物理の勉強記録&参考書紹介

高校物理の独学が難しい4つの理由。成功の秘訣は【ルート】&【方法】&【時間】

ども、所長です!

物理の独学って難しいの?

今日はこんな疑問に答えていこうと思います。

先に結論から言うと

不可能ではない!けど、レベルに応じてそれなりに時間は必要!

です。今回は受験を控えた高校生・浪人生の方にも大人・社会人の方にも有益な記事になるよう執筆しました。

それでは以下で詳しく解説していきましょう。

執筆者

私はこのサイトの運営をしている「所長」と申します。

個別指導塾で10年ほど指導しておりまして、専門は物理です。

最近は物理の参考書を書いたり、参考書の執筆のために問題集を実際に解いたりといった様子を発信しています。詳しくはこちらから。

>>無料で見られる【web参考書】アラサー高校物理
>>YouTubeチャンネル「アラサー高校物理」

物理の独学に失敗する理由

まずは物理の独学に失敗してしまう理由を書いておきます。

各所で数学の知識が必要になる

高校物理の範囲では必要になる数学の知識はそれほど多くはないのですが、数学と物理が密接に関わっているのは事実です。

微分積分だってもともと、物理の力学の説明をするために生まれたものですからね。

高校物理の勉強を始めるためには少なくとも「三角比」「ベクトルの合成分解」だけは理解しておく必要がありますし、

「2次方程式」や「2次関数」、「三角関数」のグラフなんかも出てくることがありますので、こういった数学が出来ずに困る方もそれなりにいらっしゃいます。

勉強のルートを誤る

どんな勉強も最も簡単な所から順に積み上げていく形で勉強すれば、ある程度のレベルまで成長することはほとんどの方にとって可能です。

途中で諦めてしまう方はご自身のレベルよりも難しい参考書や問題集、講義などに手を出してしまってモチベーションを失ってしまいます

モチベーションを失ってしまうと勉強がうまくいくことはまずありませんから、勉強のルートを間違えてしまって独学に失敗してしまうパターンは非常に多いです。

暗記量自体はそれほど多くなさそうに見える

たとえば、物理に出てくる公式の数と、化学に出てくる化学式の数を比べると圧倒的に化学式の方が多いのは間違いありません

この事実だけを見て暗記内容が少ないという意見は非常に多いのですが、物理に関しては公式の運用法までを暗記するところから始まりますので、

その意味でとらえるとそれほど暗記量が少ないわけではありません

ここを勘違いしてしまって甘く見てしまう方は途中で挫折してしまいます。。

勉強の方法を誤る

それから勉強の方法を誤るという方も非常に多いです。

よくあるパターンは参考書や教科書、そして問題集の解答を「読むだけ」。

これで成功する方はゼロです。言い切ってしまってかまいません。

読むだけで成功することは間違いなく不可能です。

独学で成功する方法

では独学を成功させるためにはどうすればいいのかを書いていきます。

成功の秘訣は【ルート】【方法】【時間】です。

勉強するルートを誤らないこと

「必要な数学の知識」も勉強するルートの1つと考えると、先ほど説明したもののうち2つは勉強ルートに関するものです。

慣れていないと勉強のルートを見誤ってしまい、

直線でいけばすぐにたどり着く場所でも、遠回りをしてしまうことが本当によくあります

受験生なら大学受験の合否に直結しますし、

大人・社会人の方ならモチベーションの低下を引き起こし、

勉強が続かなくなってしまいます。

必要な数学の知識

まず必要な数学に関してはこのサイトのこちらの記事からリンク先をたどっていただけると無料で勉強できます。

>>無料で見られる【web参考書】ブログ版アラサー高校物理【記事一覧】

絶対に勉強しなければならないのは数学準備#3の章なので、そこだけでもがんばれば私の参考書から立ち去っていただいて構いません(笑)

