(※数式が見切れている場合は横スクロールしてください。)
熱力学では分子の数などにも着目して議論することがありますが、たとえばほんの少量の水を持ってきても、分子数でカウントするとかなり多い個数になります。
そのまま分子数を使うのは計算が煩雑になりますから、ダースのような考え方を使うことがあります。
鉛筆12本1セットのことは鉛筆1ダースと言います。
これと同じ考え方で、便利な量をひとくくりにして、新しい単位として設定しておくということを分子の個数を数えるときにも行います。
定義から書いておくと、
\begin{align}
6.0\times 10^{23}個=1 mol
\end{align}
6.0\times 10^{23}個=1 mol
\end{align}
という風にmolという新しい数え方の単位を設定します。
このmolは質量数12の炭素を集めてきて、12グラムになる分子数を1molとなるように定義しています。
問題
質量数12の炭素が24gあるとき、炭素は何molあるか?
解答
1molあたり、12gというのが質量数12の炭素なので、
\begin{align}
24\div 12=2
\end{align}
の2molが答えになります。
関連リンク
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