ども、ぽこラボ所長です!
今回は平日に2時間の勉強習慣を付けたいあなたのための記事です。
社会人だろうが、大学生だろうが、受験生だろうが、何かを本格的に学ぼうと思ったら、忙しくても2時間くらいは勉強しないと物にならないことは多いですよね。
以下のような悩みをお持ちかもしれません。
- 受験のために平日も勉強をしなきゃいけないのは分かってるけど、2時間の勉強は安定しない
- 今年こそは英語を本格的に勉強したいと思ってるのに、結局土日しか勉強しないから、なかなか身に付かない
- 資格を絶対に取りたいけど、忙しかったり疲れていたりで、思うように勉強できない
私は東大出身の個別指導塾講師として10年間、受験生に勉強の習慣をつけさせてきました。
東大や京大のような最難関の大学に合格するような受験生でも勉強の習慣をつけることは「コツを知らなければ」それほど簡単なことではありません。
逆に言えば、小学生、中学生の頃から勉強が苦手だったとしても「コツさえつかんでしまえば」毎日2時間勉強することは誰だってできるようになります。
勉強習慣でお困りのあなたにも必ず役に立つ情報だけをこの記事にまとめました。
この記事を読んで勉強すると、いつの間にか勉強の習慣がつき、あなたの目標にもグッと近づくことが出来ているはず。
毎日2時間机に向かって勉強している自分をイメージしてみてください。
そんな未来のあなたを作るのはこの記事に従ってあなたが勉強するかどうかにかかっています!
目次
平日毎日2時間勉強するための全ステップ
この記事をお読みのあなたは毎日30分くらいなら勉強できるということを前提に話を進めたいと思います。
30分の勉強でも最初は難しいことなので、習慣がないのであればこちらの記事を参考にまずは30分の勉強習慣をつけてからまたこの記事に帰ってきてください。
30分の勉強習慣があるあなたにとって、次の課題は勉強する日、しない日の波を抑えつつ、平日でも2時間勉強するようになることです。
休日であれば2時間勉強することはかなり簡単にできるようになっているはずです。
まずは平日毎日2時間勉強するための全4ステップを書いておきます。
- 勉強することを決める
- 勉強する場所・時間を決める
- 手間を減らす
- 集中をコントロールする
上の2つは30分の勉強習慣と被る部分もありますが、少し変わって来ることもありますので、それも合わせて解説します。
ステップ1:勉強することを決める【手を動かす】【優先順位をつける】
30分の勉強習慣をつけるための記事でも「勉強することを決める」ことが重要だと解説しました。
なぜ大事かというと、何を勉強するか「選択するスキ」を自分に与えてしまうと、
その瞬間に脳は疲れますし、やる気が失せて、言い訳を考えたりしてしまうからです。
ですから選択するスキを与えないことは勉強の習慣化においては最も重要な項目の1つです。
30分の勉強習慣のときには、「薄い教材」で「進んでいる実感が得られやすい」「数値化しやすい」ものをお勧めしました。
2時間の勉強を習慣化するときにはもう少し難易度を上げても大丈夫です。
分厚いものでも毎日2時間勉強すれば進みますから、300ページ400ページあるような教材を使っても進んでいることが実感しやすいからです。
何を勉強するかの注意点としては、以下のようなものを意識していれば、あとはお好きなものを使ってもらって構いません。
また複数の教材を同時に進めることも可能でしょう。
- できるだけ手を動かすもの
- 6割くらいは自分で解けて、9割以上は解説を理解できるもの
- 3つ以下の教材に絞ること、難しいものは1つにすること
- 優先順位を決めること
順に詳しく解説していきます。
手を動かす教材を使うこと!【眠くならない】【成果が出やすい】
最初は「手を動かす」をキーワードにしましょう。
たとえば、英語の勉強であれば、「読むだけ」の学習ももちろん教材によっては可能でしょう。
英単語や長文、リスニングなどですね。もちろん映像授業なども手は動かさずとも勉強ができるでしょう。
30分の勉強だと、成果を求めるよりもむしろ勉強習慣をつけることの方が大きな意義になりますから、それほど意識する必要はありませんが、
さすがに2時間毎日勉強していて、目に見える成果が出ないと萎えてきます。
成果を出すためにはできるだけ「能動的」に学習することが重要ですが、最も簡単な形が「手を動かす」勉強です。
例えば、
- 数学の問題をノートに解く
- 英単語を読みながら書く
- 実際にコードを書いてみる
- 過去問を時間を計って解く
などなどです。
このように手を動かす勉強の形にしておくと、能動的な学習になりやすく成果が出やすくなります。
また2時間の勉強となると、途中で眠気と戦わなければならない可能性は十分に出てきます。
その対策としても「読むだけ」「聞くだけ」ではなく、手を動かす勉強にしておくことが有効です。
6割くらいは自力で解けるものを!9割は読んで理解できるものを!
