大学受験関連

【教え方の教科書】常に志望校合格を意識した授業

こちらは【教え方の教科書】の中の1記事になっています。

今回は授業中にどのように最終目標(=志望校合格)を知式しつつ授業をしていくべきかについて詳しく説明しています。

授業で意識するのは分かりやすさや宿題だけではありません。生徒さんのゴールは志望校への合格です。保護者の方も合格に対してお金を払っているのです。

ですから、常々このままで受かるのかを意識しつつ授業や宿題を作っていかなければならないわけです。

以下詳しく解説していきます。

志望校合格のために授業で意識するポイントは3つ!!!

志望校合格のためには授業中、以下の3つのポイントに意識しなければなりません。

授業中に意識すること
  • 計画の修正と共有
  • 全科目を意識した自習管理と授業
  • 自習だけでなく授業ペースも逆算

それぞれについて以下で詳しく説明します。

計画は常に修正し共有をすること

改めて生徒さんと、その保護者の方は志望校合格のためにお金と時間を託してくださっています。

ということはもちろん合格から逆算して授業を作っていかねばなりません。少なくとも2週に1度ほどはペースを意識して計算しなおさなければなりませんし、春休みや夏休みなどは勉強時間が単純に長いわけですから3日に1回くらいはこのペースでいいのかチェックしつつ進みたい所です。

基本的には最初に立てたペースは下方修正されていきます。計画を立てるときの注意点などはこちらにまとまっていますから、まだお読みでない方は読んで頂ければと思います。

そしてそのチェックした内容に関しては必ず生徒さんと保護者の方にも共有しましょう。できれば生徒さんには口頭でインパクトのある形で、保護者の方に関しては図表などでデータをまとめて共有できるようにしておくといいですね。

生徒さんと保護者の方は直近の伸び幅でしか判断できない

生徒さんや保護者の方は直近の伸び幅しか意識できません。

成績が伸びていれば順調ということはなく、伸びていても最終ゴールから見れば伸び幅が足りない場合も多く、その場合には講師しかその事実に気づけていないということもよくあります。伸びている時こそ、積極的に共有すべきです。

伸びていなければデータとともに共有しないと、講師の力量不足を問われるかもしれません。ほとんどの場合はスタート地点が悪すぎるか、勉強量が少なすぎることが問題の原因ですので、データとともに示して、講師の皆さんが頑張っていることも報告してください。

※新人講師の場合は実際に実力不足なこともあるので、その場合はご自身の実力を客観的に受け止めましょう。

講師の力量が疑われ、講師が変わることは生徒さんが足踏みする原因にもなりますので、そういった無駄を省くためでもあります。

このままのペースで問題ない生徒さんはほとんどいない

ちなみに、このままのペースで大丈夫、と言い切れる生徒さんは正直ほとんどいないでしょう。

経験上、30人くらい担当して1人2人くらいしか大丈夫なペースの上に載っている生徒さんはいらっしゃいません。

つまりどれくらいまずい状況なのか、それを打破するには具体的にどれくらい勉強すればいいのか、といったあたりを提示できるようにしましょう。

そこまでやって初めて生徒さんの責任が少しだけ出てきます。逆に言えば、そこまでやっていないのに生徒さんの責任にするのは新人講師のよくやってしまう悪い癖です。

これだけ授業をしているのに何で成績が伸びないんだろう??生徒さんの学力低すぎる。。。

なんて思っていないですか??必要なことを常に計算しなおしていけば、生徒さんのことを理解できていなかったと判断できるようになります。判断しては計画を修正していきましょう。

教えやすい授業よりも今何がどれだけ必要なのか確実に共有していくことの方が重要です。むしろそれも授業の一部と考えられるようになりましょう。

全科目を意識した自習管理と授業

志望校の合格のためには、もちろん講師が担当している科目だけ伸びてもダメです。数学を担当しているから、数学だけできるようになったでは全くもってダメです。

それで許されるのは新人の集団授業の先生だけです。集団授業でもベテランになってくるとこのあたりも意識し始めます。個別指導するなら新人のときからこの事実から目を背けてはいけません。

理系の講師だろうが国語社会のペース管理は必須ですし、文系講師だろうが数学理科のペース管理は必須なのです。正直少し調べればペース管理に必要な情報くらいは簡単に入手できますからサボらないようにしてください。

自分が担当している科目以外にも自習時間は割かねばなりませんから、宿題量も調整が必要です。調整の結果として授業で扱う内容ももちろん変わってきます。生徒さんだけの力で解決できるであろう内容でも他の科目に使う時間を増やすために授業中に解決することもあるでしょう。

調整の例
  • 数学を担当しているけど、英語の伸び悩みが激しい↓
  • 英語に使う自習時間を増やす↓
  • 数学に使う自習時間を減らしたい↓
  • 自分で解説を読ませていたところを授業で扱おう!!!

こういった理由から全体を見て最終目標から逆算した授業を毎回お届けできるよう常に頭を働かせましょう。

自習だけでなく授業ペースも逆算

授業のペースももちろん逆算が必要です。

この時期までに未修範囲を全て潰さなければならないから、毎回の授業のペースはこれくらいだな、という風に逆算していきます。

授業ペースの逆算の例
  • 11月には過去問演習に入りたい↓
  • 8月中には入試レベルの問題集をスタートさせたい↓
  • 7月末くらいを目安に簡単めな問題集を解かせながら一通り習い終わりたい

余裕がある場合には全てを丁寧に解説出来るかもしれませんが、余裕がない場合にはどこまでを講師が解説して、どこからを生徒さん自身の自習で完結するようにするかもトライアルアンドエラーを繰り返しながら最適解を見つける必要があります。

最適解を見つけるのは正直かなり難しいのですが、ここが腕の見せ所です。一番効率的に勉強が進むペースを考え続けましょう。

また、合格のために必要な勉強量は決まっていますから、週1時間の授業では間に合わないという場合には週回数増加や授業時間延長の提案もしなければなりません。

保護者の方は合格のためにお金を出しているのですから、合格には届かない中途半端な授業時間だけ提供するくらいなら提供しない方がいいです。

もちろん、無駄なことにお金は使いたくはないですから、これでは間に合わないからもう少し援助していただきたいとお伝えする場合には、これだけ勉強しないと受からなくて、そのためには毎日の勉強時間がこれくらい必要で、1人でやる場合と、授業で進める場合とではこれくらい差が出るから、授業時間が増えた方がこれくらい合格の確率が上がると、数字を使って説明しましょう。

ただただこのままじゃ間に合わないだとお話になりませんから、必ず逆算して計算する必要があります。

まとめ

今回は志望校合格のために授業中に意識すべきことについて解説しました。

授業中に意識すること
  • 計画の修正と共有
  • 全科目を意識した自習管理と授業
  • 自習だけでなく授業ペースも逆算

これらが非常に重要になります。

以下の記事に続きもまとめてありますので、ぜひ他の記事もご覧ください。