ども、ぽこラボ所長です!
今回は物理の勉強法について。
学校の授業も最近よくわからない
という高校初級レベルの人から
絶対東大に合格したい
という難関大受験までの完全ロードマップになっています。
レベル別にどんな教材を使ってどのように勉強していくか細かく書いていますので、こちらの記事を参考に勉強を進めれば、誰でも東大受験で及第点を取れるようになります。
※もちろん時間はかかりますが。。。
ぜひ参考にしてみてください!
今回の記事の内容は以下の通り。
- 物理の勉強の全体的な流れ
- レベル別おすすめ教材&使い方
目次
物理の勉強の全体的な流れ
まずは
物理の勉強ってどういう風に進めていくものなの?
というのを完璧に理解して全体像が見える状態にして勉強を始めましょう。
物理の勉強の流れは以下の通りです。

基本的には理科の勉強はこの図の通りで、物理もこれと同じと思って大丈夫です。
場合によっては、中学レベルまで含めて以下の内容を勉強していくことになります。
- 中学レベル理科(物理分野)の理解
- 高校レベルのインプット
- 高校レベルのアウトプット
- 入試問題演習
- 過去問演習
それぞれどういった内容を扱うべきか簡単に説明して、おすすめの教材や使い方の紹介に移りますね。
中学レベル理科(物理分野)の理解
塾講師としての経験上、物理が本当に苦手な高校生の中には、中学レベルで既に詰まっている人がいます。
特に私立高校の生徒さんで、高校入試のときに理科を勉強しなかった人が特にこれに当てはまります。
学校の定期テストで理科が80%を切っていた人は要注意です。
まずは「中学レベルの勉強のやり直し」から始めましょう。
遠回りに見えますが、これが結果的に1番速い方法です。
最低でも理科(物理分野)はできるようになっておく必要があります。
物理範囲は全て高校入試レベルで満点を取れる状態になっていないと高校レベルについては、結構苦しい思いをしてしまいます。
集中して一気に復習をすれば、すぐに終わるのでパパっと終わらせましょう。
高校レベル基本知識のインプット
物理で苦労する生徒さんの中には、
「学校の先生の授業が分かりにくい」
「物理の先生が嫌い」
という理由だけで物理ができないパターンが往々にしてあります。
意外と学校の授業を聞くよりも、独学で勉強した方が分かりやすかったという人も多いので、「独学怖い」と思わずチャレンジしてもらえればと思います。
基本的な内容を映像授業や講義系参考書と言われる参考書でインプットして、アウトプットの準備をまずはしていきましょう。
高校レベルのアウトプット
「学校の授業にはついていけてるけど、テストや模試で点数が出ない」
という人は演習不足。
手を動かしてとにかくたくさん問題を解く必要があります。
ちなみに教科書や資料集、ノートやプリントを見て暗記するだけでは物理の点数は全然上がりません。
テスト勉強はしているけど、ほとんど解説を読んでいるだけの人も経験上大勢見てきました。
それでは、なかなか勉強ができるようにはなりません。
問題演習は全員必須と思っておきましょう。
入試レベル問題演習
GMARCH、関関同立レベル以上の私立や、国公立大を受験したいのであれば、入試問題を集めたような問題集を使って、演習をするのも必要です。
こういった問題集をこなすと、過去問演習をするのに必要な知識やテクニックが身に付きます。
かなり時間がかかってしぶとい問題集も多いのですが、それでも気合で乗り切るしかありません。
過去問演習
入試問題を集めた問題集をクリアすれば、あとは過去問演習です。
過去問を解いて、苦手な単元が見つかればそれを穴埋めして、また過去問を解いて…のくり返しです。
過去問は最低でも10年分くらいは取り組んでもらいたいところ。
演習も復習にも十分な時間が必要です。
レベル別おすすめ教材&使い方
全体の流れを改めて見ておきましょう。
- 中学レベルの理科(物理分野)の理解
- 高校レベルのインプット
- 高校レベルのアウトプット
- 入試問題演習
- 過去問演習
このそれぞれについておすすめの教材とその使い方について解説していきます。
中学レベル理科のおすすめ教材と使い方
まずは中学の理科です。
本当に苦手な人は「スタディサプリ」で中学理科の以下の講座を視聴してください。
- 中1 理科(共通版) 【物理】
- 中2 理科(共通版) 【物理】
- 中3 理科(共通版) 【物理】
※2022年8月現在の講座名です。
結構多いとは思いますが、これを見るだけなら集中すれば1週間くらいでできるはずです。
基本的には視聴して、確認問題や、授業中に説明された例題を自分の力だけで解くだけでOK。
時間に余裕がある場合は、以下の参考書の該当範囲にも取り組んでみるといいでしょう。
こちらは読んで、付属の問題を解くだけで大丈夫です。
高校レベルのインプットのおすすめ教材と使い方
