ども、ぽこラボ所長です!
今回は東大に受かりたい理系の人向けの記事。
という風に思っている人にぜひ読んでもらいたい内容です。
この記事を読めば、東大に受かるためにこなすべき国語の参考書が全て理解できます。
この記事の内容は次の通り。
- 国語で何点取れば受かるのか
- 東大に受かるための国語おすすめ参考書
読み終える頃には、東大の国語で及第点を取るために必要な勉強が全て理解できているはずです!
それでは1つずつ見ていきましょう!
理系は国語で何点取れば東大に受かるか?作戦事例
東大の理系国語は現代文1問、古文1問、漢文1問の「大問3問構成」「合計80点」で全て記述式になっています。
正式な公表はありませんが、現40点・古20点・漢文20点の配点と言われています。
標準的には、
- 理1・理2志望:40点
- 理3志望:50点
あたりを目標にしたいところです。
古文漢文は共通テストよりも短い上に、記述も難しくないので満点近い得点(30点以上)を狙うことが可能です。
その上で、現代文を10~20点程度狙えれば、それだけでも40~50点程度を取ることができます。
このくらいの得点なら練習すれば、誰でも狙えるレベルでしょう。
もちろんあなた自身の得意不得意に合わせて、目標得点を戦略的に調整することは可能です。
国語の場合は、上述の目安±10点くらいまでなら調整しても大丈夫でしょう。
- 理1・理2志望:30点~50点
- 理3志望:40点~60点
他の科目も含めた科目別の目標点数はこちらにまとめているので、参考にしてください!
この目標となる得点を踏まえて、どのレベルの問題集までこなすかを決めていきます。
東大に受かるためのおすすめ国語参考書
ここからはおすすめの参考書を紹介していきます。
まずは勉強さえすれば安定して高得点を狙いやすい古文、漢文の参考書を紹介し、最後に現代文という流れで解説します!
東大の古文対策でおすすめの参考書
現状、塾講師として1番おすすめできる参考書ルートはこちらです。
- わかる・読める・解けるKey & Point古文単語330
- スタディサプリ or 学校の授業(全員)
- 発展30日完成 古文高校初級、古文高校中級(全員)
- センター過去問20年分
- 共通テスト対策
- 過去問10年分
古文単語はわかる・読める・解けるKey & Point古文単語330で
古文は英語と同じく語彙力もある程度重要なので、単語帳を1冊はクリアしておきたいところです。
学校で指定されているものがあるのであれば、それを利用しましょう。
もし持っていなければ、おすすめは「わかる・読める・解けるKey & Point古文単語330」なので、こちらを買ってください。
とにかく1冊やり切る(覚えきる)ことが重要です。
勉強法はこちらで解説しています。
古典文法の理解は学校授業かスタディサプリで
学校の授業で古典文法を「体系的に」説明されていて、定期テストでもしっかり得点が取れていたのであれば、ここはパスして問題演習からスタートしてOK。
「学校では文法は体系的に説明されていない」という学校がけっこう多いので、その場合は自習するようにしましょう。
自習は「スタディサプリ」で行うといいでしょう。
「高3 古文<文法編>」を一気に視聴してクリアしてください。
詳しい勉強法はこちら。
文法演習は発展30日完成シリーズで
文法は授業で習って理解するだけでは、記憶に残りません。
問題演習をして、暗記した上でそれを読解に生かしていくことが重要です。
問題演習用におすすめの教材は「発展30日完成 古文高校初級」です。
古文のこのシリーズは別冊の解説に全て品詞分解が付されているので、かなりおすすめです。
勉強法はこちらにまとめています。
古文の品詞分解~基本読解演習も発展30日完成で
あとは品詞分解に慣れて、読解演習を少しやったら過去問に移ります。
品詞分解が付されているもので、短めの文章から読解演習するといいでしょう。
おすすめは同じく「発展30日完成 古文高校中級」です。
文法問題から始まって後半は読解問題になっているので、徐々に文章に慣れていくことができるのがいいですね。
初級と同じく、別冊解答に全文の品詞分解がついているので、品詞分解して文法的に理解しながら読解する練習が可能です。
以下の記事も参考に。
センター過去問で読解演習を
本格的な読解演習はセンターの過去問で行っていくのがおすすめです。
できれば、現代文・漢文とペースが合うように進めていき、センターはまるまる1年分をセットで演習できるようにするといいでしょう。
センター過去問がおすすめな理由は2つあります。
- 他の問題集と比べても圧倒的に解説が詳しいから
- 古いものから順に進めていくとだんだんと文章が長くなっていくから
また徐々に文章が長くなっていくのも練習しやすいのでいいですよね。
できれば20回分くらい練習したいところ。
最近は掲載年数が少なくなってきているので、1冊で足りない場合は古い過去問も中古で入手するといいでしょう!
