ども、ぽこラボ所長です!
今回は高1高2向けに数学の授業の予習&復習方法を解説します!
基本的には学校の授業を想定して、未習範囲を進めている授業の予習復習をどう進めるべきかの解説になっています。
「けっこう勉強してるのに成績が上がらない」
「このやり方で合ってるのか自信がない」
という方はこの記事を読んで、改善できる所を探してみてください!
この記事では以下の3つのパートに分けて解説をします。
- 予習は必要か?
- 予習は何を使ってどう行う?
- 復習は何を使ってどう行う?
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう!
目次
数学の予習が必要なのは2パターンのみ
実は数学の予習が必要なのは以下の2パターンのみ。
- 授業を聞いても理解できないことがある
- 授業が遅すぎて大学受験に間に合わなさそう
とはいえ、多くの人がこのどちらかには該当するはずなので、この機会に確認しておきましょう。
授業を聞いても理解できないことがある
まずは授業を聞いても理解できない部分が少しでも出てきたら、その時点で多少焦るくらいでちょうどいいのは覚えておきましょう。
数学は前後の単元の繋がりが比較的強い科目なので、少し分からない部分を放置するだけでも、一気に分からない部分が増えていってしまいます。
結果的に自力で解決することができなくなってしまうので、要注意です。
少しでも授業で分からない部分が出たら、その瞬間から予習は必須だと思っておきましょう。
授業が遅すぎて大学受験に間に合わなさそう
次に予習が必要なパターンは学校の授業が遅すぎて大学受験に間に合わないというパターンです。
数学3C(数3)まで必要な理系だと割とあるあるなんです。
どれだけ遅くても高3の夏休み前には全て習い終えておきたいのですが、多くの高校では数学を一通り習い終えるのは高3の11月あたり。
中高一貫で授業進度の早い学校だと、高2のうちに全て習い終えるので、半年以上の差になってしまいますよね。
ちなみに早慶や旧帝大などの難関大を目指す場合は、もっと早いGWくらいには、全範囲習い終えておきたいですし、
東大や東工大、京大などを目指す場合は、高3の春休みに習い終えているくらいでもいいくらいです。
数学の受験勉強のスケジュールはこちらも参考にしてください。
部活の先輩や先生に聞いて、だいたい例年どれくらいまでに全範囲習い終えるのか確認してみましょう。
このパターンの場合は「授業のための予習」というよりは、「大学受験のための受験勉強としての独学」というイメージの方が近いかもしれません。
それ以外の場合は予習をしなくてもOK
文系で数学がある程度得意な人は、上述のどちらのパターンにも当てはまらないはず。
なので予習をしなくてもOKです。
ただし数学を大学受験に使う場合は、復習として授業ペースに合わせて問題演習はしておきましょう。
復習については後述します。
予習は教科書を読むよりも映像授業がおすすめ
次に予習の方法を解説していきます。
学校の先生からは「予習で教科書を読んでくるように」と指導されているかもしれませんが、あまりおすすめの方法ではありません。
「教科書を読む」ような勉強方法もできる方がいいのは事実ですが、現実問題、教科書で詰まったときに解消する方法がないのではないでしょうか。
Clearnoteのようなアプリ/サイトを使えばある程度は解決できるかもしれませんが、非効率であることは間違いありません。
一方で映像授業なら未習範囲でも自力で理解できるので、スタディサプリやTryITといった映像授業を活用するのがおすすめです。
>>スタディサプリの公式ページはこちら。
>>TryITの公式ページはこちら。
映像授業を見ても理解できない場合は、前の単元の理解ができていないので、すでにその状態になっている人は、自力で復活するのは難しいはずです。
すぐに解決したいなら塾の利用を検討しましょう。
あるいは夏休みなどの長期休暇で一気に挽回するのなら行ける場合もありますが、高1から習ったものを全て復習する必要があるかもしれないので覚悟はしましょうね。
映像授業を使った勉強の手順は以下の通りです。
