ども、所長です!
今回は
周りの友達はみんな塾とか予備校とか行ってるみたいだけど、大学受験って独学でも大丈夫なのかな?
とりあえず独学で頑張ってみようと思ってるからコツがあるなら知っておきたい!
のように思っているあなたに向けた記事です。
大学受験を独学で成功させるためのすべてをこの記事に盛り込みましたので、ぜひ参考にしてください!
すべて読んでもらって「大学受験勉強の独学とは何か」というものを理解すれば、あとは何も心配することなく勉強するだけです。
安心して勉強するためにも最後までお付き合いください。
目次
【大学受験】独学の割合は?一般受験は4割から5割と考えておこう!
まず最初に独学で勉強する人がどれくらいいるのかを知っておくことが大事でしょう。
あなたの周りの受験生がどれくらいの割合で独学なのかは、住んでいる地域や通っている高校によって状況が大きく変わってしまいますので、あまり参考にしないほうがいいでしょう。
こちらの記事にものすごく細かいことまでベネッセなどのデータを引用しつつ書きましたが、
>>大学受験を独学で乗り切る割合は?データで判断する独学率【保護者世代との比較も】
およそ4割くらいの受験生が大学受験は独学というデータがあります。
とはいえ、このデータはいい意味でも悪い意味でも全高3生を公平に扱っていますので、このページをご覧になっているあなたレベルの人が目指す大学であれば、
独学の割合は5割を超えている可能性はある
ということを知っておきましょう。
とはいえ、独学の割合もそれほど低くはないですよね?
実際に私も浪人しましたが独学で東大に受かることは可能でした。
ですので、半分くらいは独学で勉強している人もいるんだなという軽い気持ちで独学を始めることは悪いことではありません。
独学のメリット・デメリットは?
次に独学のメリットとデメリットについて、まとめておきましょう。
それがこちらになります。
メリット
- 安く受験を終えられる
- 問題解決能力を養える
- 調べる力を養える
- 時間と場所を拘束されない
- テキストを自由に選べる
デメリット
- 時間がかかる
- 勉強量・質・スピードの正しさに自信が持てない
- モチベーションの維持が難しい
- 志望校の相談相手に困る
- 分からない問題の解決が大変
メリットもデメリットも単純に比較できるものだけではありません。
こちらに1つ1つの項目の詳細を説明した記事がありますので、ぜひ1度読んでみてください。
その上でメリットが大きいと判断できそうであれば、独学に挑戦してみましょう。
デメリット解消のために塾or予備校に通う判断基準は?
デメリットが大きいな、と判断した場合は塾や予備校に通うことを検討しなければならないわけですが、判断基準も必要になってきますよね?
塾に通うと得られるものとしては、
- 問題・新単元の解説
- 勉強計画の相談
- 大学や受験の情報
- 勉強環境
- モチベーションや仲間
この5つを基本と思っておくといいでしょう。
これらがどれだけ重要になってくるかは、受験生1人1人によって大きく変わってきます。
ですので、以下の記事にまとめた判断の手順と判断基準をもとに独学できそうかどうか試してみることを私はおすすめしています。
>>大学受験は独学で?塾・予備校で?独学手順と通塾の判断基準を解説!
こちらをご覧になった上で、なんとなく独学でも頑張っていけそうだなと思った場合には、ここから独学に成功するためのコツをまとめていきますので、続きをご覧ください。
まずは何から始める?必要な学習量は?スケジュールは?
独学を始めるのはいいんだけど、まずは何から始めるべき?
というのはよく質問される内容です。
次の手順で勉強を進めるのがいいでしょう。
- 合格に必要な学習量を各科目調べる
- 各科目のスケジュール感を調べる
- 各科目各分野1つ目の教材を決めつつ、年間計画を立てる
- 勉強する&計画を修正する
必要な学習量を各科目各分野で調べる!何をやれば合格最低点に届くの?
まずは志望校合格のために必要な学習量を各科目、各分野で把握しておきましょう。
例えば「大阪大 工学部 英語 参考書」などのような形で
「(大学名) (学部名) (科目名) 参考書」のように調べてみるといいでしょう。
調べるときの注意点としては、次のようになります。
- 分野ごとに詳細をチェック
- 10記事以上はチェック
有名ではない大学や、学部を受験するときには、検索をかけてもうまくヒットしないこともあるでしょう。
そんなときの対処法なども含めて、より詳しい調べ方やその注意点はこちらにまとめてありますので、参考にしてみてください!
