ども、ぽこラボ所長です!
今回は中学生向けに、高校入試の社会で満点を狙うための勉強法を解説します!
社会は他の科目と比べても、本気でやればちゃんと満点を狙える科目です。
ここで解説する勉強法で勉強すれば多くの人は少なくとも90点以上の高得点を安定して出せるようにはなるはずなので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
目次
高校入試の社会で満点を取るための勉強法
それでは早速、高校入試の社会で満点を取るための勉強手順について解説していきます。
具体的な流れは次のようになります。
- 過去問や模試で現状を把握する
- (苦手単元の復習をする)
- 過去問演習をする
過去問や模試で現状を把握する
まずはしっかり現状を把握することが大事です。
「たぶん半分くらい取れる」とか「たぶん80点は取れる」といった、予測は意味ないので、実際に過去問や模試を解いてみてください。
社会は割と入試ギリギリまで公民を習い続けていることも多いと思うのですが、一旦まだ習っていない部分の「得点率」を計算してみて、70%取れているかどうかをチェックしましょう。
以下では、得点率を2パターンに分けて解説します。
- 70%未満の場合
- 70%以上の場合
70%未満の場合
70%未満の場合は、これまで習ったことがあまりハッキリ頭に残っていない状態と考えるべきです。
なので、まずはこれまでに習った範囲全体をザっと復習して、その後過去問演習という流れで勉強していくことになります。
70%以上の場合
70%以上の得点率の場合は、学校で習ったことはある程度は頭に残っている状態です。
なので過去問演習をしていって、できなかった部分をしっかり穴埋めしていく方が効率的です。
「全体を復習」というやり方は、高得点になればなるほど非効率になるので、おすすめしません。
(苦手単元の復習をする)
現状を把握して、復習から入る方がいいと分かったら以下のように進めましょう。
- 問題演習
- 必要な部分を映像授業や参考書で復習
社会に関しては、数学や英語と違って「基礎がわかってないと問題演習できない」ということはないので、問題演習をして、できが悪すぎる部分を映像授業などで穴埋めするというやり方がおすすめです。
問題演習は、学校で配られているものを利用してもいいですし、以下のような問題集を購入して利用するのもありです。
映像授業はスタディサプリやYouTube、TryITなどを利用するのがおすすめです。
>>https://19ch.tv/index.html
>>https://www.try-it.jp/
問題集の進め方は次のとおり。
- 時間を計りながら問題を解く
- 丸付け&覚えていない部分を丸暗記する
- 1周終わったら間違えた問題のみ2周目、3周目…
時間を計りながら問題を解く
社会は地理のデータや地図の読み取り問題以外は大して時間のかからない問題がほとんどです。
ゆっくり考えても思い出せないものは思い出せないので、読み取り系の問題以外は1問20秒くらいのペースで進めていきましょう。
解き始める前に1ページ何問あるか数えて、問題数×20秒を制限時間にして解き進めるといいでしょう。
丸付け&覚えていない部分を丸暗記する
キリのいい所まで進んだら、丸つけして覚えていない部分を丸暗記していきます。
正答率が50%を切っているような単元は上述したように、映像授業を見返して穴埋め作業も行っておくのがおすすめです。
1周終わったら間違えた問題のみ2周目、3周目…
ひと通り勉強したら、間違えた問題だけ2周目を、2周目で間違えたものは3周目を進めましょう。
3周すれば、ほとんどの問題は解けるようになるはずです。
解説を見なくとも自力で全て解けるようになれば過去問に入っていきましょう。
過去問演習をする
受験勉強のメインパートは過去問演習です。
いくら問題集で全て解けるようになっても過去問で得点を取れなければ意味がありません。
次のような問題集を購入して進めましょう。
以下で具体的な演習手順を説明します。
過去問演習の具体的な手順
過去問演習の具体的な手順は以下の通りです。
- 時間を計りながら解く
- 時間が足りない場合はペンの色を変えて解く
- 採点して得点を記録する
- 解説を全て読み込む&間違いの原因を特定する
- 忘れていた部分に該当する範囲の教科書をチェックする
それぞれ補足していきますね!
時間を計りながら解く
まずは試験時間に合わせて時間を計りながら解いていきましょう。
問題集に解答用紙がついている場合は、それも利用していきましょう。
もし本番とサイズが違うのであれば、拡大コピーなどして解答用紙のサイズも合わせるのがおすすめです。
徹底的に本番を想定した演習をしていきましょう。
時間が足りない場合はペンの色を変えて解く
社会ではあまりないことですが、もし試験時間内に最後まで解き終えることができなかったら、ペンの色を青色に変えるなどして続きを解きましょう。
後で「どれくらいスピードを上げなければいけないか」検証するのに役立ちます。
採点して得点を記録する
丸つけして得点を計算したら、メモしてなくさないようにしておきましょう。
徐々に得点が上がっていることが確認できれば、過去問演習のモチベーションもだんだん高まっていくはずです。
解説を全て読み込む&間違いの原因を特定する
解説は90点以上取れていない場合、正解している問題も含めて全て読むようにしてください。
たまたま正解しているだけの問題を見落とさないためですね。
また、解説を読み込むときには正解の選択肢を理解して暗記することも重要ですが、「なぜ間違えたのか」原因をチェックすることも重要です。
特に選択問題などは不正解選択肢の内容も理解して自分で間違いの理由を説明できるようになってください。
忘れていた部分に該当する範囲の教科書をチェックする
解説をしっかり読み込むと、忘れていた内容が浮かび上がって来るはず。
その周辺事項も一緒に忘れていることが多いので、該当範囲を教科書で確認するようにしてください。
該当箇所プラスマイナス1ページ分くらいを3回ずつくらい音読するようにするといいでしょう。
何年分の過去問演習をすべき?