- テキストを準備する
- 視聴する(ノートは最低限)
- 例題を自力で解く
- 確認問題を解く
- 問題集で同じ単元を学習する
より詳しい解説は以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
数学授業の復習は?問題演習が必須です
数学の授業は、予習よりも復習の方が重要です。
理解した知識を記憶に定着させて使いこなせるようにならないと学力には繋がらないからですね。
数学の復習は「ノートを見返す」みたいな作業では意味がありません。
「何も見ずに、問題が解けるか」がほぼ全てなので問題演習をしっかりこなしていきましょう。
問題演習のポイントは以下の4つ。
- 手を動かす
- 解説のついている問題集を使う
- 分からない問題に時間をかけすぎない
- 余裕があれば発展問題も飛ばさない
それぞれ見ていきましょう。
手を動かす
以下のような勉強法では実力が全くつきません。
- 授業ノートを見返す
- 教科書の該当範囲を読む
- 青チャートの該当範囲を読む
要注意です。
必ず「手を動かして解く」作業を中心に復習しましょう。
解説のついている問題集を使う
教材としては、解説のついている問題集を利用してください。
「4STEPを学校で配られているけど、略解しかない」
みたいなパターンもよく見かけますが、解説のついていない問題集を使うくらいなら、分厚くてもガッツリ解説のついている青チャートやフォーカスゴールドなどの網羅系問題集を使う方がよほど効率的に学習が進められます。
網羅系問題集の進め方は次の通りです。
- 時間を計りながら問題を解く
- 解説を丁寧に全て読む
- 間違えた問題は解説を閉じて解き直す
- 印をつけて2周目に備える
より詳しい解説は次の記事にまとめています。
解説のついていない4STEPなどの傍用問題集はテスト前にテスト勉強用の教材として、最後の腕試しに解くといいでしょう。
実力がある程度ついていれば、略解しかない問題集も使いこなせます。
分からない問題に時間をかけすぎない
数学の1周目は、分からない問題に時間をかけすぎると、勉強の効率が悪くなります。
大学受験に向けても定期テストに向けても、「数学の勉強だけ」をすればいいわけではないので、全科目の勉強バランスも考えながら勉強したいところです。
1問解くのに10分~15分くらいかかるのはふつうですが、完全に止まってしまったらそこから長い時間をかけるのはおすすめしません。
3分手が止まったら、その時点でその問題はパスして次に進む方針で進めましょう。
解く際だけでなく、解説を読む際も注意してください。
解説を読んでも理解できない部分は必ず出てきますが、これも粘り過ぎなくて大丈夫です。
解説も3分理解できずに止まってしまったら、一旦その部分はパスして次に行くようにしましょう。
ただし、等式変形がたった1つ分からないだけかもしれないので、わからない部分を飛ばしたとしても、残りの解説部分は読むようにしてください。
分からなかった部分は意外と2周目にもう1度読んでみるとすんなり解決できる場合がほとんどです。
余裕があれば発展問題も飛ばさない
時間に余裕がある場合は、発展問題も飛ばさずに勉強しておくようにしたいですね。
学校の定期テストでは出題されないレベルの発展問題も、大学入試では基本レベルとして頻出かもしれません。
高1や高2にとっては発展問題でも、高3の授業では「知っている体」で進むこともよくあります。
できるだけ発展問題を飛ばさないように進めた方が後々苦労しないのは間違いないでしょう。
部活などで忙しく、普段から発展問題を解くほどの時間がない場合は、テスト期間に発展問題までこなしてください。
まとめ
今回は数学の予習と復習について解説しました!
予習は映像授業のスタディサプリを使うのがおすすめです。
復習には、解説のある問題集を使いましょう。
こういった解説記事を読んでも実際にその通りに試してみる人はごく少数です。
まずは試してみること、そして継続してみることで徐々に成果は出てきます。
3か月くらいは続けてみて、合わないようなら別の方法も検討してみるようにしてください。
それではまた、所長でした!