ども、ぽこラボ所長です!
今回は物理の中でも入試レベルの問題集について解説していきます!
こんな風に思ったことはありませんか?
この記事を読めば、どの問題集を使って、どう勉強すればいいのか、が全てわかります!
この記事の内容は次の通り。
- 物理の勉強全体の流れ
- 入試レベルおすすめ問題集
- 効率的な勉強法
- いつまでに終わらせるべきか
それでは1つずつ見ていきましょう!
目次
物理全体の勉強の流れ
まずは物理全体の勉強の流れについて軽く触れておきます。
というのも、今回解説する問題集を進めるには事前にある程度の学習が必要になってくるからですね!
物理の勉強の全体像はこちらになります。
基本的には、
基本事項の理解(インプット)
↓
学校指定の問題集(傍用問題集)でアウトプット
↓
(入試レベルの問題集で演習)
↓
共通テスト対策や過去問演習
の流れになります。
入試レベルの問題集に関しては、正直やらなくても大丈夫な人もかなり多いので、必要か不必要かの判断をする必要があります。
一旦、セミナーやリードαのような学校で配られる傍用問題集を終わらせて、過去問を解いたうえで、必要そうなら今回紹介する参考書に進むのがおすすめです。
傍用問題集の勉強法についてはこちらに詳しく書いていますのでぜひ参考にしてください!
物理|入試レベルのおすすめ参考書
続いて、入試レベルの参考書について紹介していきます。
基本的にはどちらかを選んで進めるのがおすすめです!
「名問の森」は比較的、問題文が短い問題がズラッと並んでいますが、その分設定の理解が難しくレベル的にはかなり高い問題集です。
1周目が少し辛いかもしれませんが、2周目以降は比較的速く周回することができます。
「重要問題集」は比較的長めの文章で出題されている問題が多い上に、毎年ちょっとずつ問題が入れ替わり、最新版が販売されているので、最近の大学入試の傾向とはピッタリ一致する問題集になっています。
ただし、1つ1つが長めの文章で構成されている分、少し周回の手間はあります。
毎回、最初から読み返さないと設定が理解できないからですね。
物理の入試レベル問題集の効率的な勉強法
次に効率的な勉強法について解説していきます!
具体的な手順|どうやって勉強する?
まずは具体的な勉強手順についてです。
以下の通りに進めるのがおすすめです。
- 時間を計りながら解く
- 解説を全て読む
- 間違えた問題はその場で解きなおす
- 印をつけて2周目以降に備える
それぞれ簡単に補足していきます!
時間を計りながら解く
まずは時間を計りながら問題を解いていきます。
実際の大学入試の問題形式の問題集なので、時間を意識して解くのはこれまで以上に重要です。
物理の問題は手が止まらずスラスラ解けば、大問1つあたり20分くらいで解けるものがほとんどなので、1問20分以内に納めるようにしましょう。
1時間で3問くらいのセットと考えて、テスト形式で解くのがおすすめです。
途中で手が止まってしまった場合は、考え込まずに答えを見るようにしてください。
解説を全て読む
少なくとも1周目は正解している問題の解説も読むようにしましょう。
たまたま合っているだけの可能性もゼロではありませんし、もっと速く解ける方法が紹介されているかもしれません。
欄外にあるような補足の説明も読み飛ばさないようにしてください。
間違えた問題はその場で解きなおす
間違えた問題を理解できたら解説を閉じて、その場で改めて解きなおしてみてください。
意外と「分かったつもりだったけどできない」とか「計算が合わない」といったことも出てくるはずなので要注意です。
またその場で解きなおしておくことで、「解説を読むだけ」と比べるとだいぶ記憶に定着しやすくなります。
時間はかかりますが、ぜひ1つずつ潰していきましょう。
印をつけて2周目以降に備える
解説を読み終えたら、印をつけて2周目以降に備えていきます。
以下のような印をつけておきましょう。
◎自力で解答できた
◯凡ミスした
△解説を読んで理解した
×解説が理解できなかった
2周目以降は、◎になっていない問題を進めていき、最終的にほとんどの問題を◎にするころには、何大学の問題でもかなり解けるようになっているはずです。
周回の手順|何周する?
入試レベルを集めた問題集は、1周で全て身に付くことはありえないので、周回することが重要です。
上述した印をつけつつ、最低でも2周、できれば3周以上していきましょう。
ちなみにこのレベルの問題集を進める時には「力学ばかり進んでいるうちに電磁気学を忘れてしまった」みたいなことが起こらないようにバランスよく進めるのがおすすめです。
「力学から1問、電磁気から1問、その他から1問」のような3問セットで毎日回していくと全体がバランスよく進んでいくでしょう。
やってはいけない勉強法
やりがちだけど、やってはいけない勉強法についても触れておきます。
それが以下の通りです。
- 図やグラフを描き直さない
- 復習やバツ直しで手を動かさない
図やグラフを描き直さない
まずは図やグラフは必要に応じて何度でも描き直すようにしましょう。
物理の場合は、小問が進むごとに状況が発展して、最初に描いた図が上手くあてはまらないこともあるはず。
そういう時はサボらず毎回図を描き直した方が結果的に素早く問題を解けて、正答率も上がります。
本番でも必ず描き直しまくりながら進めることになるので、問題集の段階で練習をしていくように。
復習やバツ直しで手を動かさない
復習やバツ直しをする際には、必ず手を動かしてください。
できるだけ手を動かして、紙に残しながら進めるようにしましょう。
大学受験を意識したペース、いつまでに終わらせるべきか
次にペースについて解説します。
入試レベルの問題集は夏前くらいから11月頭までにかけて一気に進めるのが基本的なペースになるはずです。
もちろんそれより速く進める分には問題ありませんが、逆に遅くなってしまう場合は少し問題が生じます。
というのも過去問演習が大学受験においてはもっとも重要なので、過去問演習の時間だけは減らしたくないからですね。
遅くとも11月からは過去問演習メインの勉強に入れるように逆算してペース管理をするようにしてくださいね!
こちらに理想のスケジュールについて詳しくまとめています!
よくある質問
よくある質問としては
というものがあります。
これに関しては、次の手順を取るようにしてください。
- 頭から問題と解説を読み返す
- 一旦分からない部分は置いておいて解説の続きを読む
- 手を動かして図を描く&計算を自分でしてみる
- 次の日に改めて見る
- 放置する
まずは頭から問題と解説を読み返します。
意外と問題文に書かれている設定を忘れていたり、解説の日本語部分を読み飛ばしていたりすることが多いので、そこを読むだけで理解できることは多いです。
それでも分からない場合は、一旦その部分を置いておいて続きを読むようにします。
「続きを読んでいるうちに理解できた」というのもあるあるです。
それでもダメなら自分で図を描いて、計算も自力で進めてみましょう。
あとは次の日にもう1度だけ見てみてそれでもダメなら放置しましょう。
次の周には実力がついて自力で解決できるようになっていることもよくあります。
物理入試レベルの問題集が終わったら次に何をやるべきか
今回紹介した問題集が終われば、もう残すところは過去問演習です。
合格最低点を超えられるよう、しっかり過去問で鍛え上げてください。
まとめ
今回は、名問の森や重要問題集といった入試レベルの問題集の勉強法について詳しく解説しました!
このレベルになってくると1問1問が重いですが、しっかり勉強すれば過去問でもかなり得点が取れるようになるはずなので、がんばって勉強を続けていってください!
それではまた、所長でした!