ども、ぽこラボ所長です!
今回は高1、高2向けに古文漢文の予習方法を解説します!
「予習に時間がかかり過ぎて他のことができてない」
「予習も復習もしているのに成績が上がらない」
こんな風に思ったことのある人にぜひ読んでもらいたい内容になっています。
古文漢文ともにできるだけ短時間で、成績が上がるための勉強をしたいですよね!
そのためにできる予習の工夫を解説しているので、ぜひ参考にしてください!
目次
時間をかけすぎないのが大事
まず古文漢文に限らずどの科目も予習には時間をかけ過ぎないのが重要です。
予習に時間をかけ過ぎると、受験勉強をする余裕がなくなってしまい、結果的に学力がなかなか伸びないからですね。
予習は1科目あたり週1時間~2時間を目安にするといいでしょう。
予習をする科目は限られているはずなので、この制限を意識して勉強すれば、1日1時間以上は予習に使わなくて済みます。
それ以上時間がかかるのであれば、やり方を考え直した方がいいですね。
時間をかけ過ぎないためのコツをまずはまとめておきますね!
制限時間を設けて予習をする
予習をするときに制限時間を設定してその時間内に進めるようなやり方で進めている人はかなり少数派なのではないでしょうか?
予習はそもそも完璧を目指さなくてもOK。
多少の穴は授業を聞くことでふさげます。
むしろ分からない部分がハッキリしていれば、それで十分なのが予習です。
制限時間を意識してテストのつもりで進めるといいでしょう。
教科書ガイドを利用する
学校の教科書に書かれている文章を扱う場合には教科書ガイドを予習のときに積極的に利用しましょう!
教科書ガイドには品詞分解や書き下し文、現代語訳なども全て載っているので、自力で全て解決する必要はありません。
教科書以外の文章を授業で扱う際には、最初の1文を入力して訳を探してみるのもありですね!
教材になるような文章は限られているので、割と簡単に訳を見つけられることも多いでしょう。
また図書館で本を探せば、現代語訳だけでなく、解説までついているものを見つけることもそれほど難しいわけではありません。
余裕のあるときに受験勉強を進めておくことで楽に
そもそも予習に時間がかかっているのは、学力が足りていないせいでもあります。
受験生ならスラスラできるものも高1高2にとっては難しかったりしますからね。
なので、余裕のあるときには受験勉強を進めて学力を伸ばしておくのも重要です。
夏休みなどの長期休暇にはしっかり受験勉強も進めておきましょう。
受験勉強の勉強方法はこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください!
古典文法・漢文句法の予習の手順
それではここから予習の手順について解説します!
文法や句法だけを扱う授業をしている場合と、読解メインの授業をしている場合の2パターンあると思うので、それぞれに分けて解説しますね!
まずは古典文法や漢文句法の予習の手順です。
- 該当単元の解説を視聴するor読む
- 一通り問題を解く
- Clearnoteも参考にする
- 内容を頭に入れる
該当単元の解説を視聴するor読む
まずはザっと該当単元の解説を映像授業で視聴するか、文法書や句法書で読むのがいいでしょう。
このパートだけは受験勉強と被る部分も大きいので、多少時間をかけてもOKです。
週1〜2時間と言わずもう少し時間をとってもいいですね。
ただし、特に文法書や句法書の解説を読むのは自分のスピードでのんびりやっていると割と時間がかかってしまうので、時間に注意しましょう。
そういった心配がないのは映像授業などを視聴することです。
映像授業ならスタディサプリやTryITがおすすめですね。
>>スタディサプリの公式ページはこちら。
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文法書や句法書は学校で指定されている薄いものを使うといいでしょう。
もしなければ以下のようなものを買っておきましょう。
受験で古文漢文が必要な場合は、受験勉強の際に必要になります。
一通り問題を解く
文法や句法の授業は問題集だったり、問題プリントだったりを利用して進めることもあるはずです。
時間を計って、週1時間~2時間の制限を超えないように急いで解くといいでしょう。
映像授業や参考書で習ったことが頭に入っていれば、それほど時間をかけずに解き進められるはずです。
もし問題を配られていないのであれば、受験勉強の一環として、以下のような問題集に取り組むといいでしょう。
絶対に予習のタイミングでしなければならない、というわけではないですが、問題演習をしないと学力が伸びないのは間違いないので、演習を全然していない人は要注意です。
Clearnoteも参考にする
Clearnoteというアプリを使えば、解説を配られていない教材の解説も出てくることがあります。
このアプリは、学生のノートが無償で挙げられているアプリになってます。
さすがに授業プリントは出てこないですが、学校専用販売系の教材で、答えが付属されていないものは、手書きノートの解答解説ならアップロードされているかもしれません。
内容を頭に入れる
文法や句法の勉強はあくまでも読解のための下地です。
