ども、ぽこラボ所長です!
今回は共通テストの数学で「8割を取る勉強法」について解説していきます。
- 全範囲を一通り勉強はしたけど、まだ半分もとれない
- 何度か模試や過去問を解いたけど、6割くらいしかとれない
という方におすすめの記事になっています。
具体的な手順や注意点を丁寧に解説しているので、この通りに勉強すれば誰でも8割を狙えるようになります。
ぜひ参考にしてください!
目次
全体の手順
まずは手順の全体を把握しておきましょう。
- 映像授業を視聴する or 講義系参考書を通読する
- 問題集を一通り解く
- まとめ系動画を視聴する
- 過去問演習を繰り返す
基本的には、どの点数を狙う場合でもこの手順で大丈夫です。
1つずつ詳しく解説していきます。
映像授業を視聴する or 講義系参考書を通読する
まずは映像授業を視聴するか、講義系参考書を通読してください。
学校の授業についていけていて、既に共通テスト系の模試や過去問で50%~60%取れている人はここを飛ばして次に行って大丈夫です。
おすすめは映像授業。
映像授業ならば、最初から時間が決まっているので、一通り視聴するのに何時間かかるか始める前に予定が立てられます。
講義系参考書を使う場合は、1ページあたりに使う時間をある程度自分で制御しつつ進めないと、全体が終わるまでにどれくらい時間がかかるか予想できない欠点があります。
映像授業に関しては、
などがおすすめです。
どれも分かりやすいので、共通テストに必要な基本部分は理解できるはずです。
ただし、映像授業に関しては講師が苦手だとなかなか頭に入って来ないので、どの講師も自分に合わないと思ったら、講義系参考書でも大丈夫です。
例えば、次のようなものがおすすめです。
注意点
まずは一通り学習をし、続いて問題集で必要な部分を暗記することで一気に点数が伸びるので、それまでは我慢しましょう。
どれだけ映像授業を見ても、問題集を解かないと成績は伸びないので、「勉強しても伸びない」と、やる気を失わないことが1番大事です。
ちなみに板書などは最低限でOKです。
板書を取ることに集中するよりも、公式の導き方や意味、使い方を頭にいれることの方が大事です。
問題集を一通り解く
基本的なことを理解したら、次は問題を解いて理解したことを定着させていきます。
手順としては、
- 解く
- 解説を読む
- 解説を閉じてバツ直し
といった感じ。
どの問題集もまだ1周もしたことがない、というような状態なら、正解した問題でも解説は全て読むようにした方がいいでしょう。
間違えた問題に関しては、解説を閉じてバツ直しすることで確実に自分の頭に残りますので、そこは絶対にサボらないように。
問題集は何でもOKですが、共通テストレベルだけでいいなら、たとえば
「青チャート」のレベル1~4くらい(レベル5とか総合問題は必要ないです)
もちろん「フォーカスゴールド」シリーズ、「ニューグローバル」シリーズなどを使ってもOKです。
4STEPとか、オリジナルとか、サクシードとかも解説を学校でもらってるなら使ってもいいですね。
ただし、こちらは解説がないなら効率が悪いので、ぶ厚くてもチャートのような問題集を使った方が結果的に効率は良いでしょう。
教材によって違うかもしれませんが、1単元あたり50~100問くらいはあるかなと思います。
すでに50%とか60%とかの得点を取れる状態にある人は、苦手と思っている分野をいくつかピックアップしてから演習して次のパートでも得点は上がる可能性が高いでしょう。
まだ50%以上を安定して取れない場合は、頑張って全ての単元の問題を解いておいた方が無難です。
注意点
ここでもやはり伸び悩みを感じる人がいますが、正直、問題集も1周解き終わった程度では大して成績は伸びません。
以前だったら「解き方が分からなかった問題」が、問題集をこなすと「解き方を忘れた問題」にグレードアップしている程度です。
いずれにしてもまだ解けない事実はそのままということも多いので、まだ我慢して続きに進みましょう。
各問題の解き方を「暗記」出来れば点数はグッと上がりますので、繰り返し練習は必要です。
時間がないなら、1周から2周程度にとどめておいて、続きに進むのが良いでしょう。
まとめ系動画を視聴する
最近ではyoutube上でも単元ごとにまとめ系の動画が上がっています。
例えば、「共通テスト 単元名」でYouTube上で検索をしてみてください。
あなたの苦手単元をまとめて解説してくれている動画が見つかるはずです。
いくつか苦手な単元のまとめ動画を見ておくと、少し高い視点から過去問演習が出来るようになるのでおすすめです。
たとえば、ベクトルを例にしますが、次のような動画があります。
