ども、ぽこラボ所長です!
今回は化学の参考書と勉強法について。
こんな風に思ったことはありませんか?
この記事を読めば、高校初級レベルから難関大受験までの化学の勉強法とおすすめの参考書が全てわかります。
今回の記事の内容は以下の通り。
- 化学の勉強の全体的な流れ
- 化学のレベル別おすすめ参考書&使い方
- 受験までの勉強スケジュール
読み終えたら何から勉強すればいいか分かっている状態になっているはずです!
それでは、1つずつ見ていきましょう!
目次
化学の勉強の全体的な流れ
まずは化学の勉強をどう進めていくべきか、全体像が見える状態にして勉強を始めましょう。
化学に限らず理科の勉強法は、次の図の通りに進めていくのが基本形です。
具体的には次の通り。
- 中学レベルの数学&理科(化学分野)の理解
- 高校レベルのインプット(基礎事項の理解)
- 高校レベルのアウトプット(基礎事項の定着・暗記)
- 入試問題演習(発展事項の演習)
- 過去問演習
それぞれどういった内容を扱うべきか簡単に説明しておすすめの教材や使い方の紹介に移りますね。
まず初歩の初歩としては中学レベルの数学と理科の理解です。
公立高校の受験勉強をしていたときに、理科や数学のテストや入試で80%を切っていた人は要注意です。
まずは「中学レベルの勉強のやり直し」から始めましょう。遠回りに見えますが、これが結果的に1番速い方法です。
続いて「基本事項の理解=インプット」ですね。
という生徒さんは、インプットが上手く進んでいないので確実に各単元を独学で勉強していく必要があります。
映像授業や講義系参考書を利用して勉強を進めましょう。
という人は演習不足。
基本的な問題を手を動かしてとにかくたくさん問題を解く=アウトプットをする必要があります。
よく使うのは教科書傍用問題集と言われる「セミナー」「リードα」「センサー」「ニューグローバル」などですね。
ここまでで共通テストレベルくらいならクリアできますが、MARCH、関関同立レベル以上の私立や、国公立大を受験したいのであれば、入試問題を集めたような問題集を使って、演習をするのも必要になってきます。
かなり時間がかかってしぶとい問題集も多いのですが、それでも気合で乗り切るしかありません。
ほとんどの人は「重要問題集」という参考書を利用しています。
最後は過去問演習です。
受験する大学の過去問を丁寧に解いては、知識の穴を埋めて、という作業を繰り返しましょう。
過去問は最低でも10年分くらいは取り組んでもらいたいところ。
演習も復習にも十分な時間が必要です。
化学のおすすめ参考書ルート&使い方(勉強法)
全体の流れを確認できたので、それぞれについておすすめの参考書とその使い方・勉強法について解説していきます。
中学レベルの数学&理科のおすすめ参考書と使い方・勉強法
まずは中学の数学と理科です。
本当に苦手な人は「スタディサプリ」で中学数学と中学理科の以下の講座を視聴してください。
※2023年5月現在の講座名です。
- 中1 数学(共通版) 4章 1次方程式
- 中1 理科(共通版) 【化学】
- 中2 数学(共通版) 2章 連立方程式
- 中2 理科(共通版) 【化学】
- 中3 数学(共通版) 3章 2次方程式
- 中3 理科(共通版) 【化学】
結構多いとは思いますが、これを見るだけなら集中すれば1週間くらいでできるはず。
基本的には視聴して、確認問題や、授業中に説明された例題を自分の力だけで解くだけでOK。
時間に余裕がある場合は、以下の参考書の該当範囲にも取り組んでみるといいでしょう。
こちらは読んで、付属の問題を解くだけで大丈夫です。
化学の基礎事項理解(インプット)のおすすめ参考書と使い方・勉強法
ここからが本番です。
単元ごとの内容を理解するのは映像授業が1番手っ取り早くておすすめです。
こちらもおすすめは「スタディサプリ」になります。
スタディサプリの場合は、
- 高3 スタンダードレベル化学<理論編>
- 高3 スタンダードレベル化学<無機編>
- 高3 スタンダードレベル化学<有機編>
を見るのがいいでしょう。
一部に高校数学を必要とする部分があるので、数学2の「対数」に関しては事前に学習しておいた方がいいでしょう。
