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浪人・多浪

共通テスト5割6割から浪人してどこまでいける?結論:一部の大学以外はすべていけます

ども、所長です!

今回は次のようなことを考えているあなたに向けて書いた記事になります。

「浪人したら、共通テスト5割~6割くらいからどこまでいけるの?」

「浪人して毎日10時間勉強したら○○大に合格できますか?」

先に結論を言っておくと一部の大学、学部以外は共通テスト5割6割がスタート地点でも浪人して勉強をちゃんとやれば受かります。

実は、高3のときにどれだけ頑張ってきたかもほとんど関係ありません。

今回の記事では、個別指導歴10年以上の私のこれまでの経験から以下のようなことを解説していきます。

  • 浪人しても厳しい大学は?
  • 高3でどれだけ頑張ったのかは関係ないのはなぜ?
  • ちゃんと勉強するってどれくらい勉強すればいいの?

共通テスト5割6割から浪人で受からない大学は??

記事の前半で説明したように正直365日毎日ちゃんと勉強すれば、ほとんどの大学は合格可能です。

具体的に厳しい大学を挙げていくと「東大」「京大」「東工大」「一橋大」「旧帝大レベルの医学部」だけです。

ちなみにこれらの大学は高2の共通テスト同日模試あたりで70%ほどは取っておかないとかなり厳しい勝負になる、というのが私の意見です。

>>高2生共通テスト同日模試は何点何割取れば良い?6割?8割?レベル別の目安と今後の学習方針を解説!!

それ以外は共通テストが5割とか6割とかからスタートしても1年間毎日12時間程度勉強できれば、よほど間違った勉強法をしていない限りは合格できます。

実際にそういった生徒さんをこれまで何人も見てきました。

実は浪人で成功するかどうかは「1年間毎日コンスタントに必要な勉強を続けられるかどうか」あるいは「1年間正しい方法で勉強を続けられるかどうか」という点にかかっています。

そこで失敗するので、浪人は一般に2割くらいの人しか学力が伸びないと言われています。

以降ではそのあたりを少し詳しく深堀していきます。

現役のときにどれだけ頑張ったかは浪人の成績に全く関係ない

世間一般でよく言われているのは

「現役のときにそれなりに勉強を頑張ってからの浪人だと伸びない」

といったことではないでしょうか?

ハッキリ言いますが、それは全く関係ありません。

というかそれなりに頑張っている人の99.9%は現役で受かってしまうので、あなたが1000人に1人ほどの「本番だけ激弱」な人でない限りは関係ないですね。

主に3つ反論しなくてはいけないことがあります。

  • 受験生が所属していたコミュニティによって「頑張った」の基準が違う
  • 頑張っていても、勉強法を間違っていた可能性がある
  • 共通テスト5割6割程度の人はそもそも勉強を頑張っていない

受験生が所属していたコミュニティによって「頑張った」の基準が違う

当たり前の話ですが、あなたが過ごしてきた小中高、それに家庭にもよって「頑張った」の基準は全く違います。

世の中には「大学受験なんて、毎日12時間勉強するのは当たり前だよね!」と考える人は大勢いらっしゃいますし、

なんなら高校2年生になったんだから毎日12時間くらいは勉強しないといけないよね、と考えて高2から受験勉強を始めている人も大勢います。

あなたは何時間勉強してきたのでしょうか?

本当に頑張ったのでしょうか?

頑張っていても、勉強法を間違っていた可能性がある

次に頑張る方向性の問題です。

大学受験で点数を取るための正攻法は、多くの人が失敗しないためのルートです。

ですが、そのルートをあなたはすべての科目で知っていましたか?

知ったうえで勉強している人と、知らずに

「とりあえず学校の先生が~~って言うから」

という理由だけで盲目的に信じて勉強をしていた人では受験結果に大きな差が出ます。

あなたは正しい方法で頑張っていたのでしょうか?