分かっていることが当たり前で、覚えている知識を読解のときに引き出せることの方が重要になります。
なので、予習した内容はできるだけ頭に入れていきましょう。
テスト勉強の1周目くらいのつもりで取り組むのがいいですね。
時間がなければ、この作業は授業中に行ってもOKです。
読解系の予習の手順
続いて読解系の予習の手順を説明します。
- 一通りザっと読む&解く
- 教科書ガイドを読んで知らない単語や文法を覚える
- 辞書で知らなかった単語をガンガン調べて覚える
一通りザっと読む&解く
まずは辞書や参考書を使わず一通りザッと読んでみましょう。
問題のついている教材を利用している場合は、その際にテストのつもりで問題も解いていきます。
ここでも時間をかけすぎないのが重要です。
教科書ガイドを読んで知らない単語や文法を覚える
予習教材が教科書の場合は教科書ガイドを利用すれば、わからなかった部分も全て解決するはずです。
教科書とは違うものを利用している場合は、同じ文章の解説がないか、ググってみるといいでしょう。
教材にできるような文章は限られているので、ほとんどの場合は調べれば現代語訳が出てきます。
ここまでで上述した1時間が経っていることも多いはず。
残りの作業は授業中でOKですが、逆に言えば、ここまでは急いで週1時間で処理できるようにしたい所ですね。
授業中に教科書ガイドを見るのは禁止されている学校も時々あるので、できるだけこの予習の段階で覚えるべきものは全て頭に入れるようにしましょう。
テスト勉強で頭に入れるのと同じ感じで進めてみてください。
辞書や文法書で知らなかった単語、漢字、文法、句法をガンガン調べて覚える
最後に辞書や文法書、句法書を使って単語、漢字、文法、句法は調べておきましょう。
調べる癖がついていることが非常に重要です。
受験勉強では知らないことは自分で調べなければならない場面も頻繁に出てきますし、その作業が早い人が圧倒的に有利に受験勉強を進められます。
できるだけ調べる作業に慣れたいですね。
これは授業中にガンガンやってもOKです。
ただし辞書は電子辞書か紙のテキストを使ってください。
さすがに未だに電子辞書を禁止している高校はヤバいとは思いますが、一部残ってますね…
スマホの辞書を使うのはおすすめしません。
そもそも授業中には使えないと思いますが、普段の勉強でもスマホの辞書は禁止した方がいいでしょう。
というのもスマホが手元で使える状態になっていると、どうしてもSNSとか使いたくなってしまうのが人間なので。
これは予習に限らず勉強全体に通ずる一般的な考え方です。
授業中にやるべきこと
上述した予習がきっちりできていれば、授業は片手間で聞いても理解できるでしょう。
というより授業速度が遅すぎて、暇になる人も多いと思います。
そこで授業中にやるべきこともまとめておきますね。
- 板書しなかったことを積極的にメモする
- 調べ物作業に慣れていく
- 暗唱する
- 宿題に先行して取り組む
板書しなかったことを積極的にメモする
授業では教師の言うことを一言一句聞き逃さないのも重要なこと。
特に、黒板には残さなかった「ちょっとしたコツ」みたいなものをインプットしていくと、実は授業だけでも学力はかなり伸びます。
黒板には書かれていないけど、口頭で説明されたことを意識的にメモする癖をつけてみてください。
こちらも参考にしてください。
調べ物作業に慣れていく
上述したように受験勉強では調べ物作業が必須になります。
とはいえ、最初は時間もかかるしめんどくさいので、やりたくないという人も大勢います。
なのでどうせなら授業中にコツコツと練習して調べ物作業に慣れていくのもおすすめです。
慣れればめんどくささも全く感じなくなります。
宿題に先行して取り組む
夏休みなどの長期休暇直前などは、宿題を配られていることも多いので、宿題に先行して取り組んでおくのも悪くないですね。
宿題を授業中に終わらせられれば、自由に使える時間がその分増えます。
品詞分解しなくていい?書き下ししなくていい?全文訳は?
最後によくある質問の
「品詞分解しなくていいんですか?」
「書き下し文を作らなくていいですか?」
「全文訳はしなくていいんですか?」
について答えていきます。
基本的には時間との兼ね合いで決めるのがベストでしょう。
毎週最大2時間の予習の制限時間の中で品詞分解や書き下しができるのであれば、こちらも行っていくのがいいですね。
やらないよりはやる方が実力がつくのは当たり前ですから。
書き下し文はまだしも、品詞分解や全文訳は全てまじめにこなすとかなりの時間がかかるので、やるにしても「最初から解説を参考にして書き写す」だけでも十分です。
ただし品詞分解については、全員できるようになった方がいいので、夏休みなどの長期休暇や土日祝の時間を使って受験勉強としては取り組むのがおすすめですね。
まとめ
今回は古文漢文の予習方法について解説しました。
文法、句法系の予習方法はこちら。
- 該当単元の解説を視聴するor読む
- 一通り問題を解く
- Clearnoteも参考にする
- 内容を頭に入れる
読解系の予習方法はこちらです。
- 一通りザっと読む&解く
- 教科書ガイドを読んで知らない単語や文法を覚える
- 辞書で知らなかった単語をガンガン調べて覚える
参考にしてみてください!
それではまた、所長でした!