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指導法

塾講師に向いている人と向いていない人の特徴は?塾講師ってどんな仕事をするの?

ども、ぽこラボ所長です!

今回は、塾講師業をバイトとして、あるいは正社員として、やってみようかどうか検討している人に向けて、「向いている人」「向いていない人」の特徴をお伝えする記事です。

これまでに何十人も新人塾講師を研修してきて、かなり向き不向きの判断は得意なので、この記事にその知見をまとめました!

ぜひ自分のスキルや性格と照らし合わせてみてください。

他にも検討に役立つかなということで、どんな業務があるのかもまとめてみたのでぜひ参考にしてみてくださいね!

この記事の内容は以下の通り。

  • 向いている人と向いていない人の特徴6選
  • 必要そうに見えるけど、必須ではない能力3選
  • 塾講師ってどんな仕事をするの?

向いている人と向いていない人の特徴6選

まずは向いている人と向いていない人の特徴から説明していきます!

それが以下の通り。

向いている人の特徴

  • 人と話すのが好き、あるいは得意
  • 人の好き嫌いがあまりない
  • 好奇心が強くて知らないことにチャレンジできる
  • すぐに結果が出ないことにチャレンジできる
  • 言われたことを言われた通りにできる
  • 自分で調べものができる

向いていない人の特徴

  • 人と話すのが嫌い、あるいは苦手
  • 人の好き嫌いが激しい
  • 好奇心が強い方ではなく興味のないことには時間を使いたくない
  • すぐに結果が出ないことはあまり得意ではない
  • 人に指示を出されて仕事をするのが嫌い
  • 調べものはあまり好きではない

