ども、所長です!
今回は新高3になった理系の新受験生向けに、受験勉強を始める前にやっておくべきことを5つまとめました。
ここで紹介する5つのことをせずに勉強を始めてしまうと、
「何となく勉強をしているけど、伸びている感じがしない」
「このままの勉強で大丈夫なのか何となく不安」
なんてことになりがち。
目的意識を持って最短距離で志望校合格に向けて勉強できるように、やっておくべきことを見直しておきましょう。
目次
【理系新高3春休み】やっておくべき5つのこと
最初にやっておくべきことをまとめておきます。
- 志望校を決める
- 志望校に合格するために必要な学力を調べる
- 学校の授業ペースで間に合いそうか考えてみる
- 勉強計画を立てる
- 勉強法を勉強する
この絶対にやっておくべきことの中には「勉強する」は入っていません。
勉強することよりも、効率的に勉強を進めるための準備をしておくことの方が春休みは優先度が圧倒的に上。
もちろん、ここで挙げたものが全て終わったうえで勉強も出来るのが1番良いのは間違いないので、サッサと全て終わらせてしまいましょう。
詳しく1つずつ解説します。
新高3の春休みに一旦志望校を決めよう!
ここで確定する必要はないですが、一旦、これくらいの所を目指しておくかという志望校を決めておくと良いでしょう。
正直、もっと早い段階で志望校を決めて勉強をスタートさせている人も世の中にはいっぱいいますので、これでも遅いくらいです。
志望校を決めないと、必要な学力も調べられませんし、モチベーションもわきませんし、で全然勉強が上手く進みません。
目的意識もないのに、ただ走れって言われても人は走れないものですので。
具体的な手順は以下のようになります。
- 学部、学科、将来したいことを考える
- 「私立大、国公立大の授業料の違い」、「自宅から、一人暮らしでの生活費の違い」から金銭的な事情を考える
- 通っている高校の進学実績を調べる
より詳細な決め方については、こちらで解説していますので、ご確認ください!
>>大学受験の志望校はどうやって決める?いつ決める?【決め方と時期について】
さらにこちらの記事の中では志望校を決めた後に、調べておくべき次の内容についても触れています。
生徒と保護者それぞれ別にまとめたものがこちらです。
生徒
受験に必要な科目
共通テスト&個別試験の配点
合格最低点
(できれば)合格最低点に必要な学力
保護者
受験費用(受験料、移動費、宿泊費)
入学金&授業料(奨学金の情報も含む)
塾や教材費
新高3春休み中に志望校に合格するのに必要な学力を調べよう!
合格最低点を超えるために、どれだけ勉強することが必要なのか調べるのは必須です。
最初は「どの参考書をどれくらいの理解度で進めていれば大丈夫なのか」、ピンと来ないのが普通ですが、これを少しでも理解していると、ずいぶんゴールまでの道筋が整理された状態で見えてきます。
調べ方としては、
「大学名 学部名 科目名 参考書」
を検索してみるだけ。
例えば、「東大 理科一類 数学 参考書」とか「早稲田 理工 物理 参考書」みたいな感じですね。
これで出てきた記事を最低でも10記事以上は確認してください。
とりあえず10記事確認すれば、だいぶ全体像が見えてきますからしっかり調べておきましょう。
正直、結構時間がかかりますが、そういうものですので頑張ってください。
こちらに検索の仕方などの詳細については書いていますので、ぜひ参考にしてください。
>>【大学受験独学】あなたに必要な学習量は?調べる手順を解説します
この記事では検索しても上手くヒットしない場合の対処法についてもコメントしています。
ぜひ後ほど参考にしてみてください。
【新高3春休み】学校の授業ペースで間に合いそうか考えてみる
次に学校の授業ペースの確認です。
特に理系の皆さんは「数学3」「物理」「化学」「生物」の進捗を確認しましょう。
「未習範囲が夏休み前までになくなっている状態かどうか」は本当に合否に直結します。
特に理科が2科目必要な大学学部を受験する場合はかなりクリティカルに効いてきます。
一部の進学校でない限りは数学・理科は習い終わるのが9月~11月ごろになってしまって、そこから演習では間に合わないということが頻発します。
ですので、このままのペースで間に合いそうか確認してみるといいでしょう。
先生に聞いてもいいですし、部活の先輩に例年のペースを確認してもいいでしょう。
自分で計算してみてもある程度は予想がつくはずです。
ちなみにこちらの記事では、多くの受験生に当てはまる受験勉強のスケジュール感を詳しく書いています。
>>【独学向け】大学受験の勉強年間スケジュールを公開!勉強の進捗目安を学ぼう!