「単元名 共通テスト 対策」などで検索するといくつか出てくるはずですので、その結果から自分に合うものを見つけてみてください。
注意点
このまとめ系動画も、見ただけで点数は上がりません。
この後の過去問演習の復習の時間が短縮されたり、間違えた問題を記憶に残りやすくする効果があるだけと思っておいてください。
動画を見ただけで、勉強をしたつもり、賢くなったつもりになるのは絶対にやめましょう。
過去問演習を繰り返す
最後はセンター過去問、共通テスト過去問で練習です。
過去問演習するときの手順は次の通り。
- 時間を計ってマークシートにもマークしながら解く
- 制限時間を超えても解けそうな問題があれば、ペンの色を変えて解く
- 解説を全て読み込む
- 解説を閉じて解きなおす
共通テスト系は結構時間がシビアなので、時間を計りながら、しかもマークもしながら解くのは常識です。
制限時間がもう少し長ければと思ったのであれば、時間が足りなかった分はペンの色を変えて解いてみましょう。
どれくらいスピードアップすればいいのか見えやすくなります。
解説はどの過去問題集を購入しても割と丁寧なので、全て読み込むようにしましょう。
もちろん別解のようなものがある場合には、それも含めて頭に叩き込みます。
最後に解説を閉じて解き直して終わりです。
注意点
とりあえず古いものからやっていけばOKですが、8割を取るのであれば、10年分は完璧に解けるように3周ずつくらいしておくといいですね。
センターと共通テストだと少しめんどくささの種類が違う部分もあるので、10年分完璧にしようと思ったら、半分の5年分くらいは共通テストの形式にあうものがいいでしょう。
過去問と各予備校の模試の問題やパックと言われるものを使うのがおすすめです。
10年分を3周やっても8割に届かないのであれば、それは解きなおしが雑か、スピードを意識していない証拠です。
解きなおしを丁寧に行い、問題を解くときには早く丁寧に解くことを心がけてさらに5年分程追加で挑戦してみてください。
Q&A
勉強法は分かった上で、さらにいくつか小手先のテクニックのようなものもあれば知りたいという方もいらっしゃるはず。
最後に2つほど良く受ける質問に回答しておこうと思います。
質問は次の2つ。
「どの大問を選択すべきですか?」
「速く解くコツはありますか?」
どの大問を選択すべきですか?
大問の選択に関しては「好きにしてください」が正直な答えなんですけど、それでは突き放しすぎかなという感じなので、個人的には、、という感覚でいくつかお伝えしておきます。
まず数学IAに関しては、私だったら「場合の数・確率」と「整数」を選んで「図形」を捨てるかなと。
図形に関しては、補助線を見つけないと解けない問題がときどき出てきてそれが厄介なことが多いのと、自分の描いた図のせいで、思いもよらない勘違いが生じやすいからですね。
ただし「場合の数・確率」に関しては、計算ミスや場合分けミスをする人にとっては苦しいですし、整数に関しては、勉強不足だと手も足も出ない可能性は出てくるので、何度も過去問を解いて、得意なものにチャレンジするといいでしょう。
正直、頑張ってセンターや共通テストの過去問を20年分くらい満点を取れる状態にしておけば、選択問題も全て時間内に解くことができて、そのうち自信のあるものをマークすることも可能です。
数学2Bに関しては、ほとんどの方がベクトルと、数列を選んでいると思いますが、それでいいと思います。
現状、共通テスト以降の個別試験に関しては、その2つしか出ない(確率分布と統計は出題外になっていることが多い)ので、数列とベクトルを勉強しておくのが無難です。
確率分布と統計の方が簡単なことも多いのですが、参考書的にも学校の授業的にもあまり充実していないことも多いはずなので、独学が少ししにくいという側面もあります。
速く解くコツはありますか?
速く解くコツは正直ありません。
正攻法は「迷う時間をゼロにする」作戦ですね。
実際、計算が多少遅くても、全ての問題を迷うことなく解き進めることが出来れば十分時間内に解ききることが出来ます。
「時間があればもっと解けるのに」
という方は確実に頻繁に手が止まっているはずです。
まず迷うことなく、最後まで走り切れるようにしましょう。
速く解こうとすることももちろん大事ですが、それよりも解き方をパッと思い出せるくらいの「繰り返し練習」が必要です。
まとめ
今回は共通テストで8割を取るための勉強法について解説しました。
最終的に1番大事なのは過去問です。
何度も繰り返し練習するうちに8割くらいなら誰でも取れるようになります。
とりあえず10年分を完璧に、それでもダメならやり方を意識してさらに5年分、と挑戦してみてください。
それではまた、所長でした!
科目別の勉強法はこちらにまとまっています。