人と話すのが得意 / 苦手

塾講師業は、生徒さんはもちろん、保護者の方とも話す機会があるいわゆる「接客業」です。

あまり接客業というイメージはないかもしれないですが、いわゆる接客業の中でもかなり「トークで相手を満足させる」ことが要求される仕事です。

人見知りとか、あまり会話が得意ではないという人は向いていません。

人の好き嫌いがあまりない / 激しい

上述したように、トークが得意な人の方が有利なのは間違いありませんが、それよりも何よりも重要なのが、人を嫌いにならない能力です。

正直、トークは練習でかなり上達します。

これまで何十人も研修してきましたが、トーク能力は誰だって経験で伸ばすことができます。

一方で、人の好き嫌いが激しい人は割と頻繁に辛い思いをすることが多く、これは中々改善するのが難しいところです。

自分に合わない生徒さんがいたり、保護者さんがいたりすると、それだけでかなり疲れる仕事になってしまうので、人を嫌いにはならない能力があると便利です。

「普段は好き嫌いが激しいけど、仕事となると話は別」と割り切る能力があるのであれば、それはそれでOKです。

ですが、これはなかなか上達するスキルという感じではなさそうです。

好奇心が強い / 弱い

特に個別指導だと生徒さんから興味のない話を聞かされることも結構あるので、興味がないことでも楽しく話を聞ける人の方が圧倒的に有利です。

私も興味のないアイドルやYouTuberやTikTokerの話をこれまでに何度も聞いてきました。

興味のあるないとは別に知らないことを面白いと思える人は楽に生徒さんと良い関係性を築けるのは間違いありません。

もちろん、自分の苦手な科目の指導を担当することも割と多くの塾で普通にあることなので、興味がなくても調べながら自分で処理できる人の方が向いていると言えますね。

すぐに結果が出ないことにチャレンジできる / できない

生徒さんの成績は中々上がりませんし、自分自身の授業スキルも一朝一夕に上がるものではありません。

成績だけならまだしも、授業を受ける態度を指導する必要があることもありますし、宿題をやってきてもらうまでに何か月もかかることはよくあります。

ですので、我慢強く指導をしたり、反省をしたりできる方が塾講師には向いていると言えるでしょう。

言われたことを言われた通りにやれる / やれない

次に言われたことを言われた通りにやれるかどうか。

生徒さんは毎年変われど、基本的に塾講師は毎年似たような仕事をしています。

※後で塾講師の業務にどんなものがあるかを解説します。

先輩や社員の講師は、これまでの経験から、「Aに対してはBを」「Cに対してはDを」という知見を確実に持っています。

ですので、研修などを通して先輩の技術をコピーしたり、あるいは指示されたりして、言われたことを言われた通りにできる能力は必須です。

そこにあまり創造力は必要ありません。

自分で調べられる / 調べものが苦手

そして最後に、自分で調べものをできるかどうか。

これも研修でなかなか指導することが出来ない部分ですが、圧倒的に重要です。

苦手な科目を指導するときはもちろん必要なのはイメージしやすいと思いますが、

自分が全く知らない高校や大学を受験する生徒さんのために、受験のシステムや合格最低点などを調べなければならないのは当たり前のこと。

困ったことがあったら、まずは自分で調べる、そして先輩などにも質問できる人の方が塾講師には向いているでしょう。

必要そうに見えるけど、必須ではない能力3選

持っていると有利だけど、必須とまでは言わない能力についても解説しておきます。

それが次の3つ。

  • 学力
  • 受験の知識
  • 指導力

学力

塾講師は「ある程度」勉強できれば、十分授業ができます。

大学進学率は50%程度ですし、その中でも偏差値60を超えるような人は15%くらいにしかなりません。

偏差値60くらいの大学に通っている、あるいは卒業したのであれば、全体の7%くらいには入りますから、ほとんどの生徒さんに授業するだけの学力は持っています。

また授業も、ほとんどの場合は、答えのあるテキストや過去問を扱いますから、それが読めれば問題ありません。

受験の知識

受験の知識もあれば有利ですが、別になくても調べればいいだけなので問題はありません。

私のように地方から東京に出てきて塾講師をしている人も多いですが、その場合は、高校入試のシステムすら全く知らない状態からスタートしますし、

大学受験に関しては、年々いろんなスタイルの入試が出てきますので、生徒さんが志望校を教えてくれる度に毎回調べられる能力があれば問題はありません。

私のように10年以上、個別指導をしている講師でも未だに入試のシステムを毎回調べながら指導をしています。

指導力

最後に指導力について。

正直、10年以上講師をしているベテラン講師から見れば、講師を1年や2年したくらいの塾講師の99%は授業が下手です。

別に全く指導経験がない人と大差がないレベルに見えることすらあります。

ですので、あまり教えるのが最初から上手いことが必須というわけではありません。

採用する側は、徐々に上手くなるものと思って採用をするので、最初はめちゃくちゃ下手でも問題はありません。

塾講師ってどんな仕事をするの?

塾講師として働くということがどういうことかを、さらにイメージしてもらうために、どんな仕事をしているのかも解説していきます!

多くの塾では、こちらの8種類が塾講師の業務になっているはずです。

  • 教科の指導
  • カリキュラム業務
  • 宿題の管理
  • 進路指導
  • 勉強計画の整理
  • 保護者対応
  • 営業
  • 研修

それぞれ簡単に説明します!

