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独学

大学受験の全受験方式(形式)を比較して得点化!違いやメリットデメリットを詳細解説!

ども、ぽこラボ所長です!

今回は大学入試の各入試形式の違いやメリット、デメリットについて解説していきます!

志望校のHPを見たら、いろんな入試形式があってどれがお得なのかわからない。。。

総合選抜型ってあんまり勉強しなくても良さそうだけど、本当?

と思ったことはありませんか?

実際、入試の形式は徐々に増えてきて、複雑化していますので、たった1校の入試形式を全て調べるだけでも大変なところも多いですよね。

また、大問題なのは「志望校の全ての受験形式を受けるのが合格確率を上げる訳ではない」ということ。

とりあえず、書いている入試形式全部受けよう!と安易に考えてはいけません。

今回は各入試形式について説明していきます。

最初にまとめたものをこちらに表示します。

これを具体的に解説していきますね!

一般入試の特徴とメリット・デメリット

まずは1番オーソドックスな一般入試から。

最悪この入試だけ理解しておけば、大学受験自体はできます。

一般入試は国公立大学と私立大学でかなりシステムが違うので、それぞれ分けて解説していきます。

国公立大学の一般入試

まずは「何が合否の判定に使われるか」からです。

  • 共通テスト
  • 個別試験(2次試験)
  • 小論文、面接(有無は学部学科による)

国公立大学では共通テストの得点、個別試験の得点、そして学部学科によりますが、小論文や面接などが別日程で課されることもあります。

共通テストではほとんど全ての科目が必要になり、

文系(配点):国語200、数学200、英語200、理科基礎2科目100、社会2科目200
理系(配点):国語200、数学200、英語200、理科2科目200、社会1科目100

の合計900点が基本の構成です。

ただし、大学や学部によって、

900点をそのまま使うのか、
科目ごとのバランスを調整して使うのか、
共通テストと個別試験のバランスを調整して使うのか、

は変わってきます。

国公立大の受験では、文系でも数学や理科基礎が、理系でも国語や社会が必要になるのが特徴的です。

個別試験では

文系:国語、英語、社会1科目
理系:数学、英語、理科1〜2科目

となっていることが多く、配点は大学や学部によってバラバラです。

例えば、外国語学部系が英語の配点が高かったり、工学部系では理数系の配点が高かったり。

また東大や京大など一部の難関大学では、文系でも数学、理系でも国語が必要になることもありますので、このあたりは個別に調べる必要があります。

多くの大学では、学部ごとにテストを分けておらず、直前に学部を変更することも容易にできますが、ここは私立と大きく異なる点です。

こういった基本情報を踏まえた上で、この入試の特徴を点数化すると次のようになります。

  • 必要な勉強時間:4
  • 作戦難易度:1
  • 調査書の重要性:1
  • おすすめ度:5

文理に関わらず、共通テストに向けて対策するべき科目が他の入試と比べると多いので、

合格に必要な勉強時間はどの入試形式よりも基本的には長くなります。

しかし、共通テストはもちろん、多くの有名大学では過去問が充実していますし、どのように勉強していけばいいのか」もググればすぐに出てきますので、作戦は立てやすいでしょう。

調査書も提出が必要ですが、ほとんど合否判定には関係ないのが2021年の現状です。

ですので、高1高2の成績が悪くても頑張れば挽回可能な入試形式と言えますね。

勉強時間はかなり確保することが必要ですが、作戦は立てやすいですし、入学後のことを考えると(この記事の後半で解説する)特殊な形式の入試で合格するよりも安心して進学することができるのでおすすめです。

※勉強せずに入学しても後々苦労することはあります。

私立大学の一般入試

私立大学では以下の得点により、合否判定が行われます。

  • 個別試験
  • 小論文、面接(有無は学部学科による)