共通テスト対策は過去問&予想問題集で
東大の古文は最近のセンターや共通テストの古文と比べるとかなり簡単です。
しっかり共通テスト対策することで個別試験でも難なく読めるようになります。
共通テスト対策は過去問はもちろん、予想問題集もガンガン使いましょう。
共通テスト対策の詳しいことはこちらにまとめています。
2次の過去問は最低でも10年分
最後に2次試験の過去問演習をしましょう。
共通テストと比べると時間的にも余裕がありますし、古文は読解さえできれば記述は難しくありません。
センターや共通テストの演習で力をつけたらササっと満点を取れるだけの実力まで伸ばしましょう。
最低でも10年分くらいしっかり演習するのがおすすめです。
記述に自信がなければココナラなどで記述の添削をしている人を探してみるのもありですね!
東大の漢文対策でおすすめの参考書
現状、塾講師として1番おすすめできる参考書ルートはこちらです。
- スタディサプリ or 学校の授業(全員)
- 発展30日完成 漢文高校初級、漢文高校中級(全員)
- センター過去問20年分
- 共通テスト対策
- 過去問10年分
漢文句法の理解は学校の授業かスタディサプリで
古文と同様に漢文も学校で「体系的に」句法を習っていないのであれば、「スタディサプリ」で句法をインプットしていきましょう。
「高1・高2・高3 漢文」を視聴するだけでOKです。
詳しい勉強法はこちらにまとめています。
句法演習は発展30日完成シリーズで
句法の演習は「発展30日完成 漢文高校初級」を使って行いましょう。
上述した古文と同じシリーズの漢文バージョンです。
薄いのでサクサクと進めて、スタサプで勉強したことを全てチェックしていくといいですね。
漢文の基本読解演習も発展30日完成で
同じく「発展30日完成 漢文高校中級」を使って易しい文章を読めるように練習していきます。
こちらも句法の復習から入って、後半が文章読解になっているので、徐々にレベルアップするのに最適な教材になっています。
詳しい勉強法はこちらで。
センター過去問で読解演習を
古文と同じくセンター過去問を使って読解演習をしていきましょう。
20年くらいさかのぼって古いものから徐々に進めていけば、漢文もだんだんと文章が長くなったり難易度が上がったりするので、おすすめです。
20年分くらい練習すれば、すらすらと漢文が読めるようになっているはず。
共通テスト対策は過去問&予想問題集で
東大の漢文は最近のセンターや共通テストの漢文と比べるとやや簡単めです。
古文と同じく、共通テスト対策をすれば個別試験でも難なく読めるようになります。
共通テスト対策は過去問はもちろん、予想問題集もガンガン使いましょう。
共通テスト対策の詳しいことはこちらにまとめています。
2次の過去問は最低でも10年分
最後に2次試験の過去問演習をしましょう。
共通テストと比べると時間的にも余裕がありますし、漢文も読解さえできれば記述は難しくありません。
ただし一部、漢文らしい「教訓」めいたことを想定して書かなければならない記述もあります。
これも十分演習さえ積んでいれば、難なく理解できるはずですし、最悪1問落とすくらいなら国語全体の得点に与える影響は小さく済みます。
センターや共通テストの演習で力をつけたらササっと満点を取れるだけの実力まで伸ばしましょう。
最低でも10年分くらいしっかり演習するのがおすすめです。
記述に自信がなければココナラなどで記述の添削をしている人を探してみるのもありですね!