教科の指導

最初は各教科の指導。

これが1番イメージしやすい塾講師の業務ですよね。

生徒さんに英語を教えたり、数学を教えたり。

新単元の解説、宿題の解説、過去問の解説の3つに基本は分かれるはずですが、どれもイメージはできると思うので、ここでは詳細はカットします。

カリキュラム業務

カリキュラム系の業務も割とイメージがしやすいかなと思います。

例えば、次のような仕事があります。

  • テストの作成、丸付け
  • 試験官
  • 添削

どれもイメージはできると思うので、こちらも詳細はカットします。

宿題の管理

次に宿題の管理。

宿題は塾によって、講師によって扱いが変わってくるはずですが、基本的に宿題なしで生徒さんの成績を伸ばすことは不可能です。

※授業だけでも成績が落ちないように維持はできるかもしれませんが。

提出の義務があるタイプの出し方、
提出はないけど次回の授業で必ず解説するタイプの出し方、
基本的には自己管理させるタイプの出し方、

などなどありますが、個別指導塾では、自習の管理までメスを入れて指導をすることが多くなってきているはずです。

また宿題の提出状況を保護者の方に伝えるために、データを管理している塾もあるので、そういったものの整理も必要な場合があります。

進路指導

大学受験生の場合は、半分以上の生徒さんは自力で志望校を決めますが、全然自分事と考えずに

進学できればどこでも良い

という感じの生徒さんも一定数いらっしゃいます。

高校受験になると、この傾向がより顕著に。

東京などの都市圏だと、生徒さんの調べものの能力では、もはや調べきることが不可能なレベルで高校があるので、その気持ちも分からなくはないのですが。。。

こういった生徒さんや、保護者の方の意見も吸い上げつつ、進学先はどうするか指導していくことも講師の仕事です。

勉強計画の整理

宿題だけでなく、「受験までにこんな感じで勉強を進めていく」といった年間計画を出している塾もあります。

また、全然宿題をやってこない生徒さんには、毎日の時間の使い方を指導することもあります。

さらに、テストや模試、英検などがある場合には、どんな風に勉強していくか、全体の整理をして管理をする必要も出てくることが多いです。

集団授業の塾ではここまでは管理しませんが、個別指導で、生徒さんの成績を上げようと思ったら、このレベルの整理・管理が必要になります。

保護者対応

多くの塾講師が苦手にしているのが保護者の方の対応。

送り迎えをされるタイミングで少し生徒さんの状況を話すようなライトな所から、三者面談のような重めの所まで、さまざまな保護者対応があります。

毎日のレポートや、コメントを保護者の方に送っている塾も増えてきていますね。

そういったことも保護者対応の1つです。

また、自分の担当ではない保護者の方がいらっしゃったときの案内も、事務を雇っていない塾だと塾講師の仕事であることが多いはずです。

営業

1番苦手な人が多いのが営業です。

バイト講師がこれを身につけておけば、将来どんな職業をするにしても役に立つ能力の1つです。

主に3パターンでそれが以下の通り。

  • 生徒さんに対して
  • 三者面談
  • チラシ配り

生徒さんに対して

生徒さんに対しては、

正直、このままでは志望校には受からないから授業を増やすか勉強時間をもっと増やすかしないといけないよ

ということを、より生徒さんの状況に合わせて詰めて話すのが生徒さん向けの営業。

講習に参加を促したり、追加の授業を促したりすることが多いでしょう。

基本的に、生徒さんのやる気がなければ、保護者の方もお金を出そうとは思わないので、生徒さん向けの営業が必要になることも多いですね。

三者面談

三者面談では、そこに保護者の方が加わって、保護者の方に説明をすることが多くなります。

今時、ゴリゴリに押し売ろうとしても上手くいかないので、基本的には、

今こういった状況なので、~~するのがおすすめです。

みたいな感じで提案して、後は保護者の方が選択するような形式でお話を進めることが多いはずです。

チラシ配り

分かりやすく営業という感じで言うと、チラシ配りを塾講師が担当することもあります。

塾は近隣の学校の生徒さんが通うことが多く、ウェブマーケティングなどよりも、チラシ配りなどの方が効果が大きいことも多いですので。

これが1番人見知りだと厳しいかもしれないですが、なかなか出来ない経験の1つであることは間違いないので、ぜひ出来る時にはチャレンジしてもらいたいところです。

研修

最後に研修です。

同じ塾で数年も続ければ、新人講師を卒業して、教えられる側から教える側になることがあります。

新人のバイト講師さんに、その塾の授業の仕方、その他もろもろの仕事を説明したり指導したりする仕事です。

多くはマニュアルがありますが、もしなければマニュアルを作るところも仕事になることがあります。

まとめ

この記事では、塾講師に向いている人、向いていない人の特徴、そして塾講師がどんな仕事をしているのかを解説しました。

参考になれば幸いです。

もし塾講師をやることになったら、こちらの記事も参考にしてもらえればと思います。

>>研修担当が教える個別指導の教え方まとめ|全7記事で細かく解説!

それではまた、所長でした!

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