私立大学の場合は、2021年現在、共通テストが不必要な一般入試がもっとも一般的です。

※私立でも共通テスト必須の大学が少しずつ増える可能性は高そうです。

個別試験では、

文系:国語、英語、社会1科目
理系:数学、英語、理科1〜2科目

が課されることが多いですが、

2科目で受験できる大学があったり、
文系でも国数英で受験できる大学があったり、

と大学ごと学部学科ごとに課される内容は異なります。

また学部や学科によっては、別日程で小論文や面接が課されることがあります。

これらを踏まえて、私立大学一般入試の特徴は次のようにまとめられます。

  • 必要な勉強時間:3
  • 作戦難易度:2
  • 調査書の重要性:1
  • おすすめ度:5

必要な勉強時間は国公立大と比べると、共通テストがない分、かなり減ります。

文系は数学を勉強する必要がないですし、理系も国語を勉強する必要はありません。

また私立大の一般入試もググれば攻略法が出てくる大学が多いはずなので、合格のための作戦はかなり立てやすいでしょう。

調査書の提出は必須であることがほとんどですが、これも合否判定にはほとんど使われていないと見ても問題ありません。

総合的に、他の入試と比べればおすすめ度はかなり高くなります。

この他、私立大の一般入試の特徴として、全学部日程、学部学科の個別日程、など日程が分かれている場合は、「複数回挑戦できる」ことが挙げられます。

ただし、日程が異なる場合は、入試の出題形式が異なっていて、それぞれの形式に合わせた勉強が必要になることもあるので、たくさん受ければ受かる確率がそれだけ上がるといった単純な計算はしない方がいいですね。

共通テスト利用入試

続いて、共通テスト利用入試です。

共通テスト利用入試は主に私立大学の受験に存在する受験方式です。

入試の合否判定には、共通テストの得点だけが使われます。

科目数は、

  • 国公立大の一般入試の共通テストと同じ科目数
  • 私立大の一般入試の個別試験と同じ科目数

の2パターンのどちらかになっていることが多いですが、いずれの場合も、一般入試と比べると、合格最低点が高く、一般入試よりも受かるのは非常に難しくなっています。

基本的には、国公立大の一般入試を第一志望に置いている受験生の滑り止めの役割として、利用するのが一般的です。

これらも踏まえて、得点をつけると、

  • 必要な勉強時間:4
  • 作戦難易度:1
  • 調査書の重要性:1
  • おすすめ度:4

必要な勉強時間は同じ(私立)大学の一般入試に受かるよりは圧倒的に多くなりますが、共通テストで高得点を取ればいいだけではあるので、作戦は非常に立てやすいでしょう。

調査書は合否にほとんど関係ないと思って大丈夫です。

共通テスト利用入試は「滑り止め」としての利用が一般的なので、第一志望校で利用するのはおすすめしませんが、滑り止めを押さえておくためには非常に有用な入試形式です。

ただし、上述のように一般入試で受かるよりはハイレベルなので、東大に受かる受験生でも少し失敗すると早稲田の共通テスト利用入試では落ちることが多いですし、

2ランク下、本番で風邪を引いていても一般入試で受かるような大学しか受からないものと思っておいてください。

共通テスト併用入試

続いて、共通テスト併用入試について。

こちらも私立大学受験の中の1つの入試形式です。

合否判定には

  • 共通テスト
  • 個別試験
  • 小論文、面接(有無は学部学科による)

の得点が使われます。

これだけ見ると、「私立大だけど国公立の一般入試と同じか」と思うかもしれませんが、共通テストに課される科目数が国公立よりも少ない場合が多いので、募集要項をしっかりチェックする必要があります。

また大学によっても制度がバラバラで、現段階では、この入試システムはそれぞれの大学のHPで確認してもらうのが1番かなと思います。

例えば、私立文系の場合、

共通テストで国語、英語、社会1科目
個別試験で総合問題

といった形式になっている大学もあれば、

共通テスト英語以外の高得点科目の2科目、
個別試験で英語

のような形式になっている大学もあります。

これらを踏まえて得点をつけると以下のようになります。

  • 必要な勉強時間:4
  • 作戦難易度:3
  • 調査書の重要性:1
  • おすすめ度:3

共通テスト併用型の入試を、第一志望として単体で利用する人はごく僅かだと思うので、

基本的には、共通テストと個別試験のどちらも勉強しなければなりません。

そうすると、勉強量自体は最低でも私立の一般入試程度は必要になりますし、なんならそれよりも増える可能性があります。

また、選択肢が増えれば増えるほど、作戦は立てにくくなりますし、新しい入試形式ということもあって、今後もシステムが変更されつつ落ち着くのを待つしかないのも、作戦を立てにくくする原因になります。

調査書はこちらもあまり重要視はされないはずです。

総合的に見て、おすすめ度はそれほど高くありません。

外部試験利用入試

次に英検、TEAP、GTECなどの英語の外部試験を利用した入試形式について。

外部試験のスコアは主に次の3つの使われ方をします。

  • 得点換算&英語試験免除
  • 加点
  • 受験資格

得点換算&英語試験免除のパターンだと、外部試験のスコアに応じて、個別試験の英語の得点を決めてしまって、残りの科目の個別試験だけ別途、受験当日に受けることになります。

