ども、ぽこラボ所長です!
今回は中学生向けに、高校入試の理科で満点を狙うための勉強法を解説します!
理科は単元によって得意不得意に差がある人も多いのではないかと思いますが、満点を狙うためには、どの単元も落とすわけにはいきません。
苦手単元の復習の仕方や、過去問演習など満点を狙うのに必須の勉強法を全て解説するので、ぜひ参考にしてください!
目次
高校入試の理科で満点を取るための勉強法
早速勉強の流れから確認していきましょう。
基本的な勉強の流れは以下の通りです。
- 過去問や模試で現状を把握する
- (苦手単元の復習をする)
- 過去問演習をする
過去問や模試で現状を把握する
まず最初に過去問や模試などで現時点での実力を把握していきます。
時間を計って過去問や模試を解いてみてください。
過去問は、まだ習っていない単元が出題されている場合もあるので、その場合は既習範囲の得点率を出してみましょう。
この記事は満点を狙うための勉強法解説の記事なので、以下ザックリ2パターンに分けて解説を続けます。
- 70%未満の場合
- 70%以上の場合
70%未満の場合
70%未満の場合は、少なくとも複数単元に渡って苦手な単元があるはずです。
この場合は、本格的な過去問演習に入る前に苦手単元の復習を単元単位で行うのがおすすめです。
苦手単元の復習方法は後ほど解説するので、その方法で勉強した後、過去問演習に進みましょう。
70%以上の場合
70%以上取れる場合は、苦手単元はあったとしても1つか2つ程度だと思います。
あるいは特に苦手はなく、全体的に少しずつ忘れているという状況のはずです。
苦手がはっきりしてる分野があるのであれば、そこだけ復習して過去問演習に進んでください。
(苦手単元の復習をする)
苦手単元の復習が必要な場合は、以下の進め方で勉強をしてください。
- 映像授業や参考書で復習
- 問題演習
まずは映像授業や参考書などで、苦手単元の解説を頭に入れていきます。
映像授業の場合はスタディサプリなどがおすすめですね。
他の科目でも使えるので、これだけ登録しておけば、他に参考書を用意しなくてもいいのが便利な所です。
参考書を利用する場合は例えば、
などで解説をじっくり読み込むのがいいでしょう。
インプットはスピーディに進めて、問題演習にできるだけ早く移りましょう。
問題演習は学校でもらっている問題集を使ってもいいですし、以下のような問題集を購入して進めてもOKです。
進め方は以下のとおり。
- 時間を計りながら問題を解く
- 丸付け&覚えていない部分を丸暗記する
- 1周終わったら間違えた問題のみ2周目、3周目…
それぞれ補足します。
時間を計りながら問題を解く
問題演習はのんびりやっているとなかなか先に進まないので、時間を計りながら進めるのがおすすめです。
1問あたりの制限時間は以下の時間を参考にしてください。
- 語句知識系の問題20秒
- 説明系の問題1分
- 計算系の問題2分
1〜2ページくらいまとめて、何分かけていいか計算してから進めるといいでしょう。
丸付け&覚えていない部分を丸暗記する
解いたら丸つけして覚えていない部分を丸暗記します。
ただし計算系の問題だけは解説を読んでも理解できない場合、映像授業や参考書の解説に戻ってください。
理科の計算系問題ができないと高校に入学した後にも困ることになるので、絶対に手を抜かずに計算系もマスターしてくださいね。
1周終わったら間違えた問題のみ2周目、3周目…
1周終えたら間違えた問題だけ2周目を、2周目で間違えた問題は3周目を、とくり返していき、最終的に全ての問題を自力で解けたらクリアです。
問題集を1冊丸々やらなくてもいいので、必要な単元だけクリアするようにしてくださいね。
過去問演習をする
受験勉強のメインパートは過去問演習です。
以下のような過去問を購入して進めると良いでしょう。
以下で過去問演習の進め方を詳しく説明していきます!
過去問演習の具体的な手順
こちらが具体的な進め方になります。
- 時間を計りながら解く
- 時間が足りない場合はペンの色を変えて解く
- 採点して得点を記録する
- 解説を全て読み込む
- 計算系問題はその場で解説を閉じて解きなおす
- 忘れていた内容を教科書などで調べて暗記する
それぞれ補足していきますね。
時間を計りながら解く
過去問演習をするときは、本番と同じ試験時間で解くのが常識です。
必ず時間を計って追い込まれながら解き進めましょう。
解答用紙も可能であれば原寸大でコピーして利用するといいですね。
時間が足りない場合はペンの色を変えて解く
時間が足りなくて最後まで解き切れなかった場合は、ペンの色を変えて解くといいでしょう。
あと何問分スピードを上げれば、何点上がるか視覚化できます。
採点して得点を記録する
採点をして得点は別のシートにまとめておきましょう。
その際、ペンの色を変えた部分は別で採点して、時間内の部分だけの点数と、時間外も含めた点数の両者を比較できるといいですね。
解説を全て読み込む
採点が終わって記録をしたら、解説を全て読み込みます。
90点未満の得点であれば、正解している問題も全て読む方がいいですね。
その方が、たまたま正解している問題をとりこぼしませんし、解説に周辺知識の補足事項が書かれていることもあります。
90点以上の場合は、間違えた部分だけでもOKです。
計算系問題はその場で解説を閉じて解きなおす
計算系の問題を解説を読んで納得して終わり、では意味がありません。
解説を閉じてその場で計算までし直してみましょう。
忘れていた内容を教科書などで調べて暗記する
解説を一通り読み終えたら、忘れていた内容を教科書などで調べましょう。
忘れていることが1つ見つかれば、その周辺にも必ず忘れていることがあるので、教科書の該当箇所プラスマイナス1ページ分は確認してみてください。
試験で過去問と全く同じ問題が出ることは少ないので、周辺事項をキッチリ潰しておくのが1番大事です。
何年分の過去問演習をすべき?
