ども、所長です!
今回は
「浪人をするかどうか迷ってる」
「自分に浪人は向いていないのかな」
というあなた向けの記事になっています。
実際、浪人には向き不向きがあります。
向き不向きを理解せずに、苦手な分野で頑張っても時間がもったいないので、先に知っておくのがいいでしょう。
こちらの記事の内容は以下の通りです。
浪人に向いている人と向いていない人の特徴を塾講師の立場から解説
目次
浪人に向いている人と向いていない人の特徴
早速、塾講師として、何人もの浪人生を指導してきた立場から浪人に向いている人と、向いていない人の特徴をまとめていきましょう。
それがこちらになります。
浪人に向いている人
- 家でずっといる方が外に出るより楽
- 友達と遊ぶより1人でいる方が好き
- 1つのことを続けられる
- どちらかというと勉強は好き
浪人に向いていない人
- たまには外に出かけたい
- 友達と遊ぶのが好き
- 飽きっぽい
- 勉強が好きではない
- 志望校に対してのモチベーションがない
前半4つずつはそれぞれ対応するように書きました。
向いていない人の特徴の最後の1つ「モチベーション」だけは不向きの判定だけで意識すればいいと思います。
1つずつ詳しく説明します。
特徴1:家派?それとも外出派?
1つ目の特徴は、「家にいるのが好きか、外に出かけるのが好きか」に関してです。
「暇があれば、外に出かけたい」という人は浪人は向いていないです。
浪人は基本1日中勉強するものなので、「外に出かけたい」という欲があるだけで「我慢」を強いられる1年になってしまいます。
我慢を1年続けるのは実際すごく大変です。
コロナの自粛期間中に鬱を発症した高校生も何人か見てきました。
家に短期間こもっているだけで鬱になる方がいらっしゃるので、どんなにメンタル的に健康な人でも1年我慢を続けると、どこかで無理が出てきてしまいます。
人によっては浪人生なのに、途中から出かける頻度が増えて、勉強時間がだんだん減っていく方がいらっしゃいますが、
そういった方はことごとく志望校に落ちていきます。
特徴2:友達と遊ぶ派?1人で遊ぶ派?
正直、浪人していると、友達と遊ぶ暇はありません。
遊んでいると落ちるので。
遊びたいタイプの人は、友達が大学に行って楽しそうにしているのを羨ましく思うことが多いはず。
友達に誘われても、受かるためには断らなくてはいけません。
これがやはり我慢につながります。
我慢と感じるか感じないかは人によって違うので、1人遊んでる方が気楽で好きな人の方が息抜きもしやすくて有利なのは間違いありません。
友達と遊ぶ誘惑に負けて勉強時間が減ると、合格が遠のいていきます。
特徴3:1つのことを続ける派?飽きる派?
世の中には1つのことをずっと続けられる人と、1つのことをずっとは続けられない人がいます。
もちろん「勉強だから続く」人もいれば、「勉強だから続かない」人もいますが、他のことで1つのことを続けてきたことがある人の方が、勉強も続きやすい傾向にあります。
これに関しては、割と無理して1ヶ月から2ヶ月勉強を続ければ、人間は慣れるものですが、その1〜2ヶ月でドロップアウトする人も出てくるので、向き不向きの特徴と考えることも出来るはずです。
とはいえ、突き詰めすぎる性格も実は良くない所はあります。
完璧主義を貫き通して、全く参考書が進まない、といった感じで勉強時間の割に成績が伸びないこともあるので。
よって、割とバランス感覚は大事です。
特徴4:勉強は好き?嫌い?
勉強はもちろん好きな方が浪人には向いていますが、必ずしも好きと言い切れるレベルである必要はありません。
好きな科目、嫌いな科目があって、平均したら「どちらかというと好きかな」くらいで浪人の成功には十分です。
平均してみて、「やっぱり勉強は嫌い」というのであれば、あまり浪人には向いていないですね。
とはいえ、勉強が出来るようになってくると少しずつ好きになっていく人もいるので、最初の数か月我慢できるかどうかが大きいところです。
特徴5:志望校へのモチベーションがある?ない?
志望校へ対してのモチベーションは大きくなくてもいいのであった方がいいですね。
「何となく~~大が良い」
「~~大より偏差値の低いところには行きたくない」
くらいの弱いモチベーションでも十分です。
浪人に向いていないのは
「特に行きたい大学はない」
「特に行きたい学部はない」
「いけるところならどこでも」
といったタイプですね。
さすがにこれだと1年勉強し続けられませんので、先に自分がどんな事に興味があるのかから考えた方がいいでしょう。
以下の記事も参考にしてみてください。
>>大学受験の志望校はどうやって決める?いつ決める?【決め方と時期について】
塾講師から見て「向いていない人の浪人」ってOK??
ここまでで記事としては十分だと思いますが、私の塾講師として「浪人はOKと思っているかどうか」についても軽くコメントしておきます。
浪人するかどうか迷っている人は参考にしてみてください。
私は塾講師として、1浪までならOKだと思っているタイプです。
ただし、お金があって、親のゆるしが出ている状態以外はあまりおすすめしません。
バイトしながらで上手くいく人はいませんし、親との関係性が悪い状態で1年ストレスを抱えながら勉強するのもおすすめはしません。
このポイントをクリアさえすれば、たとえ、浪人に向いている性格であろうと、向いていない性格であろうと、1度はチャレンジしても良いと思っています。
1浪で失敗したとしても、「受験的な作業・勉強に自分は向いていない」というデータが取れるので、そのデータを人生で生かせるはずです。
今回の記事を読んでも、考えすぎずに、データを取るため、本気を尽くしていきましょう。
本気でやり切れば、少なくとも向き不向きは自分の中で納得感を持てるはずですので、やり切るのが1番大事です。
まとめ
特徴を改めてまとめておきます。
浪人に向いている人
- 家でずっといる方が外に出るより楽
- 友達と遊ぶより1人でいる方が好き
- 1つのことを続けられる
- どちらかというと勉強は好き
浪人に向いていない人
- たまには外に出かけたい
- 友達と遊ぶのが好き
- 飽きっぽい
- 勉強が好きではない
- 志望校に対してのモチベーションがない
参考になりましたでしょうか。
それではまた、所長でした!
浪人生に役立つ情報はこちらにまとめていますので、ぜひご覧ください。