募集要項などを見れば、「どれくらいのスコアだったら、何点として換算します」といったことが書いていることが多いので、調べてみましょう。

例えば、「英検準一級なら個別試験の英語は満点として換算して英語の個別試験を免除します」といった感じです。

加点のパターンは、外部試験のスコアが条件を満たしていたら、自動的に個別試験の得点が加点されます。

例えば、「英検準一級なら個別試験の得点を20点加点します(ただし満点は超えないものとする)」といった感じです。

最後の受験資格になるパターンは、「英検2級以上の人だけがこの形式の入試に出願できます」といった感じです。

どの場合でも、一般入試と同様の科目は受験する必要があることが多く、科目数が減るわけではないことがほとんどです。

国公立の場合も、私立の場合も一般入試と同様の勉強は必要です。

これらも踏まえて、得点をつけるとこのようになります。

  • 必要な勉強時間:4
  • 作戦難易度:1
  • 調査書の重要性:1
  • おすすめ度:4

必要な勉強時間は、一般入試を単体で受ける場合よりも多くなります。

というのも、外部試験用の勉強を一般入試の対策とは別途行う必要があるからです。

英検に関しては、いろんなサイトでも動画でも攻略法が出回っているので、作戦を立てることは簡単でしょう。

勉強量自体は増えますが、外部試験は一般入試と違って何度も受けられるのは大きなメリットです。

早い時期に必要スコアを満たしているとかなり有利に受験を進められるのは間違いありません。

ただし、早い時期に必要スコアをクリアしていないと、むしろ合格の確率を下げてしまう可能性が出てきます。

英検の準備をいくらしても、確実に成功するとは言い切れませんし、英検に必要なスピーキングやライティング、リスニングは、一般入試では必要ない場合も多いので、

余計な勉強をせずに、一般入試に集中した方がいい場合も多いのが実情です。

目安としては、受験年度の夏休み前までに必要スコアをクリアできるかどうか、と考えておくといいでしょう。

それより後は深追いせずに、一般入試に集中した方が効率的です。

学校推薦型入試(指定校推薦&公募推薦)

推薦型の入試は2種類あって、指定校推薦と公募推薦となります。

指定校推薦

指定校推薦の場合は、高校が各大学に何人まで送り込めるのか枠を持っていて、高校内での成績勝負に勝てれば、ほぼほぼ大学に合格できます。

ですので重要なのは、テストの点数や、授業態度や提出物、課外活動などになります。

入試はペーパーテスト形式の試験がない場合も多く、あったとしても小論文、それと面接になります。

志望理由書などは提出が必要なことも多いですが、そちらも学校の先生にちゃんと添削を受ければ大きな問題になることはないはずです。

それも踏まえてこの入試の特徴を得点化すると以下のようになります。

  • 必要な勉強時間:2
  • 作戦難易度:3
  • 調査書の重要性:4
  • おすすめ度:3

勉強に必要な時間は他の入試形式と比べると圧倒的に少ないです。

ですが、高1の頃からの成績の平均点が利用される場合がほとんどですので、最初から良い成績を取っていないと、正直挽回することは不可能です。

毎回のテストで良い成績をとれば良いだけですから、作戦難易度は、学校の先生の作るテスト次第になってしまいます。

容易に作戦を立てられる教科もあれば、そうでない科目もあるでしょう。

また、枠が1つ2つしかない大学や学部にその枠以上の応募があった場合、同学年のもっと成績が良い子がいれば、その子と勝負になるので、どうしたって勝てないこともあり得ます。

学校の先生や、同学年に同じ枠を狙うライバルがいるかどうか、など自分ではコントロールできない部分も割と多いので、めちゃくちゃおすすめできるわけではありません。

またコツコツやるタイプの方が圧倒的に強いので、全員におすすめできる入試形式でないことは間違いありません。

公募推薦

公募推薦型の場合は、校長の推薦を得られれば、出願することができます。

ただし、平均内申4以上などの条件を大学側が付けている場合もあるので要注意です。

以下のうちのいくつかを組み合わせて得点化して合否判定が行われます。

  • 志望理由書
  • 小論文
  • 面接
  • 内申点を含む調査書
  • ペーパーテスト(有無や内容は学部による)

どの要素に何点ずつ配点があるのかも不明確なことが多いですし、落ちるリスクの割には、準備に時間がかかる入試形式であることは間違いありません。

ペーパーテストが一般入試同様しっかり行われる大学に関しては、比較的準備はしやすいかもしれませんが、大学によってシステムがだいぶ違うので、下調べはしっかり行う必要があります。