過去問は10年分×2周を最低ラインと思っておきましょう。
2周やれば大体の内容は頭に入りますし、それを10年分やれば全範囲を確実に網羅できます。
過去問の冊子は最新版1冊だけだと10年分収録されていないので、少し古いものをメルカリなどで中古で手に入れるといいですね。
余裕がある場合は20年分くらいならチャレンジする人もいるので、やってみてもいいでしょう。
どれくらい勉強時間が必要か
続いてここまでに解説した勉強を実施するのにどれくらいの時間が必要か解説していきます。
必要な時間の目安
ザックリ計算するとこれくらいの時間が必要になるのではないかと思います。
- 復習 30〜60時間
- 過去問演習 30〜40時間
復習は扱う単元の数によって全然違いますが、1単元5時間から10時間程度あれば問題演習まで含めて十分足りるでしょう。
現実的にはそれを5〜6セットこなすのが限界ではないかと思います。
他の科目もありますからね。
一方で過去問の方は解くのに50分、復習で100分、合わせて150分=2時間半で1周なので、10年分解くと25時間。
2周目はこの半分くらいの時間で進められるので、どれだけ長く見積もっても15時間では終えられるでしょう。
合計で40時間くらい取れると安心です。
両方合わせて最大100時間くらい取れると十分な学習ができるはずですね。
1日1時間の勉強するのであれば、3ヶ月半くらいになるので、11月の頭くらいにスタートになります。
ただし現実的には、他の科目も1時間ずつ計5時間を毎日続けるのは難しいので、夏休み明けくらいからは理科の勉強も始めるべきでしょう。
早めのスタート&他の科目とのバランスが大事
上述の通り、受験勉強は早めにスタートすれば楽になるのは当たり前です。
理科社会は遅くまで未習単元が残っている場合もありますが、それでも進められる部分は進めておきましょう。
また、理科だけ満点を取っても他の科目が散々だと合計得点は高くなりません。
全科目合わせた合計の得点が最大となるように勉強時間のバランスは考えながら進めてくださいね。
90点から満点までが遠く感じる場合
この記事で解説した勉強法で勉強すれば90点以上は固いですが、とはいえそこから満点はなかなか届かないという人もときどきいらっしゃいます。
そこで、90点から満点までの差を埋めるためのアドバイスもまとめておきます。
- 周辺知識の復習を徹底する
- 凡ミスを甘く見ない
- 計算問題が苦手なら類題演習をする
周辺知識の復習を徹底する
上でも軽く触れましたが、過去問と全く同じ問題が次の年に出題される可能性はかなり低いと考えていいでしょう。
ですが、出題範囲が限られている以上、似たような問題が出題されることはあり得ます。
過去問を解いて間違えたときは、周辺事項で忘れていることも必ずありますし、むしろその周辺事項を埋め合わせていくことで、次の年の点数も徐々に上がってくるわけですね。
周辺知識を教科書などでチェックする作業はサボらないようにしましょう。
過去問演習の本質はむしろこの作業にこそあると言っても過言ではありません。
凡ミスを甘く見ない
凡ミスが多くてなかなか満点にならないと、手こずっている人もいるはず。
凡ミスが多い人は、注意不足以外にも問題がある可能性が高いので、甘く見てはいけません。
こちらの記事でミスについて詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
計算問題が苦手なら類題演習をする
最後まで計算問題が苦手という人もいるでしょう。
中学理科の計算問題が苦手だと、高校入学以降も必ず苦労するので、受験勉強で得意になっておきたいですね。
計算問題の苦手意識が拭えない場合は、過去問で間違えた問題の類題を、問題集から探してきて解くようにしましょう。
1問類題を解くだけでも、感覚はだいぶ変わってくるのでおすすめです。
他の科目との兼ね合いも含めて、ものすごく時間的に余裕がある場合は、算数や数学の文章題にもチャレンジしてみるのもいいですね。
「入試の理科が苦手な原因が、実は小学生内容の算数にあった」というのは、あるあるです。
まとめ
今回は高校入試の理科で満点を狙うための勉強法を解説しました!
この記事で紹介した勉強法で勉強すれば9割以上で安定させるのは、難しいことではありません。
本気で満点を狙ってぜひチャレンジしてみてください!
それではまた、所長でした!