ども、ぽこラボ所長です!
今回は東大に受かるための学習ペースについて。
そんなあなたに、各参考書をいつまでに終わらせればいいか全て解説します!
この記事の内容は以下の通り。
- 東大に受かる人の標準的な学習ペース
- すでに遅れている場合の対処法
それでは1つずつ見ていきましょう!
目次
東大に受かる人の標準的な学習ペース
それでは早速、全体的な学習ペースを見ていきます。
以下にA期間~G期間までの7期間に分けてザックリまとめてみました。
ここから紹介する参考書は以下の記事をベースにしています。
~高1の3月(A期間)で終わらせるべき参考書
まずは高1の間に終わらせておきたい参考書について解説します!
高1のうちは英語・数学・国語に集中して、しっかり基礎を固めていくのが重要です。
具体的に、高1の間に終わらせておきたい内容は次の通りです。
英語
語彙:英単語ターゲット1900
語彙:英熟語ターゲット1000
文法:スタディサプリ 高3スタンダードレベル英語<文法編>
文法:入門英文法問題精講
解釈:英語リーディング教本
数学1A
理解:スタディサプリ スタンダードレベル、ハイレベル
定着:青チャート 例題全レベル
数学2BC(全範囲の半分程度)
理解:スタディサプリ スタンダードレベル、ハイレベル
定着:青チャート 例題全レベル
古文
語彙:わかる・読める・解けるKey & Point古文単語330
文法:スタディサプリ 高3 古文<文法編>
文法:発展30日完成 高校初級用 古文
漢文
句法:スタディサプリ 高1・高2・高3 漢文
句法:発展30日完成 高校初級用 漢文
現代文(苦手なら)
基礎:現代文文章の流れがわかる読解トレーニング
まず英語は語彙と文法の基本をしっかり身につけることが重要です。
英文解釈の易しい参考書が1冊終わる所まで進んでいれば、かなり順調と考えていいでしょう。
数学はひとまず青チャートの例題レベルの問題を自力で解けるようになることが最優先。
学校の授業が遅い場合にはスタディサプリなどで独学で勉強して、青チャートを自力で解き進めましょう。
国語は古文漢文を優先的に進めればOK。
古典文法と漢文句法を高1のうちに身につけておけば、あとあと勉強がかなり楽になります。
現代文が中学時代から苦手な人は、易しい参考書を1冊読んで、現代文の基本的な読み方を身につけておくといいでしょう。
英語、数学、国語の具体的な勉強法はそれぞれ以下の記事で解説しているので、参考にしてください!
高2の4月~高2の3月(B期間)で終わらせるべき参考書
つづいて、高2の1年間で取り組んでほしい参考書を解説していきます。
高2になると、数学3と物理、化学の学習が増えてくるのがポイントです。
1つずつ見ていきましょう!
英語
語彙:英単語ターゲット1900
文法・語彙:スクランブル英文法・語法
解釈:基礎英文解釈の技術100
読解:基礎英語長文問題精講
数学1A
定着:青チャート 例題以外全て
数学2BC
理解:スタディサプリ スタンダードレベル、ハイレベル
定着:青チャート 例題全レベル・例題以外も全て
数学3
理解:スタディサプリ スタンダードレベル、ハイレベル
定着:青チャート 例題全レベル
古文
語彙:わかる・読める・解けるKey & Point古文単語330
文法・読解:発展30日完成 高校中級用 古文
漢文
句法・読解:発展30日完成 高校中級用 漢文
現代文
読解:センター過去問10年分
物理
理解:スタディサプリ 高3スタンダードレベル、高3トップ&ハイレベル
定着:セミナー
化学
理解:スタディサプリ 高3スタンダードレベル、高3トップ&ハイレベル
定着:セミナー
英語の語彙、文法、解釈は引き続きレベルを上げて、受験レベルまで持っていきます。
このくらいの時期から短めの読解演習にも入れるといいですね。
数学は2BCまでの青チャートは例題以外の問題もしっかり全て解き終えるようにしましょう。
やり切れば模試で満点を狙えます。
さらに数3も少しずつ予習を進めたいですね。
できれば高2のうちに数学3も全範囲理解し終えて、青チャートの例題まで全てやり切りたいところです。
国語は古典文法や漢文句法から徐々に読解演習に移っていきましょう。
週1~2くらいで演習するのと、模試やテストの復習がしっかりできていれば十分です。
物理や化学は、数学3と同じく高2のうちに全範囲の基本的な問題演習まで終わらせておくのがおすすめです。
スタディサプリを使って、独学で進めれば夏休みなどに一気に進めることができるはずなので頑張りましょう。
物理や化学の勉強法はこちらで詳しく解説しています!