ちなみに受験勉強の正しい勉強法はこちらにかなり詳細にまとめていますので、この記事を読んだ後にでもご覧ください。

>>【完全無料公開】受験勉強の勉強法【2021年版】独学用

共通テスト5割6割程度の人はそもそも勉強を頑張っていない

最後はかなり厳しい意見になりますが、共通テストで5割や6割程度しか取れない人は正直頑張っていません。

もちろん「受験生になってからは頑張った」という可能性はありますが、高2のときはどうでしたか?

高2から頑張っている人と比べて勝てるわけはありませんよね?

もっとさかのぼってみましょう。

高1・高2・中学生のときは1秒もサボらずに学校の授業を聞いていましたか?

他事をしていた経験はありませんか?

中学校の授業や高1高2の授業なんて本気で勉強に取り組んでいれば、言葉通り「すべて」理解できますし、

さらにテスト勉強も真面目にやっていれば100点に近い点数を取るのは「当たり前」です。

あなたのテストの点数は何点でしたか?

受験生となった年以外での積み重ね分を踏まえても頑張ったと言い切れるでしょうか?

浪人に成功するかどうかは1年続けられるかどうかがすべて

浪人に成功するかどうかは基本的には1年間コンスタントに勉強を続けられるかどうかがほぼ全てです。

この記事を読んでいるあなたが、浪人するかどうかを迷っていて、かつ、1年間毎日12時間勉強を継続する自信がないならやめておきましょう。

浪人して成長するのは2割と言われています。6割はそのままの成績をキープして終わり。残りの2割はむしろ成績が下がってしまいます。

成功する2割だけの人がコンスタントに勉強を続けられた人と考えてもOKです。

ではコンスタントに勉強を続けられる人とそうでない人の違いは何でしょうか?

塾講師的な視点で言うと次の4つかなと思います。

  • 勉強が好きか、嫌いか
  • 「見返したい」といった野心・野望が圧倒的に強いか、弱いか
  • 予備校や塾の先生と仲良くなったか、否か
  • コーチング系の塾がハマったか否か