塾で指導する際、過去問は10年分を2回ずつ演習するのを最低ラインと指導しています。
これくらいは頑張れば誰でも到達できるラインなので、頑張ってください。
10年分くらいを完璧に解ける状態にして、上述のように周辺事項まで確実にチェックすれば、90点台は固いはずです。
ちなみに、過去問の問題集最新版1冊だけでは、10年分も収録されていないことが多いので、メルカリなどで中古も入手するといいでしょう。
それでもまだ余裕がある場合は20年分にチャレンジしてもいいですね。
20年分くらいまでならチャレンジしている人もときどき見かけます。
どれくらい勉強時間が必要か
ここまで説明した勉強内容を全てやりきるのにどれくらいの勉強時間が必要か、解説していきましょう。
必要な時間の目安
ザックリ計算したものが以下の通りです。
- 復習 30~60時間
- 過去問 30時間〜40時間
まず復習は全範囲やらなければならない場合、それなりに時間がかかるはず。
とはいえ、現実問題60時間くらいが限界になることが多いと思います。
社会だけに時間を使っていられないからですね。
なので、復習パートには30時間~60時間くらいの時間となるでしょう。
過去問に関しては、1回分解くのに50分、復習に最大100分と考えると、1回分やり切るのに2時間半程度必要になります。
これを10回こなすと25時間。
2周目は半分くらいの時間で終わらせることができるはずなので、最大でも15時間程度でしょう。
そう考えると10回分を2周で40時間あれば十分時間的には足りるはずですね。
合計すると、最大で100時間になるので、1日1時間社会の勉強するのであれば、約3ヶ月半かかることになります。
入試から考えると、11月頭くらいから始めれば1日1時間程度でも十分間に合います。
実際のところ、他の科目もすべて1時間ずつ勉強するのは学校がある平日にはハードすぎるので、もう少し早めに始めるのが無難でしょう。
夏休みあたりにはさすがに受験勉強は始めたいですね。
早めのスタート&他の科目とのバランスが大事
このように具体的に計算をしてみると、この記事を読んだ段階で、すでにかなりヤバい状態の人もいるのではないかと思います。
受験勉強はとにかく早めにスタートした人が圧倒的に有利になります。
記事を読んだらすぐにでも勉強を始めるといいでしょう。
また入試に100点以上はありません。
社会で100点を狙うよりも点数の低い科目を伸ばす方が全体の得点を大きく伸ばすことができる場合には、バランスよく勉強するようにしてくださいね!
90点から満点までが遠く感じる場合
ここまでの勉強法を実行すれば、90点以上の得点で安定させることは難しいわけではありませんが、一方で満点はなかなか取れないという人もいるはず。
そこで満点を取るためのコツもいくつか紹介しておきます。
- 周辺知識の復習を徹底する
- 凡ミスを甘く見ない
- 読み取り問題は出題者の意図を意識する
周辺知識の復習を徹底する
90点くらい取れるようになったらあとは細かい知識をどれだけ正確にインプットできるかが重要になります。
過去に出た問題と全く同じ内容はあまり出ないので、間違えた問題の周辺知識を押さえていくのが満点を狙うには必要です。
間違えた問題付近の知識には必ず穴があると思って教科書などをチェックするのをサボらないようにしてください。
凡ミスを甘く見ない
90点以上になってくると凡ミスもバカになりません。
凡ミスも原因を毎回必ず特定するようにして、同じミスは絶対にくり返すことのないようにしましょう。
1回でも似たようなミスをくり返したことのある人はミスに対する意識が低いと認識してください。
ミスについてはこちらの記事も参考に。
読み取り問題は出題者の意図を意識する
データが与えられたり、地図が与えられたりして、そこから読み取れることを記述する問題が出ることもあるはず。
こういった問題は「自分が読み取ったこと」を書くのではなく、「問題を作った人が書いて欲しいこと」を書くのが基本です。
これは国語などでも同じですね。
出題者の意図を意識できるかどうかで、記述系の問題の得点率は大きく左右されます。
まとめ
今回は高校入試の社会で満点を取るための勉強法について解説しました!
社会は実際に満点を取りやすい科目ではありますが、上述した勉強法を知ってはいても実際にチャレンジできる人は多くありません。
サボらず勉強すれば誰でも取り組める内容をまとめたつもりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
それではまた、所長でした!