ども、ぽこラボ所長です!
今回は東大の理系国語の特徴について詳しく解説します。
こんな風に思ったことはありませんか?
この記事を読めば、東大理系国語の特徴をスラスラと説明できるようになります。
この記事の内容は次の通り。
- 2023年の東大理系国語の出題
- 東大理系国語の特徴解説
- 対策のポイント
それでは1つずつ見ていきましょう!
2023年の東大理系国語の出題
まずは直近の2023年の理系国語について見ていきましょう。
例年どおり100分で現代文1題、古文1題、漢文1題の出題でした。
大問 | ジャンル | 出典 |
---|---|---|
1 | 現代文(評論) | 「仮面と身体」吉田憲司 |
2 | 古文(説話) | 「沙石集」無柱 |
3 | 漢文(思想) | 「貞観政要」呉兢 |
国語は他の科目と比べても、難易度のバラつきがかなり少ないのが特徴です。
年度ごとに難易度が変わることはほぼないと思っておいていいでしょう。
2023年は古文の分量がやや多かったのは特徴的ではありますが、とはいえ文章自体はそれほど難しくなかったので、分量が多かったことで苦労した人はあまり多くなかったはずです。
記述に慣れてさえいれば、共通テストに比較すると時間的な余裕はある人の方が多いでしょう。
東大理系国語の特徴
次に理系国語の特徴を説明していきます。
東大の理系国語は例年、大問3題構成で、現代文1題、古文1題、漢文1題を100分間で解く形式です。
全て記述式で解答するのは東大の特徴。
解答用紙は行数のみ指定されていて、文字数は指定されていません。
※ただし現代文に1問のみ100字~120字の文字数指定の問題があります。
「必要と思われる文量」を受験生自身が判断してまとめなければなりません。
現代文は
- 「漢字の書きの問題」が1問(小問3問)
- 「~(傍線部)とはどういうことか説明せよ」が3問
- 「~(傍線部)とはどういうことか、本文全体の趣旨を踏まえて100字以上120字以内で説明せよ」が1問
の計5問で構成されます。
問いはかなり抽象的なので、「何を求められているのか」問題を作った人の意図を意識しながら解答しましょう。
主に「本文の内容を理解する」のに重要な1文の説明を求められるので、「この辺りで言っているのはこういうことですよね?」ということをアピールできればOKです。
古文は口語訳をメインとした典型的な記述問題です。
ジャンルは物語の出題が比較的多く、中古、中世が多いのが特徴です。
共通テストやセンター試験と比べれば文章も短いことが多く、正しく読むことさえできれば、時間的にも記述的にも大して困ることはないでしょう。
漢文も口語訳をメインとした典型的な記述問題です。
ジャンルや時代はバラバラなので、東大漢文に特化した対策は難しいでしょう。
とはいえ、これも基本的な句法や漢字をしっかり覚えて、読解演習を十分積んでおけばそれほど難しい問題ではありません。
対策のポイント
東大の理系国語は他の大学と比べても記述量がとにかく多いのが特徴です。
とはいえ、古文漢文は正しく文章を読むことさえできれば、それほど難しい記述ではありません。
共通テストレベルをしっかり読めるようにしたうえで、過去問に取り組めば苦労することはないでしょう。
一方で現代文は記述の練習をしないとなかなか対応が難しい問題ばかりです。
記述が苦手であれば、記述メインの参考書も活用した上で、過去問演習を徹底的にくり返しましょう。
満点を取れる必要はありませんが、理系だからといって国語を捨てるような作戦はよほど他の科目に自信がない限りはおすすめできません。
東大の国語ができるようになるための国語の参考書はこちらの記事にまとめています!
まとめ
今回は東大の理系国語について解説しました。
現代文はやや難しいですが、対策すれば理系でも半分以上は得点できるようになるので、しっかり対策したいですね!
それではまた、所長でした!