このどれか1つでもyesと答えられる状態になっていれば成功率はぐっと上がりますし、2つ以上当てはまったらほぼ間違いなく浪人で成功できます。

それぞれ軽く説明していきます。

【浪人で成功するかどうか】勉強が好きか、嫌いか

勉強が好きな人は割と浪人してもコンスタントに勉強が続けられる傾向が強いです。

少なくとも私がこれまでに見てきて生徒さんで言うと、勉強好きは1割程度ですね。

勉強が好きなのに浪人する方のほとんどは部活などの要因で高校生のときにあまり勉強をしていなかったのが浪人をした理由になります。

ちなみにこういった生徒さんは、割と自分の好きな勉強の方向に走りがちなので注意が必要です。

正攻法をせめてもらいたいと思います。

【浪人で成功するかどうか】「見返したい」といった野心・野望が圧倒的に強いか、弱いか

「誰かを見返したい、絶対にこの大学に行かないといけない」

そういった野心や野望がある人は浪人しても勉強を続けられます。

夢とか希望とかそういった易しい表現で収まる感じではなく、「野心」「野望」といった少し荒く表現しなければならない程度のモチベーションでないと意味はないです。

最初はほとんどの人がモチベーションはあるのですが、モチベーションは基本的に半年もすれば下がっていきますので、もともとかなり強くないと続きません。

【浪人で成功するかどうか】予備校や塾の先生と仲良くなったか、否か

予備校や塾の先生と気軽に相談できる関係性を気づけると、モチベーションを維持できたり、スケジュール管理の相談ができたり、と失敗する要素がどんどん減っていきます。

一方で、友達を増やしすぎてしまうと浪人しても失敗してしまうので、そこが少し難しいところです。

先生とも近い距離間を作れる生徒さんの多くは、コミュニケーション能力が高いので、友達も増えがち。

そうすると遊びの誘惑も増えてしまうので、先生とは仲良くなるけど、友達はゼロ人、みたいな生徒さんほど成功に近づきます。

【浪人で成功するかどうか】コーチング系の塾がハマったか否か

あとは最近はやりのコーチング系の塾にハマったかどうかというのも大きいですね。

コーチング系の塾はモチベーションのアップと、学習計画とをセットで売り出しているところがほとんどだと思いますが、

浪人で成功するには、モチベーションをキープしたうえで、正しい勉強を続けるのが1番大事ですので、コーチング系の塾でハマると成功しやすいはずです。

例えば、こういった塾です。

>>学習塾STRUX
>>大学受験専門塾「現論会」

浪人生に予備校の授業は必要か?

次に予備校の授業が必要かどうかということに関してです。

結論から言うと、全く必要ないです。

2つ理由があって、

  • 授業は映像授業で格安で受けられるから
  • 独学をしないと成績は上がらないから 

です。

【予備校の授業が必要ない理由】授業は映像授業で格安で受けられるから

正直、授業単体で見ると「スタディサプリ」で十分です。



>>受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。

予備校の授業と比べると月々数千円で全ての科目の全ての学年向けの授業が見られるので、こちらの方が圧倒的に安いです。

予備校の授業なら質問もできるという方もいらっしゃいますが、本気で質問をしたいなら予備校より個別指導の塾に通うべきですし、質問はそもそもほとんど出ないものです。

2週間の無料期間がありますから、試してみてから予備校の授業が本当に必要か判断してもいいかもしれません。

【予備校の授業が必要ない理由】独学をしないと成績は上がらないから

より本質的な所ですが、予備校の授業を受けようが、映像授業を見ようが、それだけで成績はさほど上がりません。

自分で問題を解いては、それの解説を読み、理解し、バツ直しをし、

といった正攻法の勉強を繰り返さない限りは大学受験は上手くいきません。

そもそも「予備校の授業で扱える問題数」と「受験生が一人で問題集で勉強できる問題数」と比べると、圧倒的に後者の方が多くなります。

授業の回数などたかがしれていますので。

予備校の先生自身もほとんどの人が、「問題集で勉強するのも必要」というスタンスを取っているはずです。

ちなみに独学に関しては、このサイトでもかなり詳細にこちらのページに書いていますので、ぜひ確認してみてください。

>>【大学受験】独学で合格するためのすべてを解説!独学の割合は?メリットデメリットは?スケジュールは?

ただし模試や情報を仕入れるという観点ではアリ

では予備校は必要ないのかというと、絶対に必要ないというわけではありません。

というのも少なくとも大手の予備校は、かなり入試に関する情報を持っていますし、模試などの案内も行われますし、自習室も完備していることがほとんどです。

模試の案内に関しては、新型コロナがはやった2020年度に関しては、「内部生しか受けられない模試」もあったので、非常事態のときには差がつくかなと思います。

自習室に関しては、こちらのような場所を自分で借りることもできるので、大きな問題にはならないかもしれません。



入試の情報に関しては、予備校はかなり意味があると思います。

例えば、共通テスト対策なんかは、問題集が世の中に出回ってなくても予備校であれば、授業もあったはずですし、

AOや小論文、面接対策などは実際に受験してきた生徒さんから仕入れ続けてきた歴史がありますから、小さな塾と比べても情報量に差があります。

他にも、8月にこの成績を取っている生徒さんは大体これくらいの偏差値の大学に合格している、のようなデータも豊富でしょう。

ですので、何を目的にするかは考えておいた方がいいでしょう。

まとめ

基本的には、共通テスト5割6割からスタートしてもほとんどの大学には合格できます。

しかし、難しいのは1年間勉強を続けること。

そこをどうクリアするかを考えたうえで浪人生活をスタートさせるのをおすすめします。

それではまた、所長でした!

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