教材の難易度もかなり重要です。
2時間の勉強を毎日続けていて
- 教材の半分以上が自分の力では解けない
- 解説を読んでも3割くらい理解できないところが残ってしまう
ではこれも途中でやる気が失せてしまいます。
独学で勉強をしている人が陥ってしまうパターンとして、「教材の難易度が合っていない」というのはかなり大きな割合を占めます。
それこそ10時間でも平然と勉強できるくらい勉強に慣れてくると少々分からないものが残っていても平然と飛ばして2周目3周目で回収しようという気分が沸いてくるわけですが、
慣れていない人は「自分はなんて勉強できないんだろう」とすぐに落ち込んでしまいます。
「難易度が合っていない」と教材のせいにしてしまうのは何も間違った考え方ではありませんので、
自分を追い込まずにまずは適切な難易度の教材を探してみることから始めましょう。
完全に独学で進める場合は
- 6割以上は自力で解ける
- 9割以上は解説を読んで解消できる
こういった教材を使うのが良いでしょう。
3つ以下の教材に絞る!難しいものは1つまでにする
2時間の勉強習慣が実際についたとしたら、1時間はAという教材、1時間はBという教材という風に複数の教材を使って勉強することも増えてくることでしょう。
その場合でも教材の数は3つ以下にしてください。
これ以上にすると、やはり進んでいる実感がわきにくくなります。
勉強習慣をつける際には進んでいる実感は非常に重要な要素です。
例えば、6個の教材を並行で進めていったとすると、毎日2時間勉強しても1つあたりに使える時間はたった20分です。
これでは薄い教材を使ったとしても進んでいる感覚はかなり薄れてしまい、それがモチベーションを下げる原因になってしまうでしょう。
また3つの中でも難しい教材は1つだけにしておきましょう。
簡単なものが1つでもあれば、勉強に緩急がつきます。
難しいものを1時間頑張ったら、簡単なものを1時間頑張るといった感じですね。
そのようにしておけば、ストレスも軽減されて続きやすいでしょう。
優先順位をつけよう!自分を絶対に責めないこと!
使う教材が決まったら、それぞれ何時間ずつ、どの順番でやるのか決めましょう。
もちろん優先順位も決めます。
2時間の勉強習慣をつけるときには、必ずうまくいく日とうまく行かない日が出てきます。
上手くいかなかった日にも自分にちゃんと言い訳できるように優先順位をつけておいてください。
のような感じです。
こうして少しでも自分に言い訳できるようにして、習慣化までの途中途中で感じるストレスを少しでも減らしておきましょう。
習慣化には8週間かかると言う研究者もいるくらいですから、2か月くらいは失敗する日もあるだろうと気楽に考えてチャレンジしてください。
ステップ2:勉強する場所と時間を決める!
このステップに関しては、30分の勉強を習慣化するときと変わりません。
が、2時間となると1回で一気に勉強しきることができない日も出てくるでしょう。
その場合にも必ず「いつ勉強するのか」「どこで勉強するのか」を決めておくことにしましょう。
時間と場所も「選択するスキ」を与えてしまう要素になっていますので、必ず事前に決めておきましょう。
おすすめの勉強場所は周りの人も集中している場所【図書館】【コワーキングスペース】
30分の勉強習慣の記事でも書きましたが、改めて書いておくと「周りの人も集中している」図書館やコワーキングスペースがおすすめです。
学生さんであれば、学校の図書室・図書館で、社会人の方はコワーキングスペースがおすすめです。
「塾や予備校の自習室」、「カフェ」などは少し場所によって周りの人の集中度合いが違いますので、あまりおすすめはしません。
たとえば、こちらのようなコワーキングスペースが近くにないか探してみてはいかがでしょうか?