東大の現代文対策でおすすめの参考書
最後に現代文対策としておすすめの参考書を整理してお伝えします。
現状、塾講師として1番おすすめできる参考書ルートはこちらです。
- 現代文文章の流れがわかる読解トレーニング(現代文が苦手な人)
- センター過去問20年分
- 大学入試問題集 現代文をていねいに読み解く(記述が超苦手な人)
- 記述編 現代文のトレーニング(記述が苦手な人)
- 共通テスト対策
- 過去問10年分
それぞれ補足していきますね。
現代文が苦手な人は現代文文章の流れがわかる読解トレーニングで
理系で現代文の勉強に割ける時間はかなり少ないのは事実。
「現代文の読解が昔からそれほど得意ではない」という人のみ、以下の「現代文文章の流れがわかる読解トレーニング」に取り組んでみるといいでしょう。
全く難しい参考書ではありませんが、読解に必要な最低限の知識は網羅的に学べる書籍になっています。
読み飛ばしの原因となる「知識不足」を補ってくれるでしょう。
こちらに詳しい勉強法を書いています。
読解演習のメインはセンター過去問20年分で
読解演習のメインはセンターの過去問を使うのがおすすめです。
20年分くらいしっかり解いて、しっかり解説を読み込めば、かなり現代文も解けるようになってきます。
センターの過去問は他の参考書と比べてもかなり解説が詳しいので、しっかり読むことで本当に実力が伸びていきます。
絶対に解説を読み飛ばさないように丁寧に進めてくださいね!
記述が超苦手な人は大学入試問題集 現代文をていねいに読み解くで
センターで8割9割安定して取れるようになってきたら、個別試験の文章も読めるようにはなってきているはずです。
記述がかなり苦手な人もいるので、いくつかおすすめの参考書を紹介します。
めちゃめちゃ苦手な人は「現代文をていねいに読み解く」を使って記述の練習をしてください。
記述が少し苦手な人は記述編現代文のトレーニングで
という人は、「記述編現代文のトレーニング」で採点基準を意識しながら実戦的なトレーニングを詰みましょう。
少し苦手程度であれば、採点基準も意識しながら数をこなせばすぐにできるようになります。
具体的な勉強法や他の参考書はこちらで紹介しているので、参考に。
共通テスト対策は過去問&予想問題集で
ここまで解説した通りの参考書で勉強してきた人なら、共通テストレベルの文章の読解はできるようになっているはず。
あとは「時間内に」「正確に」解けるようになることが重要です。
英語や数学は実力が上がれば、時間内に解くことは余裕になってきますが、国語だけは実力が伸びてもなかなか制限時間内に解くのが難しいままというのはよくあること。
過去問や予想問題集を使って、「通し」で解く練習をくり返しましょう。
こちらに詳しい勉強法を書いているので参考にしてください!
2次の過去問は最低でも10年分
最後に2次試験の過去問演習をしましょう。
共通テストと比べると時間的に余裕もありますし、文章のレベルが上がるわけではありません。
ただし読解することはできても、「問題を作った人が答えて欲しいことに答える」のにはそれ相応の練習が必要です。
最低でも10年分くらいしっかり演習するのがおすすめです。
しっかり解答用紙に書く練習をしてください。
詳しい勉強法はこちらでチェックを。
現代文に関しては、よほど自信がない限りは学校の先生や塾の先生に添削してもらうのがおすすめです!
ココナラなどで記述の添削をしている人を探してみるのもありですね!
まとめ
今回は東大を目指す理系の人向けに、おすすめの教材を紹介しました。
改めてまとめると次のようになります!
古文
- わかる・読める・解けるKey & Point古文単語330
- スタディサプリ or 学校の授業(全員)
- 発展30日完成 古文高校初級、古文高校中級(全員)
- センター過去問20年分
- 共通テスト対策
- 過去問10年分
漢文
- スタディサプリ or 学校の授業(全員)
- 発展30日完成 漢文高校初級、漢文高校中級(全員)
- センター過去問20年分
- 共通テスト対策
- 過去問10年分
現代文
- 現代文文章の流れがわかる読解トレーニング(現代文が苦手な人)
- センター過去問20年分
- 大学入試問題集 現代文をていねいに読み解く(記述が超苦手な人)
- 記述編 現代文のトレーニング(記述が苦手な人)
- 共通テスト対策
- 過去問10年分
理系は古文漢文でしっかり得点を取ることが最優先。
センターや共通テストレベルをしっかり読めるようになれば、2次試験でも十分通用します。
現代文は読解の力をつけた上で、記述の訓練をする必要があります。
時間はかかりますが、ちゃんと伸ばせる科目なので理系だからと言って捨てることなく勉強してください!
それではまた、所長でした!