを使わない仮定法のリスト

などの文法に関係あるものだったりがまとめられていることがあります。

これらについても、覚えていないものがあれば、チェックをつけておいて、この後の作業リストに加えておきましょう。

知らない(忘れていた)単語・熟語を辞書で調べて覚える

英文をキリの良いところまで読んで、解説も確認したら、頭に入っていない単語や熟語を辞書で調べて覚えていきましょう。

とにかく辞書で調べる癖をつけておくことが重要なので、必ず辞書で調べてください。

「解説に載っていたから調べなくていい」という人の語彙力はなかなか伸びないので、注意してくださいね!

調べた単語や熟語については、紙の辞書なら付箋を貼り、電子辞書なら履歴機能を使い、何度もくり返し眺めたり読んだりして暗記をしましょう。

覚えたものは付箋をはがしたり、履歴から削除したりして減らしていき、周回速度をどんどんと上げることで効率よく暗記していくのがおすすめです。

辞書の使い方と覚え方はこちらの記事にまとめていますので、参考にしてください!

知らない(忘れていた)文法項目を文法書で調べて覚える

文法項目で頭に入っていない内容も出てくるはずです。

そういった内容は必ず文法書で調べて覚えましょう。

VintageやNextstageのような文法問題集ではなく、エバーグリーンなどの文法書を利用しましょう。

学校でぶ厚い文法書を配られていない場合は、以下のような文法書を1冊は持っておくことをおすすめします。

索引から覚えていない文法項目を調べて、該当箇所と前後1ページずつの合計3ページずつをザっと目を通して行くといいでしょう。

そこに載っている例文を何度もくり返し音読して覚えたら、次の作業に移ります。

全文章を3回以上音読する

ここまで作業を終えたら模試の問題の方に戻って全体を最低でも3回以上音読していきます。

音読するときには「文の構造」「文の意味」を英語の語順で理解することを意識しつつ、音読してください。

頭を使わずに音読したら、ただの口の運動になってしまうので要注意です。

英語の語順で「文の構造」と「文の意味」を理解できるようになれば、英語の読解スピードがかなり上がりますし、リスニングでも安定して高得点を取れるようになります。

大問ごとに進めるのがおすすめ

ここまでが作業手順の全体になりますが、上述の通り、試験時間の2倍の時間を取っても、模試の復習が終わらない場合もあります。

模試の得点率が半分を切っている人は特に、大問ごとに進めるといいでしょう。

短時間で終わりそうなところから順に進めていき、試験時間の2倍の時間になったところで終わってしまって大丈夫です。

それ以上やるとモチベーションが下がるのはもちろんですが、次回以降も模試の直しをやりたくなくなってしまうので、あまり無理して続ける必要はありません。

リスニング問題の復習は?

リスニング問題の復習も基本的には同じ手順で進めばOKです。

ただし音読はかなり丁寧に行っておきましょう。

音読の部分だけ少しピックアップして、詳しく解説しておきます。

音読するときには上述した通り、

  • 文の構造
  • 文の意味

を英語の語順で理解しながら進めるのが重要です。

また、リスニングは読まれるスピードで理解できないと問題が解けないので、音読もスピード感が重要になります。

徐々にスピードを上げたり難易度を上げたりしながら、音読できるようになるといいですね。

以下に難易度の低い順にチャレンジしてほしい形式を並べておきます。

  • レベル1:スクリプトを見ながら音源に合わせて音読
  • レベル2:スクリプトを見ながら倍速再生(1.2~1.5倍)に合わせて音読
  • レベル3:スクリプトを見ずに音源に合わせて音読
  • レベル4:スクリプトを見ずに倍速再生(1.2~1.5倍)に合わせて音読

レベル2までできていれば大学入試で対応できないものはありませんが、余力があればレベル3や4にもチャレンジしておきましょう。

そこまでいけば、大学入学後も「英語が得意」ということで通せるはずです。

まとめ

今回は模試の英語の復習法(直し)について具体的に解説しました。

復習の具体的な手順は次の通りです。

  • 解答解説を参考にしつつ英文を読み返す
  • 解説に全て目を通して間違いの理由を理解する
  • 知らない(忘れていた)単語・熟語を辞書で調べて覚える
  • 知らない(忘れていた)文法項目を文法書で調べて覚える
  • 全文章を3回以上音読する

試験時間の2倍までを目安に、その範囲でできる分だけでも進めましょう。

模試の復習は1週間以内に終わらせるつもりで進めないとモチベーションや効率が下がるので、やるなら早めに取り組んでくださいね!

それではまた、所長でした!

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