>>【大学受験独学】あなたに必要な学習量は?調べる手順を解説します
各科目のスケジュール感を調べる
学習量の目安がなんとなく分かったら、次はスケジュール感を調べていきましょう。
具体的には「いつくらいまでに何ができていればいいか」ということですね。
多くの人に当てはまるであろう勉強のスケジュール感は以下の記事にまとめました。
参考にしてください。
>>【独学向け】大学受験の勉強年間スケジュールを公開!勉強の進捗目安を学ぼう!
とはいえ、上の記事は多くの人に当てはまりやすい内容をまとめただけですので大学別に調整されたものではありません。
大学別には調べてもあんまり完璧なものがヒットしないかもしれませんが、一応調べてみましょう。
たとえば、「京都大学 英語 計画」などのように
「大学名 科目名 計画」
と調べてみるとよいでしょう。場合によっては「学部名」も入れたほうが適切な記事が出てくる可能性もありますので、参考にしてください。
各科目各分野1つ目の教材、参考書を決める!年間計画を立てる!
必要な学習量の相場とスケジュール感が大体分かったら、各分野1つ目の教材を決めましょう。
教材は自分にあったものを決めないといけません。
自分にあった教材を選ぶときには次の点に注意してください。
- 難易度
- 解説の詳しさ
- レイアウト
- 問題数
各ポイントを具体的に解説したものがこちらになります。ぜひ参考にしてください!
>>【大学受験】参考書の種類が多すぎて選べない。選ぶ基準は?【難易度・解説の厚み・レイアウト・問題数】で決めろ!
そして1つ目の教材を決めつつ年間計画も同時進行で作っていきましょう。
年間計画はスタートした時点での状況によって、大きく変わってきます。
先ほども貼ったこちらの記事では、高3の頭には確実に勉強を始めている状態を目安にして書いています。
>>【独学向け】大学受験の勉強年間スケジュールを公開!勉強の進捗目安を学ぼう!
しかし早い段階から受験勉強を始める受験生は一部であることは重々承知しています。
受験勉強は制限時間が決まっていますので、夏休み中には順調に進んでいる人に追いつけるように頑張るしかありません。
夏休み前と夏休み中にギュッと詰め込んだ勉強計画を自分なりに立てていくといいでしょう。
計画の立て方は?
勉強計画の立て方についても少し触れておきたいと思います。
勉強計画を立てる上での注意点は次のようになります。
- 独学で合格に必要な学習量と学力の把握する
- 受験日までの残り期間に振り分けて年間計画を作る
- 定期テスト、学校行事、模試も同時に年間計画に書きこむ
- 年間の計画から週間計画に落とし込む
- 失敗しない勉強計画にするために、毎週計画を修正する
- 失敗しない勉強計画のために、月に1度は年間計画を修正する
これら1つ1つについてかなり詳しく説明した記事がこちらです。
特に「計画は絶えず修正が必要」ということには絶対に気を付けてください。
基本的には計画は遅れるものなので、繰り返し修正しつつ勉強していきましょう。
受験勉強の勉強法を解説!
ここまでの流れを1通り理解して勉強する前の準備は終わったら、実際に勉強を始めていくしかありません。
勉強して計画を修正して、を繰り返すうちに受験はあっという間にやってきます。
少しでも効率的に勉強するために勉強法についてもここで触れておきましょう。
効率的な勉強法をまずは自分で調べる
勉強法に関してもまずは自分で調べてみるのがいいでしょう。
「東大 数学 勉強法」のような形で「大学名 科目名 勉強法」と調べてみましょう。
参考書がずらっと並んだ記事が出てくるかもしれませんが、中には「どんなことに気を付けて勉強したらいいか」解説してくれている記事が出てくるはずです。
そんな記事を5記事程度は探してみるといいかと思います。
ぽこラボ勉強ブログでも、受験勉強の勉強法を一通り解説したものがこちらにありますので、ぜひ参考にしてください!
数万文字とちょっと長いですが、参考にはなるはずです。
各科目の勉強法は?
ぽこラボ勉強ブログでも2021年2月現在、少しずつ各科目・各分野の勉強法を書き進めています。
ちょっとずつ更新していきますので、ぜひこのブログをお気に入り登録しておいていただければと思います。
おすすめの勉強場所、推奨する勉強時間は?
勉強場所はどこがいいですか?
勉強時間はどれくらい必要ですか?
