ども、ぽこラボ所長です!
今回は化学を映像授業で効果的に勉強する方法と注意点について解説していきます。
なんかスタサプとかTryITがおすすめって聞いて使ってるけど、あんまり成績伸びない
というあなたに、成績を伸ばすための注意点も踏まえて丁寧にお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容は以下の通り。
- 映像授業で効果的に勉強する超具体的手順
- 映像授業利用する際の注意点
それでは1つずつ解説していきます!
目次
大学受験までの化学全体の勉強の流れ
映像授業で化学の基礎知識をインプットしようとしている人の一部は大学受験までの勉強の流れを意識できていないのではないかと思います。
映像授業よりも勉強全体としては問題演習の方がメインになるので、その点を意識して勉強するのがおすすめです。
基本的な流れは以下のチャートの通りです。

この「input」と書かれているところを映像授業で学習しているつもりで進めてくださいね!
映像授業で効果的に勉強する超具体的手順
まずはスタディサプリやTryITのような映像授業を活用する際の具体的な手順について書いていきます!
- プリントがある場合は印刷をする
- 視聴する
- 確認問題がある場合は手を動かして解く
- 動画内で説明された問題を自力で解く
- 資料集の該当範囲に目を通す
これが基本の流れです。
それぞれについて少しずつ説明していきます。
プリントがある場合は印刷をする
スタディサプリの場合は、テキストがPDFで入手できて印刷可能な状態になっています。
こういったテキストがある場合は基本的に印刷をしましょう。
iPadのようなものを準備してスマホやパソコンで視聴しつつ、iPadでPDFにメモを取れる状態ならそれでもOK。
大事なのはスマホのような小さい画面で授業とテキストを行ったり来たりしないこと。
確実に印刷しておいて、そこにメモをする形の方が1再生で頭に残る情報量が増えます。
視聴する
視聴する際に意識すべきことは1つ。
「今、その場で100%理解して覚え切るつもりで受けること」です。
これを実行しようと思ったらノートを取る余裕がない人も出てくるでしょうが、それで構いません。
板書を写すのはメモ程度におさえておいて、その場で100%理解して、100%覚え切るようにしましょう。
「大事そう、大事じゃなさそう」を視聴する側が判断してはいけません。
全て大事なので100%理解して100%覚えきりましょう。
もちろんそれが1回で出来ないこともあり得るのは分かっていますが、気持ちだけは常にそのつもりで。
塾講師的視点で言わせてもらうと、そもそも大事で教えたいことはもっとたくさんあるのにも関わらず授業時間の関係でしぶしぶカットしているものの方が多いんです。
なので「全部大事だから、全部理解して全部覚える」の気持ちはキープしたまま続けていきましょう。
※ちなみに普段の学校の授業でもこのつもりでやっていれば、テスト勉強の時間はグッと減る上に得点は上がります。
確認問題がある場合は手を動かして解く

スタディサプリだと確認問題もあるはずです。
それは必ず解くようにしてください。
頭の中で解いて答えを確認する、といったやり方ではなく、確実に解いた形跡をノート、あるいはテキストに残しましょう。
手を動かして解くのが大事です。
もちろん計算問題は計算も自分でしてください。
これをサボる人は「分かったつもり」になりがちなので、絶対にサボらないように。
勉強したのに成績が上がらない理由はここにある可能性が高いというのも忘れないようにしましょう。
成績が上がらない人は確実に演習量が足りていません。
動画内で説明された問題を自力で解く
確認問題がなくとも、動画の中で説明された問題は確実に自力で解くようにしてください。
これも手を動かして自力でやってください。
化学の場合は、暗記するだけで問題になってないこともあるかもしれませんが、その場合は暗記すべきだったことを全て思い出せるか手を動かしながらチェックです。
これが出来なかった場合もやはり分かったつもりになっている可能性があります。
映像授業の講師は授業が上手い分、分かったつもりになってしまいがちなのは注意が必要な所です。
資料集の該当範囲に目を通す
化学に関しては、化合物の色や、実験器具の実際の形状など、確認してから覚えた方が効率がいい場合も多いので、資料集もぜひチェックしましょう。
学校で配られていない場合は必須なので必ず購入しましょう。例えば次のようなもの。
短時間で伸びて、高い成績を維持する生徒さんほど資料集はボロボロになります。
頻繁にチェックする癖をつけるだけでも習っている途中から受験までずっと有利になるので、必ず資料集に目を通すこともセットで取り組んでもらえればと思います。
映像授業利用する際の注意点
手順で説明した注意点とは別にいくつか注意しておきたいことがあります。
それが以下の通り。
- 授業だけで成績は上がらないこと
- ペースを意識して進めること
それぞれ説明していきます。
授業だけで成績は上がらないこと
映像授業を受けて理解はしても、それだけでは問題演習が少なすぎるので、ほとんど成績は上がらないと思っておいていいでしょう。
もちろんちゃんと授業を受ければ、「理解」は出来るので、学校の授業には困らなくなるはずですが、それとテストは別の話。
どれだけ賢いクラスメイトもテスト勉強はちゃんとしていますよね?
問題演習なしで成績は上がらないのは絶対に忘れないでください。
ペースを意識して進めること
大学受験まで見据えるのであれば、ペースも意識してもらいたい所。
出来れば、高3の夏休み前までに未修範囲はゼロにしておきたいですね。
学校の授業だと高3の秋から冬くらいになってようやく一通り習い終える所も多いはず。
ちなみにこのペースだと中高一貫などの授業の速い学校と比べると丸1年くらい差がついている場合があります。
こういった生徒さんに追いつくには、夏休みまでには一通り終わらせておいて夏休みには必死に問題演習をする、というパターンしかないので、ペースは常に意識して取り組んでもらいたいところです。
学校よりも先んじて独学をする必要も出てくる可能性は高いと思っておきましょう。
大学受験を意識したペース|いつまでに終わらせる?
大学受験を意識するのであれば、ペース管理も重要です。
以下の表をご覧ください!

こちらの◎のところでクリアできていれば基本的にはOK。
化学は映像授業を使って独学を進めていく必要があることもあるので、その点に注意が必要ですね!
詳しくはこちらの記事に書いていますので、ぜひ参考に!
映像授業で基本のインプットが終わったら次に何をすべき?
化学は映像授業で各単元の学習が終わるたびに、セミナーやリードαなどの傍用問題集で勉強していくのがおすすめ。
こちらの記事で詳しい勉強法を見てみてください。
まとめ
今回は映像授業を使って化学を勉強する方法をお伝えしました。
スタディサプリもTryITも他の映像授業も、今回お伝えしたことを意識しつつ進めれば、確実に実力アップに繋がりますので、ぜひ参考にして勉強に取り組んでください!
それではまた、所長でした!