得点化すると以下の通り。

  • 必要な勉強時間:2(or 5)
  • 作戦難易度:5
  • 調査書の重要性:5
  • おすすめ度:1

公募推薦は正直、当たればラッキーくらいのつもりで準備するのが基本です。

ですので、一般受験の勉強もしながら、その勉強の質と量を落とさずに、推薦の準備もするという超ハイレベルな準備をしなければならず、結果的に準備時間も含む勉強時間は他の入試よりも圧倒的に多くなります。

早く合格が決まるメリットがある分、後ろの方で他の人がやる分の勉強時間を前倒ししているだけのイメージです。

正直、公募推薦に関してはあまりおすすめしません。

一般入試の過去問を受験年度の夏休みあたりに解いて、その時点で合格ラインに立てている人以外は受けない方が無難です。

そもそも、この入試が優秀な人を早めに大学が囲うためのシステムなので、入学後にその大学のトップ層に入るレベルで優秀な人以外が受けても時間の無駄です。

総合選抜型入試

総合選抜型入試と、公募推薦はほとんどシステム的には変わりません。

名前が違うだけと考えても良いでしょう。

基本的には以下のうちのいくつかを組み合わせて、合否判定が行われます。

  • 志望理由書
  • 小論文
  • 面接
  • 内申点を含む調査書
  • ペーパーテスト(有無や内容は学部による)

どの要素に何点割り振られているのかは不明確な大学が多いので、対策をするのが難しいのも公募推薦と変わりません。

得点化すると以下の通り。

  • 必要な勉強時間:2(or 5)
  • 作戦難易度:5
  • 調査書の重要性:5
  • おすすめ度:1

こちらも公募推薦と同じく当たればラッキーのつもりで、一般入試の対策と、総合選抜型入試の両方の対策を同時に行なっていくだけの気合が必要になります。

合格が決まるまでは他の人の倍は勉強しなければならないことは覚悟しておきましょう。

基本的には、こちらも半年早く一般入試で受けても受かるくらいの人以外にはおすすめしません。

総合選抜型と名前をつけている入試形式の場合は、公募推薦よりもさらに課外活動などの要素が重要視されている大学もあります。

数学オリンピックでいい成績を出していたり、インターハイで結果を残していたりなどなど、全国レベルで何か結果を出している人は少し有利になるので、そういった人は挑戦してみてもいいでしょう。

社会人入試

次に社会人入試について。

社会人入試は、基本的には受験勉強をする暇もない社会人のために準備された枠です。

大学3年生に編入する形の入試になっていることもあれば、普通に1年生に入学する形になっているものもあります。

かなり大学によってシステムが違うので注意が必要です。

多くは

  • 履歴書
  • 志望理由書
  • 調査書
  • 推薦書
  • 面接
  • ペーパーテスト(英語や小論文)

などの成績から総合的に決まります。

正直、審査基準が曖昧なところも多いのと、枠が非常に少ないことから簡単な受験ではないことは間違いありません。

得点化するとこのようになります。

  • 必要な勉強時間:1
  • 作戦難易度:5
  • 調査書の重要性:5
  • おすすめ度:2

ペーパーテストが英語や小論文のみであることがほとんどなので、準備にかかる時間はかなり少なく済みます。

多くの方は履歴書や、志望理由書、面接などにも就活の段階で経験をされていると思いますので、その点も高校生の推薦入試と比べれば準備にかかる時間は短時間で済む要因になります。

ただし、上述のように枠が狭いことと、審査基準が曖昧なこともあり、あまりおすすめできるものではありません。

特に1年生から始めるタイプの入試形式の場合は、一般入試でも合格可能な学力は必要だと思っておいてください。

そうでないと入学後に苦労してしまうことが目に見えています。

ご自身が経験している職種と似たような内容を扱う学部の入試を受ける場合は、書類に書くことが具体的になったり、面接で話すことが深くなったりするので、有利になりますし、

一度、偏差値の高い大学を卒業した履歴があれば、学力の証明もできるので有利になります。

そのような条件が揃っている方以外は基本的に一般入試での合格を狙っていくことをおすすめします。

帰国生入試

帰国生入試は、その名の通り、帰国子女用の入試制度です。

大学によって、出願できる条件がかなり異なるので注意が必要ですので、必ず各大学の募集要項を調べる必要があります。

合否の審査は

  • 志望理由書
  • 推薦書
  • 調査書
  • 面接
  • 日本語能力検定のスコア(留学生枠に近い)
  • ペーパーテスト(一般入試よりは簡単なことが多い)