※特に受験生向けの参考書ではないので受験生はそこだけをピンポイントで勉強するだけで十分です。

他の章は勉強したいときに勉強していただければ結構です。

そこから先のルート

特に物理は0から1にする作業が一番難しいです。

そして、自分のレベルより高いものを選んでしまうとまず間違いなく失敗します。

それを意識して、次の勉強ロードマップを参考になさっていただければ間違うことなく高校物理のゴールにたどり着くことができます。

>>物理の勉強ロードマップ

こちらのロードマップでは「中学レベル」「高校初級レベル」「高校中級レベル」「高校上級レベル」を(この記事の執筆現在)公開しています。

それぞれのレベルに適切な参考書や問題集をご覧いただけるので参考にしてください。

学校の授業がある方は高校初級編の部分は学校の授業で代用可能です。それが0から1に対応するところです。大人の方は自力でそこをパスしなければなりません。

勉強にかかる時間を見誤らない

次に時間の感覚が重要です。

「暗記量が少ない→短い時間で出来るようになる」

という短絡的な思考は捨ててください。

大人・社会人の方はある程度はゆっくり進めても問題ないですけど、高校生・浪人生は受験やテストが控えていますからね。

どれぐらいの時間がかかるのかという感覚は物理に限らず重要です。

たとえば、高校初級レベルをクリアしようと思うとどれくらい時間がかかるでしょうか。

ロードマップで紹介しているスタディサプリの「高1 物理」の講座では1講あたりおおよそ1時間の講義が50講まであります

これが何を意味しているかわかりますか?知識ゼロから始めて高校初級レベルを一通り終えるのに最低でも50時間程度はかかるということです。

※スタディサプリを知らない方はこちらのリンクから眺めてください。
>>【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服

ちなみに最近、参考書を書くための勉強として私自身も問題集に取り組んでいるのですが、高校中級くらいだと早い人でおよそ50時間、遅い人だと100時間くらいはかかります

興味があればこちらのレビューをご覧いただけると幸いですが、
>>「物理のエッセンス」のレビュー(一周何時間かかるのかなど)【おまけ解説記事付き】

実際にプロの私が解いて、19時間ほど。これまでの塾講師の経験上、適切なレベルの方が解くとこれの2倍から3倍はかかりますので、1周するだけで38時間から57時間。

受験を意識した勉強なら2周、3周するのは当たり前ですから、50時間から100時間はかかるというわけですね。

※受験生用の大学レベルとの大まかな対応

高校中級レベルの前半2冊でおよそ日東駒専、中級レベルの後半でGMARCHくらい、上級レベルでそれ以上となります。

勉強法を誤らないこと

これも慣れていない方にとっては中々難しい問題です。

とにかく一番大事なのは、手を動かすことなんです。

ながながと説明を読んだり解答集を読んだりする暇があったら、問題を解いてください。

その中で重要なのは図を描くことグラフも可能なときには積極的に書いていくのが好ましいです。

これは受験生だろうが、大人・社会人だろうが全く同じですね。

実はわたくし「アラサー高校物理【勉強法編】」って本(電子書籍)を出版していて、その4章には「正しい勉強方法ってあるの?」っていう章があるんですよねーーー。

というわけで興味があったらどうぞ。250円なんで。

引用の形で4章の目次だけ書いておきます。

4. 正しい勉強方法ってあるの?
4.1. 問題演習は絶対に避けて通れない道。
4.2. 暗記も大事だけど。。。
4.3. 絵を描く→数式で解く→次元解析→グラフで確認→絵を描く
4.4. 手を動かすことをサボらないこと。
4.5. 毎日勉強すること。

他の章の目次もこちらのリンク先の商品説明欄からご覧いただけます。


>>アラサー高校物理【勉強法編】

まとめ

以上が高校物理の独学が難しい理由と、成功の秘訣は以下の通りです。

失敗する理由

  • 数学の知識が必要
  • 勉強のルートを誤ってしまう(難しすぎるものに挑戦してしまう)
  • 暗記量が少ないと勘違いしてしまう(思ったより時間がかかると思えない)
  • 勉強の方法を誤ってしまう(「読むだけ」といった勉強をしがち)

成功の秘訣

  • 正しい順に難易度を上げていくこと
  • 必要な時間を見誤らないこと
  • 勉強法を誤らないこと

改めて、記事の中に貼っておいたリンクも残しておきますので、興味がある方はそちらもご覧ください。

それではまた、所長でした!

記事内に貼ったリンクのまとめ