高3の4月~高3の夏休み前(C期間)で終わらせるべき参考書
高3の夏休みまでに「過去問演習の下準備」が全て終わっている状態が作れたら、東大にはほとんど受かったようなものです。
なので高3の4月から夏休み前までで、どの科目も最終難度の問題集に入っていきます。
英語
語彙:英単語ターゲット1900
文法・語彙:スクランブル英文法・語法
読解:英語長文プラス 記述式トレーニング問題集
作文:英作文ナビ
リスニング:キムタツの東大英語リスニング
数学1A、数学2BC、数学3
定着:青チャート 数3残り
実践演習:上級問題精講
国語
古文、漢文
読解:センター過去問10年分
現代文
記述:大学入試問題集 現代文をていねいに読み解く
記述・読解:記述編 現代文のトレーニング
物理
実践演習:重要問題集
化学
実践演習:重要問題集
英語は語彙・文法・語法をここで極め切って、長文問題集は文章量の多いもの(700語以上)や記述量の多いものに取り組みます。
また作文やリスニングを過去問レベルに引き上げていきましょう。
数学は青チャートを終わらせて、上級問題精講まで仕上げられれば東大の問題も手を付けられるレベルになるはずです。
国語は、古文漢文の実力をじっくり上げて、同時に現代文の記述の練習もしておくといいでしょう。
古文漢文の記述は易しいので、記述練習は現代文だけで十分です。
理科はセミナーを終えて重要問題集で実践演習に入っていきます。
重要問題集がひととおりできれば東大の過去問も「時間をかければ」解ける状態になるはずですね。
高3の夏休み(D期間)で終わらせるべき参考書
順調に進んでいる人にとっては、高3夏休みは過去問演習メインに進めるべき時期です。
英語
作文:英作文ナビ
リスニング:キムタツの東大英語リスニングSuper
実践演習:過去問10年分
数学1A、数学2BC、数学3
実践演習:過去問10年分
国語
実践演習:過去問10年分
化学
難問演習:化学の新演習★2~3
実践演習:過去問10年分
社会(情報もほぼ同じ)
インプット:面白いほど取れる本
実践演習:センター過去問10年分
基本的には全ての科目で10年くらい過去問を終えられるペースで勉強できていれば、夏休み中に実施される東大系の模試でも十分A~B判定あたりを狙えるでしょう。
余力があれば、英語と理科はもう少しレベルアップしていきます。
英語は作文とリスニングが夏休み前の時点では不十分な人が多いので、夏休みでさらに詰めていきます。
理科は難しい問題に対する反射神経を上げるために、難しい問題集に取り組んでもいいでしょう。
ただしこれは過去問演習の方が優先です。
また、夏休みには社会の勉強も進めておくようにした方がいいでしょう。
高3の9月~高3の11月中旬(E期間)で終わらせるべき参考書
9月から11月中旬はほとんど過去問演習以外には何もできない状態になっている人がほとんどのはず。
全科目
実践演習:過去問5年分~10年分
実践演習:滑り止め大学5年分
共通テスト模試で得点の低い科目
実践演習:共通テスト実戦模試Z会
滑り止めで東大以外の大学を受ける人はこの時期にしっかり過去問演習をしておきましょう。
また共通テスト模試もいくつか受けていると思うので、ふだんから得点が低い科目も判明している時期でしょう。
ふだんから得点が低い科目は、本格的な共通テスト対策に入る前に先んじて対策を進めるようにしたいですね。
高3の11月中旬~共通テスト(F期間)で終わらせるべき参考書
11月中旬から共通テスト本番の2か月は共通テスト対策がメインとなる時期です。
全科目
実践演習:共通テスト実戦模試(Z会) 全て
実践演習:共通テスト過去問 全て
実践演習:共通テストパック Z会、駿台、河合全て
直前模試の直ししっかりやる