の中からいくつかを組み合わせて行われます。

入試形式の得点化をすると

  • 必要な勉強時間:2
  • 作戦難易度:3
  • 調査書の重要性:4
  • おすすめ度:4

出願の条件を満たしていれば、かなりイージーな入試だと思います。

日本語も英語もどちらも使いこなせる方であれば、ペーパーテストがない大学は非常にイージーに入学できてしまうでしょう。

ただし、どちらか一方だけでも弱いと、急に難易度が上がるので、その場合はおすすめしません。

ペーパーテストを実施している大学もありますが、これも一般入試と比べるとかなり簡単なことが多いので、勉強に必要な時間は少なくなります。

ただし、あまりに一般の科目の勉強ができないと、入学後に困ることになるので、最終的には一般入試に合格できるくらいの学力をつけておくのがおすすめです。

どの入試を利用するのがおすすめ?

最後にどの入試を利用するのがおすすめか簡単にまとめておきます。

一般的には、高校生、浪人生、社会人だろうと「一般入試」が1番おすすめです。

勉強時間はちゃんと確保する必要がありますが、対策もしやすいですし、入学後に必要な学力も受験勉強の中で身につけることができます。

合わせて、国公立大を第一志望にしている受験生であれば、滑り止めとして、「共通テスト利用入試」「共通テスト併用入試」を考えてみてもいいでしょう。

あくまでも滑り止めという扱いで受けることが大事です。

上での紹介順とは順番が前後しますが、帰国生入試は、出願条件を満たしているのであれば、積極的に利用するのがおすすめです。

楽して合格できたとしても入学後に困る可能性があるので、合格した後も一般入試に受かるだけの実力をつけておくことは重要です。

ここから先は条件を満たした人のみにおすすめする入試形式です。

まず外部試験利用入試は、受験年度の夏休み前までに必要なスコアが取れていて、それ以降は一般入試と並行して準備できる人のみにおすすめします。

受験年度の夏以降にまだ必要なスコアが取れていない人は、一般入試に専念する方が合格の確率が高くなるはずです。

次に指定校推薦について。

指定校推薦は、必要な内申平均点を余裕で上回っていて、校内にライバルがいない人のみおすすめです。

ちょっと足りないとか、このままだと危ないという人は、テスト勉強と並行して、一般入試の勉強を進めることができないので、推薦を取れなかったときのダメージが大きすぎておすすめできません。

内申が足りていない時点で諦めて、一般入試に専念する方がおすすめです。

一般入試で受からない大学に推薦で受かっても、入った後に困るだけですしね。

公募推薦と、総合選抜型入試に関しては、受験年度の夏の段階で、一般入試の過去問を解いて、合格最低点を超えている人だけにおすすめします。

この2つは、準備にかかる時間の割に、当たる確率が低いので、ハイリスクな入試形式です。

落ちた時のことも考えて、一般入試の対策も同時に進めていく必要がありますが、一般入試だけに専念している人と比べて確実に勉強時間は短くなります。

ライバルたちの中で一歩先に進んでいる自信がある人以外は一般入試の勉強に専念したほうが、「全落ち」のような結果にならない可能性は上がるはずです。

社会人入試は、今目指している大学よりも偏差値の5以上高い大学を卒業した人、あるいは職歴と関係の深い学部を志望している人にのみおすすめします。

こちらも枠が少ないので、基本的には当たればラッキーくらいの感じで受験をして、本命は一般入試と考えておく方が無難でしょう。

まとめ

まとめると次のようになります。

  • 「一般入試」は全員の基本となる受け方
  • 「共通テスト利用入試」「共通テスト併用入試」は国公立受験生の滑り止め扱い
  • 「外部試験利用入試」は受験年度の夏休み前までに必要スコアをクリアできた人のみ
  • 「学校推薦型入試(指定校推薦)」は必要内申を十分超えていて、同学年にライバルがいない場合のみ
  • 「学校推薦型入試(公募推薦)」「総合選抜型入試」は受験年度の夏休みに過去問で合格最低点を超えられる場合のみ
  • 「社会人入試」は学歴を下げた受験の場合、職種に関係ある学部の受験の場合のみ
  • 「帰国生入試」は出願資格を満たす場合は推奨

参考になりましたか?

ここで解説したことが全ての大学に当てはまる訳ではないので、必ず各大学のHPで募集要項をチェックすることは忘れないように。

それではまた、所長でした!

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