数学3と理科に限らず、全科目について以下の時期別にどんな勉強をしていくべきか予想したうえで確認してみてください。
- 高2の3月末まで
- 高3の4月からGWまで
- 高3のGWから夏休みまで
- 高3の夏休み中
- 高3の夏休み明けから11月末まで
- 高3の12月から共通テストまで
- 高3共通テストから個別試験まで
- 個別試験後
予習に関しては、一旦必要か不必要かの判断だけして覚悟しておくだけでも十分です。
実際に始めるかどうかは今の自分の状況を把握してからで大丈夫です。
新高3春休み中に勉強計画を立てよう!
勉強のスケジュール感も分かって、必要な参考書なんかも調べていったら、年間のペースも何となく把握できるでしょう。
現段階では何となくで大丈夫なので、年間のスケジュールを作ってみましょう。
作る手順は次の通りです。
- 独学で合格に必要な学習量と学力の把握する
- 受験日までの残り期間に振り分けて年間計画を作る
- 定期テスト、学校行事、模試も同時に年間計画に書きこむ
- 年間の計画から週間計画に落とし込む
- 失敗しない勉強計画にするために、毎週計画を修正する
- 失敗しない勉強計画のために、月に1度は年間計画を修正する
ちなみに、参考書は1冊あたり最低でも2周、出来れば3周ずつはこなしていきたいので、その辺も踏まえてちゃんと決めておかないと、自分の勉強のペースが全く分からないまま進めてしまうことになるでしょう。
全手順を確認してみて意味が分からないところはこちらの記事をチェックしてもらえれば大丈夫です。
新高3春休み中に勉強法を勉強しよう!
最後です。
勉強法を勉強しておいて、少しでも質を高くするようにしましょう。
1時間あたりの質が少しでも高いほうが、受験で成功する確率が高くなります。
多くの人は、勉強法を勉強せずに「ただ何となく」勉強していたり、「自分に合った勉強法を探しながら」勉強していたりするので、最初に勉強法を勉強しておけば圧倒的に差をつけることができます。
「全科目の勉強法に自信を持って勉強できていますか?」
「今の勉強法で合格する自信がありますか?」
両方にyesと答えられる人はパスしてもらって大丈夫です。
yesとならない人は、私の個別指導歴10年以上の集大成として、受験生の皆さん向けに書いたこちらの記事で勉強法を1通り学んで勉強するだけでも変わってくるはずですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
新高3春休みに勉強すべき内容は?
勉強を始める前にやっておくべきことはまとめましたが、ちなみに勉強内容自体はどんなことをやればいいのか?という疑問もあると思います。
具体的には、次のような内容を勉強しておくのが良いでしょう。
英語 「英文法復習」「英単語」「英熟語」「英文解釈の簡単なもの」
数学 「青チャートやフォーカスゴールドなどの例題(高1高2で習った範囲)」
国語 「古典文法」「古典単語」「漢文句法」
理科 「セミナー基本問題(高1高2で習った範囲)」
社会 「教科書or講義系参考書(高1高2で習った範囲)」「穴埋め系問題集」
理科に関しては理系のみ、社会に関しては文系のみ、国語数学は受験に必要な場合のみだと思っておいてください。
まとめ
今回は新高3の春休みにやっておきたいことをまとめました。
- 志望校を決める
- 志望校に合格するために必要な学力を調べる
- 学校の授業ペースで間に合いそうか考えてみる
- 勉強計画を立てる
- 勉強法を勉強する
これらをぜひ春休みのうちに試してみてください。
この記事の途中途中に挙げた記事もぜひ参考にしてみてください!
それではまた、所長でした!