ここからが本番です。
単元ごとの内容を理解するのは映像授業が1番手っ取り早くておすすめです。
スタディサプリの場合は、「高1高2物理」を見るのがいいでしょう。
一部に高校数学を必要とする部分がありますが、第1講に「物理に必要な数学」という講義があるので数学の学習が進んでいなくても独学で取り組むことができます。
TryITはYouTubeで無料で見られますが、YouTube上だと該当の講座が探しにくいので、以下のサイトで無料登録してから利用するのがおすすめです。
「高校理科 通常学習編 物理」の講座を視聴すればいいでしょう。
映像授業での勉強法は以下の通り。
- テキストを印刷する
- 視聴する
- 解説なしで同じ問題を解けるかチェックする
- 確認問題を解く
- キリの良いところまで進んだら問題集で演習する
より詳しい勉強法や注意点の解説はこちらに詳しく書いています。
また映像授業は先生が固定されているので、何となく先生が合わないと思った場合には、以下のような「講義系」と言われる参考書を利用するのもおすすめです。
このあたりから1シリーズを選んで進めていくのがいいでしょう。
講義系参考書の基本的な勉強法は次の通りです。
- 時間を計りながら読む
- 例題を解説を閉じて自力で解く
- 確認問題があれば解く
こちらの記事により詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
高校レベルのアウトプットのおすすめ教材と使い方
アウトプット用教材は、基本的には学校で採用されている問題集を使うのがベストでしょう。
「セミナー」「リードα」「ニューグローバル」「センサー」などの教科書傍用問題集を渡されている人が多いと思います。
別冊解答ももらっているのであれば、それを使いましょう。
もし学校で指定されていないのであれば、「エクセル」は個人でも解答つきのものを購入できるので、そちらを購入して進めてください。
※エクセル以外は個人で購入する際に別冊解答が(正規ルートでは)買えません。
勉強法は次の通りです。
- 簡単に公式を復習する
- 時間を計って解く
- 解説を全て読む
- 間違えていた問題は解説を閉じてその場で解きなおす
- 印をつけて2周目に備える
より詳しくこちらの記事に書いていますので、参考にしてみてください。
学校採用系の問題集は問題数が多すぎて辛いという場合は、「入門問題精講」と「基礎問題精講」の両方に取り組むのがおすすめです。
こちらの方が解説は丁寧な分、問題数が少なくなっているので確実に両方を解けるようにならないと多くの大学では歯が立ちません。
その点に注意して演習を進めてください。
あるいは「物理のエッセンス」と「良問の風」の両方に取り組むのも悪い選択肢ではありません。
入試問題演習のおすすめ教材と使い方
入試問題を集めたような問題集で有名なものは以下の通り。
そこから先は過去問演習で十分でしょう。
勉強法は次の通り。
- 時間を計りながら解く
- 解説を全て読む
- 間違えた問題はその場で解きなおす
- 印をつけて2周目以降に備える
より詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考に!
過去問の勉強法
過去問は物凄く丁寧に進めて欲しい所です。
物理はしっかり勉強すれば満点も狙える科目ですが、その一方で小問ごとの繋がりが強いので、1問詰まるとそのあと全て解けないということもよくあります。
しっかり練習してくださいね!
具体的な勉強法はこちら。
- 問題用紙を印刷する(解答用紙もある場合は準備)
- 時間を測って解く
- できなさすぎて時間が余ったら見直しを完璧にして切り上げる
- 時間を計りながら解説を全て読む
- 間違えた問題を解説を閉じて解きなおす
- 各問題に印をつけて2周目以降に備える
- 類題を解いて弱点補強する
それぞれの補足やその他の細かい注意点などの解説はこちらに詳しく書いていますのでぜひ参考にしてください。
10年分は満点を取れるように演習していきましょう。
物理の勉強スケジュールいつまでに何を?
最後に勉強のスケジュールについて解説します!
物理に限らず受験勉強では勉強のペースを意識して進めないとあっという間に受験当日が来てしまいます。
こちらの表をご覧ください!

基本的にはこの表の◎の時期に終わらせられると勉強のペースとしては完璧です。
より詳しいことはこちらの記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください!
まとめ
今回は高校物理を超初級から始めて難関大学受験レベルまで持っていくための完全ロードマップを解説しました!
時間はかかりますが、丁寧に進めていけば確実に実力はつく方法を書いていますので、途中途中に差し込んだ記事もぜひご確認ください!
それではまた、所長でした!