学校で習っていない場合は、先取りしてこちらもスタディサプリで確認することが可能なので、ぜひ「数2の対数」を勉強してみてください。
次のような手順で勉強するのがおすすめです。
- テキストを印刷をする
- 視聴する
- 確認問題を手を動かして解く
- 動画内で説明された問題を自力で解く
- 資料集の該当範囲に目を通す
より詳しい解説はこちらに詳しく書いています。
また映像授業は先生が固定されているので、何となく先生が合わないと思った場合には、以下のような「講義系」と言われる参考書を利用するのもおすすめです。
例えば「橋爪のゼロから劇的にわかる 理論化学の授業」などを使えば基本的な内容は全て理解できます。
講義系参考書の使い方に関しては、こちらの記事に詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに個人的には講義系参考書で進めるよりも、スタサプのような映像授業で進める方がおすすめです。
化学の基礎事項定着(アウトプット)のおすすめ参考書と使い方・勉強法
アウトプット用教材としては、基本的には学校採用専用の問題集である「セミナー」「リードα」「エクセル」「ニューグローバル」「センサー」などから1冊を使うのがおすすめです。
持っていない場合は、「化学の新標準演習」が割とおすすめできる問題集になりますね!
新標準は解説も丁寧で、難易度もこのレベルに丁度いいので、全受験生におすすめできます。
ただし、学校採用系の問題集と比べると問題数は少ないので、それをポジティブに考えるかネガティブに考えるか次第で使うかどうか決めればOKでしょう。
いずれの場合も勉強法としては次の通りです。
- 時間を計りながら問題を解く
- 解説を丁寧に読む
- 該当範囲の資料集に目を通す
- 間違えた問題、理解できなかった解説に印をつける
- 暗記すべきものを暗記する
- 同様のやり方で周回する
さらに詳しいことはこちらの記事に書いているので、参考にしてみてください!
化学の入試問題レベルの演習におすすめの参考書と使い方・勉強法
入試問題を集めたような問題集で有名なものは「重要問題集」か「化学の新演習」になります。
このレベルの参考書を2冊ともこなす余裕がある人はほぼいないので、どちらかをこなして過去問演習するのが一般的な流れになります。
勉強方法はセミナーなどの問題集と同じです。
- 時間を計りながら解く
- 解説を隅々まで読む&資料集をチェックする
- 解説を閉じてその場で解き直す
- 間違えた問題に印をつけて次に進む
- 1周終わったら間違えた問題のみ2周目、3周目と進む
より詳しくはこちらで確認してください!
化学の過去問の進め方
過去問は物凄く丁寧に進めて欲しい所です。
特に化学の場合は、「暗記系の知識不足」「計算・考察系の演習不足」の両方があるので、それを分けて復習する必要があります。
勉強の具体的な手順は次の通りです。
- 時間を計って解く
- 時間オーバーして解けそうな所はペンの色を変えて解く
- 丸付け&解説を読み込む
- 資料集などで覚えていなかったことをチェック
- 暗記すべきものを暗記する
- 解説を閉じてその場で間違えた問題を解きなおす
- 点数を記録する
- 類題を解く(時間に余裕があれば)
過去問演習の仕方についてはこちらに詳しく書いているのでぜひ参考にしてください。
10年分は満点を取れるように演習していきましょう。
化学の勉強スケジュールいつまでに何を?
最後に勉強のスケジュールについて解説します!
化学に限らず受験勉強では勉強のペースを意識して進めないとあっという間に受験当日が来てしまいます。
こちらの表をご覧ください!
基本的にはこの表の◎の時期に終わらせられると勉強のペースとしては完璧です。
遅くとも高3の夏休み前には全範囲習い終えておきたいところです。
より詳しいことはこちらの記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください!
まとめ
今回は高校化学を超初級から始めて難関大学受験レベルまで持っていくための参考書ルートと勉強法を解説しました!
それぞれ1冊ずつ上げるなら以下のようになります。
時間はかかりますが、丁寧に進めていけば確実に実力はつく方法を書いていますので、途中途中に差し込んだ記事もぜひご確認ください!
それではまた、所長でした!