どうしてもいい場所が見つからないという場合は、勉強机に鏡を置くだけでもかなり効果があることが知られています。
勉強している自分(もしくはサボっている自分)を客観視できるからです。
>>卓上ミラー 木製 折りたたみ化粧鏡 化粧ミラー かがみ テーブルミラー スタンドミラー 調節可能 90°回転
いつ勉強するのか決めよう!何の前に?何の後に?
勉強をいつやるのか、もかなり重要です。
2時間の勉強を習慣にしようと思うと、何かを削って時間を作り出さないといけないことも出てくるでしょう。
テレビやYouTube、Twitterやインスタなどで時間を使いすぎていると上手くいかないはずですから、最初にどのタイミングで2時間分稼ぐのか決めておきましょう。
普段いつもやることの前とか後に決めておくと、その行動が引き金になって勉強しやすいはずです。
例えば、
- 歯磨きをする前、後
- お風呂に入る前、後
- 夕食を食べる前、後
などなどです。
またいくつかの教材を同時並行で進めていくのであれば、Aを20分×2セットやったら、次はBを20分やる、と言う風に時間割を作っておくといいでしょう。
このように決めておくと、歯磨きがAの引き金になり、AがBの引き金になり、と言う風に勉強のチェーンができていきます。
受験生が10時間勉強するときには必須のテクニックですから、2時間の習慣化の時から時間割のテクニックを身に付けておくといいでしょう。
ステップ3:手間を減らす【物に注意】
次のステップは手間を減らすことです。
良く受験生が失敗するパターンとして、次のようなものがあります。
もちろんこれは言い訳なのですが、忘れ物をしてしまうと言い訳したくなる気持ちは私にもよくわかります。
出先でノートパソコンの充電が切れたらそれだけでやる気を失いますからね(笑)
手間を減らすことは勉強の習慣を定着させるのに必須の項目です。忘れ物もある意味では持ち運びの手間があるせいで生じてしまっていますから、まずは持ち物に注意して手間を減らしていきましょう。
ノートは1冊、ペンは1本で十分
ノートを何冊にも分けて、ペンも何本も持って勉強をしている受験生がよくいます。
こういった受験生は上手くいっているのであれば、何も問題はないのですが、それで上手く行っていないのであれば、ノートもペンも1つずつにまとめてしまいましょう。
学校のカバンや塾のカバンにシャーペンと芯を1セットずつだけ入れておく。ボールペンでもOKです。
ノートもそれぞれ1冊ずつだけ、もしくはルーズリーフの束だけ入れておく。
大人ならiPadやノートパソコンを使えば、本も必要なくなります。
最小限の持ち物に減らしていきましょう。
教科別や参考書別に分けたいのであれば、帰ってきてから写真を撮って分類しておけばいいのです。
ちゃんと何冊も持ち運ぶよりも圧倒的に手間が減ります。
ちなみに勉強場所への移動のために「荷物の移し替え」をしているだけでもやる気は減退することがあります。
勉強道具のセットは必ずまとめておいて、荷物の移し替えも最小限で済むようにしておきましょう。
重い本はデータで運ぶか、切り分けて運ぶか
2時間の勉強を習慣にしたいあなたなら、重い本を勉強に使うこともあるはずです。
重い本はデータにして運ぶのが一番です。
例えば、社会人が本を読むのであれば、kindle unlimitedのサービスやaudibleのサービスは非常に優秀です。
ちなみに私はこれらに登録するだけで、勉強時間が飛躍的に伸びました。
受験生の場合には、書き込みがしやすい状態の方が良いことも多いはずです。
2パターンおススメの方法があります。
- 2冊買っておいて、1冊はバラバラにする
- 必要な部分を(スキャンして)コピーしておく
前者は分かりやすいと思いますけど、物の整理が苦手な受験生にはあまりお勧めしません。
なくすので。
必要な部分だけスキャンしてコピーしておくのは、個人で使う分には著作権的にも問題ないので、おすすめです。
