ども、ぽこラボ所長です!
今回は高校生向けに部活と勉強の両立のコツを解説します。
塾講師をしていると部活と勉強の両立がうまくできている高校生と、そうじゃない高校生の両方を見ることがあります。
両者の違いは何なのか、何かコツがあるのか、気になったことはありませんか?
この記事では
- 部活にフルタイムで参加する
- 最短の勉強時間で定期テストで高得点を取る
- 受験勉強が順調に進んでいる
の3つを満たしている状況を「部活と勉強の両立」と定義して、この達成のためのコツを順に解説します!
「全国大会出場→東大進学」の筆者の記事なので、参考になるところがあるはずですよ!
できる所からでいいので、トライしてみてくださいね。
目次
授業に集中する、最大限吸収する
最短の勉強時間でテストで高得点を取るためには、学校の授業ででき得る限り吸収をすることが最重要です。
授業の時間に他のことはなかなかできないので、この時間を活かしきってできるだけテスト勉強や受験勉強に使う時間を減らす方が効率が良いのは当たり前のこと。
むしろ授業を生かしきれていないのであれば、その分の自習時間を確保しなければいけないので、部活と勉強の両立が難しくなります。
そのためにはどうすればいいか2つのポイントを解説します。
ちゃんと寝る&起きて聞く
授業中に寝ている人は意外と多いものです。
ものすごく当たり前のことですが、寝ない方が授業をしっかり吸収できるに決まっています。
とはいえ、
「部活で疲れて眠くなる」
という人もいるでしょう。
まずは寝る時間を確実に決めて、ちゃんと寝てください。
寝る時間になったら、スマホやゲーム機(Switch)などの電子機器は全てOFFにして視覚からの情報をできるだけゼロにしましょう。
眠りにつくのが苦手な人も一部いると思いますが、ある程度は訓練でマシになるので、本気で部活と勉強の両立を目指すなら睡眠の改善に取り組んでくださいね。
最低でも7時間は寝るのがおすすめです。
本気で100%吸収しにいく
最低限起きて授業を聞くスタンスが取れたら次は、本気で100%授業を吸収しにいきましょう。
黒板に書かれていることをノートに写すのが授業ではありません。
先生の言っていることを一言一句聞いて理解するのが授業です。
勉強しなくてもテストで点が取れる人は無意識にそれができている可能性が高いはず。
少しでも勉強時間を短くして高偏差値を取ろうと思うのであれば、先生の言っていることは全て頭に入れるつもりで本気で授業を受けましょう。
授業の受け方のコツはこちらの記事でも書いています。
何を勉強するか確実に設定する
次に授業以外の自習の部分に話を移していきます。
授業を本当に100%吸収できるのであれば、テスト週間以外は受験勉強を進めておくのが無難ではあります。
とはいえ、多少は予習、復習しておいたほうがいい科目もあるので、整理しておきましょう。
受験勉強以外でふだんやっておいた方がいい勉強は?
まず受験勉強以外でやっておいた方がいいものをあげておきます。
- 宿題
- 授業で分からなかった部分のチェック
- 科目によっては予習復習
- テストに備えて問題集の1周目
宿題は当たり前ですね。
すぐに終わらせるようにしましょう。
授業で分からなかった部分があれば、教科書や参考書、映像授業などで確認して理解するようにしておくといいでしょう。
映像授業はスタディサプリ、TryITなどがおすすめです。
>>スタディサプリのHPはこちら。
>>TryITのHPはこちら。
科目によっては、普段から予習、復習をしておいた方が効率的に授業内容を理解&インプットできるものもあります。
具体的には英語、数学、古典ですね。
予習、復習の仕方は以下の記事にまとめているのでぜひ参考にしてください。
また、テスト勉強でどうせやらなければならないことを平時から少しずつ進めておくのもおすすめです。
文法や数学、理科、社会は問題集を完璧にしておくことがテストでも受験でも役立つので、取り組んでおきましょう。
こちらにテスト勉強のやり方を全科目分まとめています。
受験勉強は?