目標得点に届いていない科目
実践演習:共通テスト総合問題集(河合)
実践演習:共通テスト実戦問題集(駿台)
安定している科目
実践演習:東大過去問
基本的にはZ会の「共通テスト実戦模試」は全科目分行い、過去問も全て解くようにするといいでしょう。
直前模試を受けたのであれば、きっちり復習をし、共通テスト予想パックを各社全てやり切って本番を迎えるイメージです。
自分で設定した目標の得点に届いていない科目については、過去問形式の演習を増やすようにしてください。
逆に目標を超えて安定している科目は、東大の過去問も少しずつ差し込むようにするといいでしょう。
共通テスト後~個別試験(G期間)で終わらせるべき参考書
共通テスト後は過去問形式の演習がメインです。
全科目
実践演習:東大過去問 全て
実践演習:滑り止め過去問 2~3年分
目標得点に届かない科目
実践演習:東京大学への○○(駿台東大実戦模試問題集)
実践演習:入試攻略問題集東京大学(河合東大オープン問題集)
全科目とも東大の過去問をあるだけ全て解きましょう。
また滑り止めを受験する場合は、2年分くらい直前に解いておくと、出題形式を完全に把握した状態で本番を迎えることができるでしょう。
また東大の過去問に関しては、目標得点に届かない科目は過去問以外にも東大模試系の問題集で演習をしましょう。
駿台や河合の模試問題集が販売されています。
遅れている場合はどうすべき?
この記事を読んだ段階で高1の人なら、説明したペースで進めれば大丈夫ですが、半分以上の人は高3の4月以降にこの記事を確認しているのではないかと思います。
そこで、ここで説明したペースに遅れている場合の対処法について簡単に説明します。
まず「高3の夏休みよりも前」にこの記事を確認して受験勉強を始めた場合は、とにかく高3の夏休み中にはこの記事のペースに追いついてください。
高3の夏休みに必死に勉強すれば、夏休み中だけでもかなり進めることはできるので、多くの人は追いつくことができるはずです。
食事、睡眠、トイレ、入浴などの生きていくうえで外せない行動以外は全て勉強にあてるくらいのイメージで勉強しましょう。
※ロングスリーパーだったり、体やメンタルが弱かったりする人は受験勉強のために無理して体調を崩さないように注意。
高3の夏休み中に追いつくことが不可能な人は、ここで書いた参考書を削る必要が出てきます。
削るとしたらC期間に書いてある内容、具体的には以下の教材になります。
英語
語彙:英単語ターゲット1900
文法・語彙:スクランブル英文法・語法
読解:英語長文プラス 記述式トレーニング問題集
作文:英作文ナビ
リスニング:キムタツの東大英語リスニング
数学1A、数学2BC、数学3
定着:青チャート 数3残り
実践演習:上級問題精講
国語
古文、漢文
読解:センター過去問10年分
現代文
記述:大学入試問題集 現代文をていねいに読み解く
記述・読解:記述編 現代文のトレーニング
物理
実践演習:重要問題集
化学
実践演習:重要問題集
これができなくても基礎ができていれば、過去問に入ることは可能です。
受かるためには「過去問をどれだけ丁寧に大量に演習したか」が1番重要な要素なので、過去問演習を外すことは絶対にできません。
またA期間に書いてある参考書やB期間に書いてあるような基本の教材をパスすることはないようにしてください。
基礎的な問題集と、過去問演習は外さずに調整するようにしていきましょう。
まとめ
今回は東大に受かるための標準的な学習ペースをA期間~G期間の7つに分けて解説しました。
ザックリした目安は次の表の通りでした。
この通りに勉強すれば、90%以上の人は合格できるはずなので、参考にしてくださいね!
それではまた、所長でした!