例えば、次のようなスキャナを使えば破壊せずに楽にスキャンできます。
>>おすすめのスキャナ「富士通 スキャナー ScanSnap SV600 (A3/片面) [型名: FI-SV600A]」
ただそれなりにお値段が張ってしまうので、安く済ませるためにこちらのサービスを使うと、レンタルできます。
ステップ4:集中をコントロールする【20分×6セットがおすすめ】
ここまで準備が整ったら、あとはどれだけ集中して勉強するかという話になってきます。
基本的に、【20分勉強+5分休憩】×6セットがおすすめです。
などと嘆く生徒はよく見てきましたが、私自身も1時間なんてよほど追い込まれていない限り集中できませんし、
それだけ集中したらその後3時間くらい休憩したくなります。
東大出身の塾講師である私、世間一般に見れば「勉強のプロ」である私でもそうなのですから、
これから2時間の勉強習慣をつけようと思っているあなたが嘆く必要は全くありません。
短時間の集中と、短時間の休憩を組み合わせる勉強法はポモドーロテクニックといって、心理学では有名な手法です。
短時間の集中を繰り返すことによって、「よし長い休憩をとろう」という気持ちにならずに続けられます。
いきなり1時間も集中してしまうと人間は休憩したくなってしまいますので、休憩したくならないように短時間の集中を繰り返すのがおすすめです。
タイマーで管理するとポモドーロテクニックはさらに効果倍増
カウントダウン形式のタイマーで勉強を管理するとさらに、効率はよくなります。
20分×6セットの勉強であれば、毎回最後の5分くらいはかなり集中できます。
〆切がある方が人間は集中できますからね。
ですから〆切をあえて何回も作ってやるのもポモドーロテクニックの利点になります。
このときにカウントアップではなく、カウントダウンになっているタイマーを使う方が追いつめられている感じがして、このテクニックと非常に相性がいいです。
たとえば、次のようなタイマーを持っておくといいですね。
>>Umimile(ユミマイル) タイマー 勉強 キッチンタイマー マグネット付き 卓上 学習用 音光切替機能 置き掛け兼用 ホワイト
中途半端でも辞める
〆切を作って短時間の集中を繰り返すのが有効なのは理解いただけたと思いますが、もう1つ重要なことがあります。
それは
制限時間が来たらキリが悪くてもそこでストップすること
です。
キリの良い所まで進めた方がいいんじゃないの?とよく聞かれますが、それは間違いです。
キリの良い所まで無理して進めると、思っていた何倍も勉強をしてしまって、
などと休憩する気になってしまいます。
休憩する気を起こさないためにもキリの悪い所でストップしてしまいましょう。
またキリの悪い所でやめたおかげで、次の勉強モードへの復帰が早くなります。
ドラマなどの予告を見てしまうと続きが気になってしまうのと同じ現象です。
気になるくらいの状態でやめておいた方が勉強は続きやすいことを覚えておきましょう。
まとめ
これで平日でも毎日2時間の勉強を続けるためのテクニックはすべてお伝えしました。
大きく分けると4ステップです。
- 勉強することを決める
- 勉強する場所・時間を決める
- 手間を減らす
- 集中をコントロールする
これをできるようになるとあなたは毎日2時間の勉強もできるようになります。
休日などの時間のあるときには4時間でも6時間でも勉強できるようになっていることでしょう。
とはいえ、習慣化には時間がかかりますから「できなかった」ことよりも
「何日連続でできた」とか「昨日できなかったのに今日は挽回できた」とか、できたことに意識をして自分を励ましてやってください。
大学受験でも、資格試験でも、必要な勉強時間が確保できるだけで合格がグッと近く見えてくるはずですから、この記事のアドバイスにしたがって勉強してみてください!
途中途中で出てきたおススメのアイテムやサービスはこちらにまとめておきますので、参考にしてください。
それではまた、所長でした!