ども、ぽこラボ所長です!
今回は化学の重要問題集について。
と思っている人いらっしゃるのではないでしょうか。
この記事を読めば、「どのレベルを目指す人がやるべきか」「いつから始めるべきか」「どのように進めるべきか」全て理解できます。
この記事の内容は以下の通り。
- どのレベルを目指す人がやるべきか
- いつから重問を始めるべきか
- 重要問題集の具体的な勉強手順
1つずつ解説していきますね!
目次
重要問題集はどのレベルを目指す人がやるべきか
「重要問題集」は受験用の参考書としても難しい部類です。
MARCHレベルですら「セミナー」の発展問題まで完璧に解ければ、過去問演習だけでも合格に必要な最低ラインの得点は可能です。
少し余裕を持って受かりたい人だけ重問に取り組むといいでしょう。
逆に「旧帝大、東工大」「早慶、理科大」「医学部」などのレベル帯は重問での演習が必須と思っておきましょう。
重問が完璧に解ける状態になっていれば、東大や京大の問題でも半分以上は取れるようになります!
ただしある程度基本的な問題で演習をしておかないと、「難しすぎて前に進まない」といった状態に陥ってしまうことがあるので、使い始めるタイミングには注意したいですね!
いつから重問の勉強を始めるべきか?
学校で採用されていることが非常に多いので、学校の先生から
的なことを言われてそれを信じて進めている人も多いと思います。
重要問題集を使い始めるレベルとしては「セミナーの発展問題なら8割くらいは何も見ずに解答できる」状態を目安にしてください。
セミナーのような学校採用系の問題集の「発展問題」は重要問題集とレベル的に被っている部分もあります。
発展問題が8割くらい解けるようになっていれば重問も半分近くは自力で解けるはずです。
正直、重要問題集に限らず正答率が半分を切るとかなり辛いと感じる人も多いと思います。
ですので、そこに到達していない人は先に学校採用系の教科書問題集から始めましょう。
ただし、時期としては高3の夏休み中には1周終わらせないと、過去問演習の時間が少なくなります。
すでに遅れ気味の人は夏休みに必死に取り返してくださいね!
より詳しくはこちらの記事をご覧ください!
化学の重要問題集の具体的な勉強手順
次に具体的な勉強の手順に関してです。それが以下の通り。
- 時間を計りながら解く
- 解説を隅々まで読む&資料集をチェックする
- 解説を閉じてその場で解き直す
- 間違えた問題に印をつけて次に進む
- 1周終わったら間違えた問題のみ2周目、3周目と進む
時間を計りながら解く
重問に限らず、問題集を進める際は必ず時間を計りながら進めてください!
重要問題集の場合は、短時間で解ける問題が少ないので、ひとまず1問あたり10分から20分の幅で見積もっておくといいでしょう。
もちろん2〜3分程度手が止まってしまったら、その問題は諦めて2周目に解けるようになればOKです。
解説を隅々まで読む&資料集をチェックする
解説を読むのは当たり前のこととして、それに加えて資料集もチェックするようにしましょう。
学校でこういった資料集を渡されているのではないかと思います!
重問レベルになってくると時々細かい知識がないと解けない問題も出てくるはずですが、これは資料集で確実にチェックしておかなければなりません。
覚えていない化合物や反応があったら、それを資料集でチェックして、その周りの内容まで目を通すように心がけてください。
解説を閉じてその場で解き直す
解説を理解したら閉じてその場で解き直しましょう。
もちろん間違えた問題だけでOKです。
※たまたま正解していたものは解き直し対象です。
これをサボると計算系の問題がいつまで経ってもできるようになりません。
間違えた問題に印をつけて次に進む
間違えた問題は2周目に備えて印をつけて次に進んでいきましょう!
印がなければ、2周目でも1周目に正解した問題を解くことになってしまって時間の無駄になります。
1周終わったら間違えた問題のみ2周目、3周目と進む
1周終わったら2周3周と周回を繰り返してください。
1周でできるのであれば、誰も苦労しないので、2周目3周目へと進み、重問に書いていることは全て理解して解ける状態を目指しましょう。
重要問題集を使う際の注意点
重要問題集を使うときの注意点については以下の通り。
- 問題の途中で詰まっても続きを読む
- 1周で成果が出ると思わない
- 最低でも2か月は見ておくこと
- 重問以上の必要性はよく考える
それぞれ解説していきます!
問題の途中で詰まっても続きを読む
問題を解く際ですが、途中で詰まっても続きの問題文を読んで、部分的にでも解ける所がないか探す癖はつけましょう。
実際の入試では、そのように少しでも解ける所がないか探すはずなので、続きを読むように練習することは重要です。
特に重問くらい問題文が長くなってきてからは、この練習の重要度が増します。
もちろん、問題文の続きを読んでも手が止まる場合は飛ばしてしまってもOKです。
1周で成果が出ると思わない
重問に限らず全ての問題集で言えることですが、1周終わった程度では成果は出てきません。
そこまで続けられればかなり実力はつくので、そこまで続けられる勉強計画、勉強のペースを意識してください。
重問であれば、夏休み中に1周、10月末までに2周目まで終わらせて、11月からは3周目と過去問演習というのが最低限クリアしたいペースです。
最低でも2か月は見ておくこと
その上で、最低でも2か月は1周にかかると思っておきましょう。
「1問20分+解説理解など20分」の、合計40分。
これが300問程度なので、300×40=12000分=200時間です。
重問を使うのに適切なレベルの人だともう少し短時間で進めることも可能なはずなので、100~200時間と思っておくのがいいでしょう。
1日1時間だと3か月~半年、1日2時間だと1か月半~3か月。
正直、化学の重問だけにかかりっきりで勉強できる人は少ないので、せいぜい1日2時間程度が限界ではないかと思います。
そうすると最低でも2か月程度は1周目にかかると思っておくのが無難です。
ちなみに2周目は1周目の半分、3周目はさらに半分くらいの時間でクリアできることがほとんどなので、それも参考にしてください。
重問以上の必要性はよく考える
東大、京大、東工大などのような教科書では見かけないような化合物や実験を出題することがある大学を受ける受験生の中には
と思って、もう1段階上の問題集に手を伸ばす人もいますが、「重問以上が絶対必要」という大学は正直ないかなと思います。
ほとんどの受験生にとっては重問を終えたら、新しい問題集よりも過去問を大量にこなす方が合格には確実に近づくはず。
20年分くらいは最低でも過去問をやって、満点を取れる状態を作った上で他の問題集を探しに行きましょう。
重要問題集が終わったら次に何をすべき?
重要問題集が終わったらあとは過去問演習を残すのみ。
こちらの記事で勉強法を解説しているのでぜひ参考にしてください!
まとめ
今回は化学の重問の使い方と勉強するときの注意点について解説しました。
重問は受験用参考書の中では比較的難しい参考書です。
MARCH、関関同立、地方国公立大以上のレベルを目指す人以外は必要ありません。
勉強するときは以下の手順で進めるのがおすすめです!
- 時間を計りながら解く
- 解説を隅々まで読む&資料集をチェックする
- 解説を閉じてその場で解き直す
- 間違えた問題に印をつけて次に進む
- 1周終わったら間違えた問題のみ2周目、3周目と進む
参考にしてみてください。
それではまた、所長でした!