受験勉強では、志望校に応じて必要な科目を進めていく必要があります。
英語や数学が時間がかかるので優先順位が高いですが、数学は受験に必要のない人もいるので、まずはどの科目が受験で必要になるのか調べてみましょう。
「~~大学 ~~学部 科目」と調べると出てきます。
受験勉強の各科目の勉強法はこちらのページから必要なページに飛んでもらえればまとめています。
優先順位も含めて何をやるか細かく決めておくのが大事
何を勉強するか決まっていないと
「勉強する気はあるけど…でも何をするかなあ」
と悩んでいるうちにせっかくあったモチベーションが薄まってしまいます。
最終的にはモチベーションなどなくとも勉強できるようになるのがベストですが、いずれにしても、悩んだり迷ったりすることなく勉強を進められるように、「何をやるか、どの順でやるか」という優先順位と内容を細かく決めておくのがおすすめです。
スケジュールを決める・時間割を決める
次はスケジュールについて。
勉強内容を決めておいても勉強する時間管理ができていないと勉強は進みません。
時間管理のコツを説明します。
時間割を作ろう
まずはザックリ時間割を作りましょう。
帰ってきた瞬間から、夜寝るまでの時間割ですね。
人間は決められていないと時間を無駄にしてしまいがちで、
「ちょっと休憩してから勉強しよう」
の「ちょっと」が1時間にも2時間にもなってしまいます。
部活から帰ってくる時間がズレることはあるでしょうが、何パターンか時間割を作っておけば、問題ありません。
例えば、
- 18時半に帰った場合の時間割
- 19時に帰った場合の時間割
- 19時半に帰った場合の時間割
みたいな感じですね。
まずは机に向かう、着替える前に勉強
帰ってきて
「ちょっと休憩してから勉強」
で上手くいっている人を見たことがありません。
勉強時間を稼ぐコツは「ちょっと休憩」をどれだけ減らせるかにあります。
日課とセットで勉強する
毎日必ず行う行動とセットで勉強するのもおすすめです。
例えば、
- 夕ごはんを食べたら5分以内に数学を始める
- お風呂を出たらドライヤーをしながら単語を覚える
のように、毎日必ず行う作業とセットで勉強することで勉強のスタートを切りやすくなります。
好きな科目、簡単な内容から始める
「いざ、勉強を始めよう」と思ったときに、苦手な科目や難しい内容から始めてしまうと、
- 途中で止まってやる気を失う
- そもそも始めるのに気合いが必要
などという障害が立ちはだかってきます。
勉強のスタートは得意な科目、好きな科目だったり、あまり頭を使わなくても進められる計算問題、単語暗記などの軽い内容から始めてみるといいでしょう。
細かい時間を使う
部活が大変だけど、本格的に成績を上げなければならない状況になってくると、細かい時間も勉強に使わざるを得なくなります。
学校の休み時間、昼休みはもちろん、風呂やトイレ、通学の最中にできることも考えてみましょう。
※通学のときは交通ルールは守ってくださいね。
休憩時間の休憩方法を決める
勉強をぶっ続けでやるわけにはいかないので、ときどき休憩を挟むことになるはずですが、休憩のときに何をして休憩するか決めている人は意外と少ないもの。
「ちょっとInstagramを見て休憩したら再開」
のようなパターンで失敗したことはないですか?
休憩中の行動も事前に決めておくのがおすすめです。
具体的には
- 時間が決まっている行動
- 続きが気にならない行動
を休憩中に行いながら休憩するのがいいでしょう。
InstagramやTwitter、YouTubeなどはレコメンド機能があるので、次々に興味のあるものが目に入ってしまって、いつの間にか時間が経過してしまいがちです。
例えば、
- 決まった曲を2回聴く
- 決まった運動をする
- 決まったルートを散歩する
など、休憩にかかる時間が決まっていて、続きが気にならない休憩方法で休憩してみましょう。
テスト対策を早めに
続いてはテスト対策について。
テスト対策はとにかく早めに動き出す方が楽なのは間違いありませんし、能力があってもテスト勉強不足でテストの得点が不十分な人はときどき見かけます。
ふだんからテスト勉強でこなすであろう問題集はこなしておき、部活がなくなるテスト期間にはテスト期間1日目からガッツリ勉強に取り組むのが重要です。
テスト対策は各科目ともテスト2日前までにはやり切るようにしましょう。
テスト勉強のやり方はこちらの記事から確認してみてください。
詳しいやり方を解説しています!
モチベが下がらない工夫をする
最後はモチベーションが下がらない工夫についてまとめていきます。
せっかく勉強を始めてもモチベーションが下がる原因を放置していると、なかなか習慣化にはつながりません。
スマホ、ゲームの誘惑を断ち切る
現代の中学生、高校生が勉強するときに1番邪魔をしてくるのは圧倒的にスマホやSwitchなどのゲーム機です。
これは物理的に使いにくい状態にする所から始めてみましょう。
- 電源を切る
- カバンに入れる
- 別の部屋に置く
くらいから始めてみて、それでも誘惑に勝てないなら以下のような商品を使うのもいいですね。
最終的にはアプリやデータを消してしまうのが1番です。
眠くならない工夫をする
どうしてもつまらない勉強をしていると眠くなる人も多いはず。
眠くならない工夫は必要でしょう。
例えば、以下のような作業は立ったままでも勉強できます。
- 映像授業を見る
- 教科書を読む
- 解説を読む
- 音読する
だいたい眠くなるのは手が動いていない時間ですが、逆に言えば、その時間は立って勉強したり、歩きながら勉強したりするチャンスです。
以下のような卓上に置いて、立ったまま作業できるようにするアイテムもあります。
ERGOMAKER 高さ調整可 スタンディングデスク 座位・立位両用昇降デスク
「分からない」に強くなる
最後は「分からない」に負けないことです。
どうしても分からない問題に出くわすとそこでモチベーションが下がってしまう場合もあると思いますが、そこで負けていてはいつまで経っても先に進みません。
「一旦飛ばす」ができるようになることが最重要ですね。
1周目で分からなくても2周目には分かるかもしれませんし、それでも分からなければ先生に質問してもかまいません。
分からない問題が多少あるくらいで止まらずに先に進むようにしてください。
ただし、解説を読んでも3割以上理解できない場合は、
- 前の単元で既につまずいている
- 問題の難易度が適切でない
のどちらかです。
学校や塾の先生に相談した方がいいでしょう。
時間に余裕がある場合は「教科書などで調べる」などの調べ物が自分でできるようになっておくと受験生になってからも苦労せずに済みます。
まとめ
今回は部活と勉強の両立について解説しました!
大まかにまとめると、
- 授業を吸収しきること
- 何をやるか決めること
- いつやるか決めること
- テスト対策を早めに始めること
- モチベーションを下げない工夫をすること
これらが重要です。
割と細かいコツまでアドバイスしたので、改めて読み返してもらってできそうな所からでも取り組んでみてください!
それではまた、所長でした!