これらもよく聞かれることなので、勉強法の一部として解説しておきます。
おすすめの勉強場所
勉強場所は正直どこでもいいのですが、いくつかの勉強場所を持っておくことをおすすめします。
状況によって使い分けできるようにするといいですね。
たとえば、
「普段は図書館で勉強しているけど、雨の日は学校から返らずにそのまま学校の図書室で勉強する」
「平日は家で勉強しているけど、休日は午前中はカフェに行って、お昼から夕方までは図書館に行って、夕方以降は家で勉強している」
のように様々な場所で勉強できるようになっておくといいですね。
こちらにおすすめの勉強場所と、そこで勉強するときの注意点をまとめていますのでご覧ください。
>>【大学受験】独学のための勉強場所おすすめ9選と効果的な学習のための注意点
推奨する勉強時間は?
勉強時間についてもよく質問されます。
何時間勉強すればいいかは正直、人によって変わってくるので細かいことは言えないですが、
スタートの段階としては、とりあえず1日10時間を目標にするといいと思います。
最初はかなり大変ですが、少しずつ慣れるはずです。
実は受験勉強をすべてキッチリこなそうと思ったら、数1000時間必要なのは受験的には常識です。
こちらの記事では具体的な計算も踏まえてそのあたりを詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
>>【大学受験】独学で合格するために必要な合計の勉強時間は?1日あたり10時間必要?
モチベーションを維持する秘訣は?
勉強を始めてみると、自分をコントロールするのがいかに難しいかというのが分かってくるはず。
「もっと勉強しなきゃいけないんだけど、どうも誘惑に負けてしまう」
こんなことは受験業界では「あるある」な話です。
モチベーションを維持する秘訣についても勉強しておくと、受験勉強を休まずに続けることができるようになるでしょう。
以下にコツをいくつかまとめておきます。
- 本当にやりたいことは何かを考え直す
- 習慣をつける
- キツいときは合格体験記を読んでみる
本当にやりたいことは何か?モチベーション維持のために考え直そう!
「そもそものモチベーションが低い」というのは受験勉強が続かない理由の1つです。
あなたが将来やりたいことは何ですか?
あなたが大事にしている価値観は何ですか?
将来やりたいことがない受験生の方が多いですから、あなたが特殊なわけではありません。
ですが、ダメ元でも1度早い段階で考えておくといいと思います。
おすすめの本はこちらです。
中田敦彦のyoutube大学でも紹介されていました。
本に書かれてある手順で自己分析して本当にやりたいことをしっかり考え直してみてください。
習慣をつけるとものすごく楽になる!
将来のことについて考えたのであれば、あとは勉強を習慣化していくことがすべてです。
辛いことと思っていても習慣化できれば、苦労はなくなるはずです。
アーティストもスポーツ選手も息をするように練習をします。他の人から見たら苦しく見えるような練習も習慣化できれば、毎日できるようになるということです。
習慣化に関しては、いくつか記事を書いていますので、こちらをぜひ参考にしてみてください!
>>毎日30分の勉強を習慣にするための全3ステップ【受験生・大学生・社会人におすすめ】
>>平日2時間勉強のための全4ステップ!今からできる【習慣化】の手順は?
>>平日6時間・休日10時間勉強するための5つのポイント【受験生・社会人必見】
キツいときは合格体験記を読んでみよう!
「独学キツい」「独学は辛い」
という風に思ってしまったときには合格体験記もおすすめです。
自分の志望校に合格した先輩が同じ苦しみを持ちつつも合格まで頑張ったという軌跡があなたのモチベーションを再燃させてくれることがあります。
「大学名 合格体験記」で検索をすれば、いくつも見られるはずです。予備校や塾のサイトのものだと営業の感じがちょっと強いので、少し注意が必要です。
Q&A
最後にいくつか予想される質問とその回答をまとめておきます。
模試は受ければいいの?大事なの?
模試は重要です。
特に独学の場合には、
- 現在の実力が分かる
- 各科目の弱点が分かる
- 勉強のペースメーカーになる
- 本番同様の演習が出来る
という4点で重要です。
そのため月1回程度は受験しておくことをお勧めしています。
より詳しくは以下の記事をご覧ください。
>>大学受験における模試の意味は?どれくらい受けるべき?復習法は?全て解説します!
解説を読んでも分からない問題が出てきたらどうするの?
独学で勉強をしていると、解説を読んでも分からない問題が出てくることもあるでしょう。
そんなときの対処法はこちらで詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください!
>>【大学受験】独学していて分からない問題が出てきたらどうするべき?【結論:一旦飛ばしましょう!】
まとめ
これで大学受験&独学に関するすべてを解説しました。
途中途中にかなり多めに記事を挟んでいきましたので、それは全部チェックすることをおすすめします。
すべての関連記事を合わせるとほとんど本1冊分くらいになるような内容です。
しっかり理解して独学で合格をつかみに行きましょう!
それではまた、所長でした!